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日経平均株価は下値圏、猛暑関連などを個別物色へ

先週のマーケット振り返り

米国において個人消費の伸びが鈍化、住宅着工件数が減少。世界景気の減速懸念の高まりを背景に自動車株や半導体関連を中心に幅広く売られ、日経平均株価は3営業日続落で2万6000円割れで往って来いの展開となりました。

1日(金)の米国株式市場では弱い経済指標が相次いだことを受け、長期金利が低下したことから反発しました。

日経平均株価は目先2万6000円割れの下値圏に届いていますから、自律反発が期待されます。

日経平均採用銘柄では相場を先導、或いはけん引するような銘柄はないものの、【1332】日本水産、【1801】大成建設、【1808】長谷工コーポ、【3086】J.フロントリテイリング、【3402東レ、【8233】高島屋、【9001東武鉄道、【9531】東京瓦斯が年初来の高値を更新していますので、物色意欲はあると感じられます。

要マークの低位株は【3402】東レと【9501】東京電力

日経平均採用の低位株では、引き続き【3402】東レに注目していくほか、【9501】東京電力ホールディングスも要マークと考えます。

「食糧危機」「猛暑」などのキーワードから「水不足」「海水の淡水化」が連想されまるほか、「防衛関連」の切り口からは素材として炭素繊維が欠かせないこと等から、東レの注目度は高いと考えます。

また、東京電力ホールディングスですが、電力の逼迫による原発再稼働への期待感から買われていますが、政治色が色濃い銘柄ですから10日(日)の参院選あたりが目先の山場になることも想定したい。

東レ・東電の延長線上にある関連株

その延長線上にある銘柄として、水処理・原発再稼働に絡んだところでは、【6333】帝国電機製作所。自社株買いが続き、ミニゴールデンクロスを示現しており、ここから上値を試すかすか注目したい。

個別では、晴雨兼用日傘と遮光&UV遮蔽のリボンハットで注目の【8115】ムーンバット。継続前提に重要事象がついていますが、京都銀行が保有していますので人気化の素地あり。

そのほか、「明治や森永乳業、アサヒグループホールディングス(HD)が米国市場に粉ミルクの供給を検討していることがわかった。」と報じられていましたので、【2269】明治ホールディングス【2264】森永乳業あたりに買いが入るか見ていきます。


※当コラムでは銘柄の見解を伝えていますが、売買指示等の投資助言ではありません。あくまで投資はご自身の判断と責任に基づいて行っていただくようお願いいたします。

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