見出し画像

インタビューやってみての学びたち

今日の記事は、株式会社レッドジャーニーのアドベントカレンダー22日目として書いています。


今年はありがたいことに、ユーザーリサーチなどのインタビューをする機会を多く持つことができました。
そこで得られた学びを今一度整理したので、学びのまとめ記事として残しておきます。

「うーん、なんか微妙」への対応

「うーん、なんか微妙」のような、心理的印象について原因を深く掘り下げたい時があります。

この場合、原因やニュアンスについては話し手自身も深く理解できていない、言語化できていない事が多く、単に「なぜそう感じましたか?」と聞いても上手く答えられないことが多いです。

こういうときは「なぜそう感じるのか、一緒に考えるのをお手伝いしてくれませんか?」のように問いかけ、一緒に言語化する、という構図に持ち込むようにして、そこから掘り下げの問いかけをしていけると良さそうです。

1点注意として、
もちろんある程度こちらの仮説を提示しながら掘り下げて行くことになるので、不用意にインタビューイの思いや考えを矯正しないように心がける必要があります。

インタビューは二人で

インタビューは話し手とメモ係の二人でやるといいです。

以下のたくさんのメリットがあります。

  • もう一人にメモをしてもらえるので、話者は会話に集中できる。

  • メモで整理しながら聞き漏らした箇所を質問・確認できる。

  • 一歩引いた俯瞰した視点を持ってもらうことでメタ認知を強化する事ができ、補足的な良い質問をする事ができる。

スクリプトは1階層に

インタビュースクリプトは階層を深くしないように心がけましょう。
カテゴリを分類したり、回答によって条件分けするなど、スクリプトを凝ることもできますが、基本的には複雑度を上げるよりは、階層をシンプルに保つ方が結果分析の際にも見やすくなります。

スクリーニングのアンケート結果

スクリーニングのタイミングで、アンケートなどが書き込まれている量は意外と気になってしまうな、と感じました。
書き込まれている量がたくさんだと、やはり質問にきちんと向き合ってしっかり回答してくれていると感じ、インタビューにも前向きに取り組んで貰えそうだと感じます。

すぐふりかえり

複数人でやっている場合、5分でもひとことでもいいので、すぐにふりかえりをした方が良いです。(あるいは予め時間をセットしておきましょう。)
総じてどんなインタビューだったかざっくりまとめたり、インタビューの進め方にフィードバックをもらったり、これらを覚えている内にすぐ実施してしまいましょう。
改めて後日…にすると、忘れてしまったり、変に認知が歪んでしまうこともあるので、とにかく鮮度の良いうちに結果をまとめましょう。

場数を踏んでなれる

場数を踏みましょう。

「話し口調に気をつける」など、場数を踏むことで緩和されていくことには脳のリソースを割きたくないですよね。
インタビューの中身・深掘りにフォーカスしたいので、場数を踏んでインタビューに自然とフォーカスできるようにしましょう。
まずは近くの人とインタビューの練習をするのも良いですね。


まとめは以上です。

インタビュースキルの向上は、実践して、ふりかえって、フィードバックをもらって、学びを整理することで実現できると思いますので、このサイクルを意識して、これからも取り組んでいきたいと思います!

明日の投稿もお楽しみに!(明日も私が書きます〜!)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?