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戻り一巡、物色の方向が出てくるか見極めへ

先週のマーケット振り返り

日経平均採用寄与度の高い銘柄では、【9983】ファーストリテイリング、【6954】ファナックが上昇一服と感じがしますから、黒田日銀総裁が任期満了となる4月8日前後まで物色の方向が出てくるか見極める段階となりそうです。

今週の注目テーマと関連株

注目される材料ですが、11日付の日本経済新聞朝刊が「東京電力福島第1原子力発電所の事故処理費用が膨張を続けている。会計検査院によると2021年度までに約12兆円が賠償や除染、廃炉作業などに措置された。賠償や除染などの費用は22年度までに年1兆円規模となった。東日本大震災から11日で12年を迎えるが、廃炉や除染の道筋はなお見通せない。」と報じたことです。

東電以外の電力株に矛先が向かうか?

原発後処理に終わりが見えないにもかかわらず、【9501】東京電力ホールディングスが物色難から短期資金が流入する場面が幾度となくあったわけですが、全体手詰まりムードから【9502】中部電力、【9503】関西電力、【9504】中国電力、【9505】北陸電力、【9506】東北電力、【9507】四国電力、【9508】九州電力、【9509】北海道電力、【9511】沖縄電力等、電力株に物色の矛先が向かうかマークだけはしておきたい。

そのほか原発関連では、【1968】太平電業が9日高値4280円、【6333】帝国電機製作所が8日高値2869円と買われていいましたが、【1976】明星工業等も含め関連銘柄については、岸田内閣が続く限り注目といえます。

その他、引き続き注目したいテーマ株

また、引き続き【6503】三菱電機や【7224】新明和工業については、防衛関連として市場の関心を集める場面があると見ています。

【7261】マツダ、【5851】リョービ、【7266】今仙電機製作所といった広島サミット関連についても同様に考えておきたい。


※当コラムで掲載されている各銘柄についての見解は執筆者自身が取り組む際の考えであり、売買指示等の投資助言ではありません。あくまで投資はご自身の判断と責任に基づいて行っていただくようお願いいたします。

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