追想

シンプルにこの時間まで遊び歩いていました。
職場の人とラーメン行ってカラオケ行って気付いたらこの時間だった。
走馬灯みたいな時間を過ごした。
SEXよりエロいことがこの世には満ちていて、それを一つずつ走馬灯みたいに思い出した。たとえばこの薄明るい空を、私は好きな人と二人で見たことがある。

ベランダにて。煙草と、パーティーのあとの食べ残されたピザ、淹れたてのコーヒーの香り。もうそれだけで充分だったじゃないか。

書ききることはできないが、それだけではない。もう、なんだか、きっと私は瞬間をこれ以上ないくらい楽しみ尽くしてしまっているのではないのだろうかと、思えてしまう。

どうか明日も幸せで。

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