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婚約記念日

What's up, every body?            
Muse Familyです。

2年前の10月5日、
hubbyのBirthday Vacationで訪れていた
私のAmerican parentsのお家で帰る直前に
プロポーズをしました。

意を決して、出し抜けに突然話し始める私。

「真面目な話があるんだけど
いつしたらいいかな?
ここでか、空港か、機内か」

「いつでも」

明らかにテンションが下がっているのは伝わってきましたが、こっちも大緊張。

Google Translatorで
「真面目な会話ってなんですか?」
と日本語で聞いてきました。

本当に気にしてる上に、
悪い方向に考えてるようでした。

「真面目な話あるって言われて
楽しい気分でなんていられるわけないでしょ」

と言うので、バルコニーに出ました。

「簡潔に済ますか
計画してた通りにするか...」

「計画してた通りにして」

「とても勇気がいるの....
ちょっとまってて。
you got this you got this!」
口に出して自分に言い聞かせました。

「計画したのが数週間前だから
少し状況は変わったけど...
今年のラブレターの追伸ね」

前の年の9月にラブレターで告白したので
その翌年も書きました。

去年も今年も書いてないなぁ。

「私が読む?自分で読む?」

「読んで」

最後の一文は書いていませんでした。

「最後の質問は書いてないの。
どうする?私が続けてもいい?
セリフは用意してるんだけど」

「用意してあるセリフは何?」

最後まで私に譲ってくれました。

「Thousand Yellow Daisiesは用意できないけど」
(これはVacation中に話題になってたGilmore Girlsのプロポーズシーンです)

ここでMの顔がぱああああああっと一気に輝きました。
私はこの顔を一生忘れることはないと思います。

「はい、手を貸して」

手をしっかり握って、彼の目を見ました。

「Would you make me Mrs. Muse, more importantly Gordy’s Mommy?」

ママってとこに
AwwwwwとなるM。

「Yes. I am happy to make you Dr. & Mrs. Muse and more importantly Gordy’s Mommy」

この答えを聞いて涙が出てしまった。
プロポーズされて泣く女性はいるの知ってるけど
自分がプロポーズして返事もらって
泣くとは...

「でも指輪がないよ。
みんな指輪は?ってなるよ」

「それね、言うと思った。
婚約指輪が必要って社会の風習なだけだよね?
ただのモノじゃない?
愛の証でもなんでもない。
私たちはユニークなんだから、
私たちのやり方でいいじゃない?
私はさっきの白いパーカーで結婚するでもいい。
結婚式なんてなくてもいい。
みんながやってるからやらないといけないことなんてない。
そうでしょ?」

「うん...でも...」

「指輪が必要ならこれを使えばいい。
はい、どうぞ」

「え...」

「これは誰かからもらったものじゃない。
自分で働いて、買ったもの。
私がプロポーズしたんだから、
私が買った指輪でいいじゃん」

長年している指輪を
普段したことのない抜きで
左の薬指にハメてくれました。

「ここでささやかな結婚式をあげさせてもらいたいね、来年の今頃」

「うん、でも結婚したい日、
役所に書類届けたい日はあるんだけどな」

「いつ?」

「5月。
5月18日、2020年。
私たちが出会って10周年」

「完璧だね」

「結婚式は後からでもいい」

「もう彼氏じゃないね。
私の最初で最後の彼氏にお別れしなきゃ」

「フィアンセだね。
フィアンセになったことないよ」

「そうだろうね...」

「Mr. & Mrs.になるんだね」

帰りのタクシーでは報告の電話の嵐。
空港のバーでスパークリングワインで乾杯。

結婚した日をBest Day Everと言うけれど、
私にとっては婚約した日がBest Day Everです。

そして去年の10月5日に私は中央区役所に婚姻届を提出しました。

これから、1ヶ月前に行ったミニ東京ウェディング/ウェディングフォトなどについても綴っていきたいと思います。

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