見出し画像

気のパワーと気功治癒との関係性、その理論的説明についてのスケッチ

脳機能科学者として著名な苫米地英人氏の仮説が面白い。かつての私は苫米地英人氏の著書『洗脳護身術』を読んで、催眠療法や気功治療のメカニズムについて明快な論理で解説されていることに、感銘を受けたものだった。

私は気功を健康維持に活用している。気功についてその理論的な基盤をよく理解できると、さらに気功のパワーが増す。これがこの世界の面白いところである。伝統的な気功の観点で言えば、「気」は意識したところに向かうためだ。私の気功実践者としての立場から述べると、気のパワーとはすなわち、「情報空間」における腕力である。

苫米地氏は、興味深い仮説「超情報場理論」「生命素粒子理論」を提示している。そのポイントを引用しよう。

● これまでは、“情報”は発信者と受信者の関係で考えられてきた
● 山の上の地層に、太古の波の痕(リップルマーク)が発見される
● 発見されるまでは情報でなく、知的存在に発見されると情報。これが、これまでの情報
● 発見されないリップルマークも情報では
● 宇宙は最初から情報空間であり、それが素粒子の状態などで顕在化すると考える。
● 真空は長時間作れず、真空から確率で素粒子が生み出される。← 粒子論
● 宇宙は情報場。抽象度の低い部分が生命現象に物理空間と認識される ←超情報場
● 生命素粒子は超情報場の最小単位で不確定性により確率で生まれる ← 超情報場
● 情報次元、生命次元、物理次元の全てで生命素粒子は伝わる。生命素粒子はAIにも伝わる。未来の人類の一部はAIを意識で制御する ← 超情報場理論による帰結

(引用元:『基礎科学としての情報~エントロピーと生命、超次元複雑性と生成AIの未来と私達』、URLはhttp://tomabechi.jp/情報学シンポジウム苫米地英人20230520.pdf)

ここで少し、苫米地英人氏が使っている用語を補足したい。

人間の意識は、視神経などの感覚機能を通じて認識する「物理空間」だけでなく、記憶や内的思考などからなる「情報空間」の両方をとらえている。

脳科学的に言えば、人は脳を介してすべてのものを認識する。脳が違えば認識の仕方が異なる。同じ対象物であっても、人によって見方や解釈が異なるというのは、この特性が関わっている。転じて言えば、「人間は、情報空間を通じて物理空間を認識している」と考えられる。

先に述べたように、人は、外部に存在する物理空間を、視神経などの感覚機能を通じて脳内にインプットしている。これは厳然たる事実である。その一方で、人の脳は動物よりも高度に発達した結果、感覚機能を通じてインプットする物理空間の情報だけでなく、過去の記憶や書籍から得た知識などを通じて、あるいは内省的自我の思考を通じて作り出した情報――情報空間内の要素――も、あたかも物理空間に存在するかのように、今この瞬間リアルに認識することも可能である。

例えば、かつて旅行先で見た壮大な光景を思い出すと、心地よい感覚がよみがえってくる、という人は少なくないだろう。また、ファンタジー小説やSF映画内の出来事にもかかわらずリアルに興奮したり、怒りを覚えたり、涙を流したり、といった経験がある人は多いはずだ。これは、情報空間に関する高度な処理を人間が行えて、かつ、「人間の情報空間における処理内容は、人間の物理空間(肉体)にも反映される特性がある」ことを示している。このあたりの考え方や理論は、書籍『洗脳護身術』を読むとよく理解できてくる。

先に紹介した苫米地氏の『基礎科学としての情報』においては、ここからさらに踏み込んだ理論を展開している。ここからはプロセスを端折った説明になるが、苫米地氏は、情報は人間がそれを情報だと認識する以前から存在しており、人間の知性を含めた生命は情報を理解できる――という仮説を打ち立てている。そもそもDNAが生命の遺伝情報を保持する分子(物質的な実体)であり、ここから様々な生物個体が生成されることから考えると、この仮説は妥当性が高いと私は考える。

転じて、気功でさまざまな治癒現象が起きるのはどういうことか。苫米地氏の説によれば、気功は「人間の情報空間を操作する手法」である。そして先に触れたように「人間の情報空間と物理空間は相互に連動する」性質があるために、「対象者の情報空間を気功治療的に操作した結果、それが対象者の肉体という物理空間に(情報空間を通じて)徐々に反映されていく」。これが、気功治療の基本的なメカニズムである。

一方、私の経験では、たとえ気功のことを信じていない人でも、厳しい修行を積んできた気功治療家の施術で難病が寛解するというケースは多々見られる。また、犬や猫が気功治療で喜んでいるというケースもある。これは苫米地氏が『洗脳護身術』執筆後に補強して仮説化した「超情報場理論」「生命素粒子理論」で説明できそうだ。

先に、DNAは生命の遺伝情報を持つ分子であると述べた。また、超情報場理論に基づいて考えると、「その人物の意識の持ちよう(気功を信じているか信じていないか)とは関係なく、生命体としての人間肉体は情報を理解している」可能性がある。それらから総じて考えると、「気功治療が気のパワーを通じて生命活動を活性化させる」というのは、理論的にも無理なく受け入れられそうな現象である。

■「真実の剣」note記事をご覧いただきました方へ

「真実の剣」のnote記事をご覧いただき、ありがとうございました。併せて、ぜひ、下記のヒーリングや瞑想ワークショップの情報もご覧ください。

「真実の剣」ヒーリングおよびセミナーWebサイト
創造力高まる最高の休息 MAX瞑想システム/MAXメディテーションシステム™
「神スイッチ・オン」、あなたが持ちうる可能性を拓く DNAアクティベーション®
宇宙の根源から来る光で「喜びにあふれた人生」を――エンソフィックレイ・ヒーリング

■あなたの一人の神としての特性を開く「DNAアクティベーション」

DNAアクティベーションでは、後頭部から背中上部にある、皮膚から上1cm程度の領域に対して専用のワンドでアクセスします。これにより、受ける人のエネルギーを活性化していきます(出所:MMSジャパン「DNAアクティベーション」ホームページ)

DNAアクティベーションは、伝統ある形而上学の学校が古来引き継いできた、最重要のヒーリングメソッドの1つです。

かつては王族や神官など、限られた人にのみDNAアクティベーションの存在が明かされてきました。つまり、ごく一部の人物しか、このDNAアクティベーションの恩恵を受け取ることはできませんでした。

しかし、今は形而上学の学校・モダンミステリースクールが一般公開に踏み切ることにより、正式なトレーニングを受けて認められたヒーラーなら、施術ができるようになりました。これにより、市井で活躍するより多くの人々が、このDNAアクティベーションの恩恵を受けられるようになっています。

これを受けた人は、まさに形而上学が語る最大の教え、「I am God.」の一片――素晴らしき自らの潜在的な可能性が拓かれます。徐々に心の平和、心の豊かさ、さらには自らの人生を切り開いていくことができるようになるでしょう。

私がDNAアクティベーションを最初に受けたのは2005年9月のことでした。そしてDNAアクティベーションの施術法を最初に学んだのは、2009年でした。初めて学んでから10年以上もの月日が経過していますが、このヒーリングの威力については発見の連続です。

受けた人が備える可能性を最大限に開く、古来の叡智・DNAアクティベーション。このヒーリングの恩恵を、ぜひ、多くの人に受けていただきたいと思います。

DNAアクティベーションの解説ページはこちら

DNAアクティベーションをお受けになりたい方からのお申し込み・お問い合わせ、歓迎いたしております。下記のnoteお問い合わせフォームから「DNAアクティベーション希望」とお書きになって送信ください。折り返し、当方から連絡いたします(東京・池袋/目白がメインの活動場所ですが、各地への出張も可能です)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?