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300曲のシングル曲で60年代のUKロックを時代順に総括するプレイリストを作った!

どうも。

またプレイリストを作ったんですけど、すごい壮大なものができてしまったので、ちょっと紹介させてください。

それは

300曲のシングル曲を(極力)リリース順に並べて、UKロックの60年代を総括する!

 すごいでしょ、300曲って!正直、かなり疲れました(笑)。

 なぜこれを作りたくなったか。数日前の投稿で「ヴェルヴェット・アンダーグラウンドとビートルズのドキュメンタリーが出る」って書いたでしょ?あれで僕の中で気分が猛烈に60sになりまして(笑)。それで60sにちなんだものを作りたくなって。

 で、なぜUKロックにしたのかというとですね、最初のコンセプトとして「ビートルズとかローリング・ストーンズ、ザ・フーみたいな大物のシングルをリリース順に網羅したプレイリストを作りたい」と思ったんですね。僕から見て「60sのイギリスの大物たち」のシングルを、出た順に網羅したりすると、時代との関連性がわかりやすいかなあと思ってですね。あと、どうしても60sのバンドって今の人だと「アルバム」での理解をしがちなんですけど、あの当時って、「シングルのみのリリース」で終わってる曲ってすごく多くて、アルバム理解するだけでは不十分だとも思ったんですね。その手助けになればいいなと思ったんですね。

 で、サウンドの傾向の問題があるので、当初「1962〜64年」「65〜66年」「67〜69年」の3つにわけて作ってたんですね。そうしたら、そのうちのひとつの「67〜69年」が95曲になってしまったんですね(笑)。

 で、その時点で「65〜66年」も90曲あって。そこで思いついたのが、

だったら、全部100曲ずつにしてしまおう!

ということで、すべて100曲の300曲になりました。

 ただ、「62〜64年」、つまりビートルズのデビューから1964年いっぱいで考えると、このパートだけ曲が足りないということになりかねなかった。なので、ちょっとずるいんですけど、「1950年代のUKロックのはじまりから64年」に変えました。

 そうしたら、この一番最初のが締まったんですよ!われながら、すごくかっこいい&歴史的に意義のある曲がたくさん入れられたんですね。

 つまりは、こんな感じになりました!

こういう感じで300曲です。

なお、「シングルの基準」ですが、すべて「イギリス国内でシングルになった曲」に限定しています。

 そうしないとですね、たとえばアメリカだと独自でシングル乱発状態になったアーティスト、結構いるんですよ。さすがにそこまではまとめられないというか。

 ただ、そうすることによって、どの曲がアメリカ独自にヒットした曲なのかもわかるようになって。その意味でもこれ、実は意義があったんです。

 なので、こういう曲はこのリストからは外れてます。

結構意外でしょ?僕でさえ、アメリカ独自ヒットって知らなかったものが多くて。アメリカの方がバラードとか、アイドル人気を狙ったウケ狙いの曲みたいのが多くシングルに選ばれる傾向があったのかもしれません。

 では、今度は選んだ曲の傾向を語りたいと思います。

パート1はビートルズ以前から入ってます。クリフ・リチャードとシャドウズ、ジョニー・キッド&ザ・パイレーツ、あと鬼才プロデューサー、ジョー・ミークのプロデュースものですね。イギリスの場合、ビートルズ以前にすでにエレキギターの使い方がうまくてですね、さらにサウンド・プロデュースの概念がしっかりしてるんですね。ビートルズ以降に巨大バンド定刻になった理由はわかるというかですね。

あと、ここだとマージービートが強いですね。ビートルズは全曲入ってますけど、ビートルズが他のアーティストに提供した曲もたくさん入ってます。

あと、僕はスウィンギング・ロンドン時代のおしゃれな女の子シンガーが大好きなので、多めに入れてます。ホワイト・ストライプスで有名になったダスティ・スプリングフィールドのコレとかですね。


パート2の65、66年はアーティストの実力がはっきり差別化される時代なので、ビートルズ、ストーンズに加え、キンクス、ザ・フー、ヤードバーズ、ホリーズ、アニマルズは基本全部入れてます。スモール・フェイシズ、マンフレッド・マンあたりもほとんど入ってます。


パート3はもう思い切りサイケの時代ですね。ここでシングルヒットを連発してたドノヴァン、ザ・ムーヴあたりもほとんど入ってます。

あと、ジミ・ヘンドリックスはUKアーティストとしてエントリーです。拠点がイギリスでミッチ・ミッチェルやノエル・レディングはイギリス人なので。この適用の仕方はスコット・ウォーカー、ウォーカー・ブラザーズも同様です。

 あと、ここではハードロック・バンドやブルースロック・バンド、プログレのバンドもシングル・ヒット、結構多いんだよ、という例を示すとこになってます。クリーム、ピンク・フロイド、トラフィック、ジェスロ・タル、プロコル・ハルム、ムーディ・ブルースなどなど。

 あと、70年代の印象の強いグラムロックですが、ティラノザウルス・レックスもデヴィッド・ボウイもヒット曲は60年代のうちにすでにあるので、それを知らせるべく選んでます。

・・と、こんな感じですね。

おもしろいもので、300曲も選んだのに、選び足りない気がするんですよね(笑)。かなり網羅できてる自信はあるんですけど、泣く泣く涙をのんだものもあります。選んでも選んでも、欲は尽きないということでしょうか。

 あと、今はサブスク本当にすごいですね。「選びたいけど、ない」と言うケース、全くありませんでした。僕、CDの時代に、ここで選んだアーティストのベスト盤もコンピも、チャート資料もたくさん持ってるから選べたとこあるんですけど、それでもリーチできてなかったとこ、少なくなかったですからね。それがこうやって不足なく選べる状況は素敵だと思います。

 ここにある300曲が頭に入ったら、60sのUKロックに関しての基本はだいたい鍛えられると思います。でも、それ以上に聞いてて良い曲ばかりなので純粋に楽しいです。合計で14時間分ありますが、僕自身、作業しながらヘッドフォンで通しで聴いてますけど、聞き応えあります。よかったらぜひ!





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