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連載「Girls In The Band〜ガールズ・ロック、バンドの歴史(洋邦対応)」④21世紀のガールズ・ロック、ガールズ・バンド

どうも。

では、連載行きましょう。


Girls In The Band、ガールズ・ロック、ガールズ・バンドの歴史。今回がラストの4回目。21世紀に入ってから現在までを語っていきます。

①ガールズ・ロックが直面した「低年齢化」

一般に「ミレニアル」と言われ方をするカルチャーは「90年代から地続き」だと思われますが、それは表面が似ているだけで、持ってる意味合いは全然違います。まずはそのことから話していきましょう。

2002年、当時17歳だったアヴリル・ラヴィーンが世界的にブームを巻き起こします。

これ、サウンドそのものは90sからのオルタナティヴ・ロックのサウンドに近く聞こえるんですけど、90sにどっぷり20代だった僕から言わせると全く違いますね。

それはそもそもマーケッティングで狙ってるそうが根本的に違ったんですよね。オルタナのイメージとしてそれまでターゲットになってたそうって、10代後半から20代以上だったんですけど、アヴリルの場合は「10代後半からその下の世代」という感じでした。そして、それは女の子のロックに限ったことではない話でした。

どういうことか。つまりはこうです。90sという時代は、80sとは全く異なるタイプのロックがアンダーグラウンドから上がってきて、それが発達していった歴史でした。だけど90sの後半にはもう一通り完成された音楽になってしまった。そうしたらもう残された道は、よりわかりやすく消費されるしか無くなるわけじゃないですか。

 あと、こういう話もあります。アメリカでは90s後半、テレコミュニケーション法という悪法によってラジオ局の買収が進んだんですね。これは特定の大資本が地方のラジオ局も全部買い取ってチェーンにして同じ内容の放送、選曲を広めたんですけど、そこではやるロックのパターンをガチガチに固めたんですね。そこで暗躍したのがクリア・チャンネルっていうTexas起源の企業だったんですけど、ロック局で流行るロックをやたらマッチョなハードなヤツにして、女性のロックをラジオから締め出しちゃったんですよ。

そこで行き場の無くなった女性のロックは、もう少しアダルトめの局(っこで白羽の矢が立ったのがノラ・ジョーンズとか)に行くか、ポップに行くかだったんですけど、アヴリルの存在というのは「アイドルの別種」として
面白がられた
んですよ。ブリトニー・スピアーズに興味を持たないタイプの女の子が憧れるような存在として。

その結果として

ディズニーのアイドルにアヴリル・フォロワーが生まれてしまうことにもなりました。ヒラリー・ダフの場合はソングライターまでアヴリルと同じでね。

ヒラリーがロックを歌った系譜が、5年後くらいにマイリー・サイラスやデミ・ロバートに受け継がれていくことにもなります。

この時代に

90年代にインディの女性ロッカーの一大アイコンとなっていたリズ・フェアーがアヴリルのプロデューサー、メイトリックスと組んでポップな作品を作って、彼女のキャリア史上最大のヒットとなりましたが、喧々諤々となったものでした。

②日本でも女性のオルタナティヴ・ロックの低年齢化の波

一方、日本だと

相変わらず椎名林檎が強くて、JUDY AND MARY解散後のYUKIもソロで人気を博してましたね。林檎の場合はバンド、東京事変もありますね。

彼女たちは、年が上の層にも人気ありつつ、下の層にも幅広く人気あったのが特筆すべきところではありましたが、そういうアーティストが次第に少なくなっていったのが2000s前半の印象でしたね。

これがAikoやGO!GO!7188だともう少し年齢下への訴求力の方が強くなった印象でしたね。

そのタイミングで

https://www.youtube.com/watch?v=zh6hW3P3AxM


さっきのリズ・フェアじゃないですけど、本来90s世代のはずのTommyは先読みよくアヴリルっぽいことをやってましたけど

もう少し経って出てきたYUIあたりになると完全に和製アヴリルの域でしたね。

それ以外にもロックを標榜としたタイプの女の子で人気出た人もいるにはいましたけど、今、あまり語られる機会はないように思われます。

日本のロックの場合、90sの後半が男の場合でもミッシェル・ガン・エレファントやフィッシュマンズ、サニーデイ・サービス、あとくるりやナンバーガールあたりの98年の世代が名盤選で上がって2000s超えると「邦ロック」と呼ばれて差別化されるところがありますけど、日本のガールズ・ロックもちょっと似た過程を踏んでしまったのかなと、個人的には思ってます。


③ガールズ・ロックで苦戦した00sインディ・ロック

00sに入り、ストロークスやホワイト・ストライプスの台頭でロックンロール・リバイバル、さらにポスト・パンク・リバイバルが起き、主にイギリス始めヨーロッパでビッグになり、放送局をニュー・メタルやポップパンク/エモといったラウドでマッチョなロックに牛耳られたアメリカでもクールな存在としてもてはやされました。

 様々なバンドが台頭し、ロック・フェスティバルのヘッドライナーなどになっていきましたが、その中で女性の活躍というのは限られたものでした。シーンの只中にいた中ではホワイト・ストライプスのドラマー、メグ・ホワイト、ヤーヤーヤーズのヴォーカルのカレンOくらいのものでした。

 この時代のインディのバンドといえば、イメージとしてはマッチョなロックバンドよりはリベラルで左寄りの印象がありましたが、シーンが女性に対してオープンだったかといえば決してそうではなかったのが現実です。このころにはアメリカではピッチフォーク・メディアみたいな音楽マニアが集うサイトが人気でしたが、インディ・ロック・リスナーの女性のバンドに辛辣だった傾向はこのころから言及されていて、さらにはバンド界隈の中でもロックを希望していた女性が輪に入れてもらえなかったと言う話も後日談で聞かれる話です。

そんな中

シーンにおける商業規模はそれほど大きなものでこそなかったですが、90sのライオット・ガールズの継承者であるスリーター・キニーを始め、ティーガン&サラ、ゴシップなどが、レズビアンをはじめとしたLGBT界隈で強い支持を得ました。

さらに非英語圏のブラジルはサンパウロからガールズ・バンド、Cansei De Ser Sexy(CSS)が突然変異的に登場し、注目を浴びました。


④マッチョなロックから女性シンガー台頭

インディ・ロックでの女性の活躍がもう一つ地味な感じになっていたところ、逆に従来、マッチョでハードな音楽性のイメージの強かったメタル界隈が変わり始めます。

そのきっかけになったのが、2003年にエヴァネッセンスの「Bring Me To Life」が全世界的にナンバーワン・ヒットになったことでしたね。

メタルと言っても、オルタナティヴ・ロックの影響が入って以降のニュー・メタルですけど、エイミー・リー率いるエヴァネッセンスがわかりやすく世にアピールしたことにより、これまで存在はしていたものの隠れた感じに見えてしまっていた女性フロントのメタル・バンドが台頭し始めます。


フィンランドのナイトウィッシュ、スウェーデンのアーク・エネミー、オランダのウィズイン・テンプテーションと、あとイタリアのラクーナ・コイルとかもですね、イギリスでないヨーロッパの国々から出てきているところも面白いところです。少しあとになりますが、アメリカからもリジー・ヘイル率いるヘイルストームなども出てきますね。

 こうした状況の変化がメタル界であった一方、この当時、ちょうどブームの真っただ中だったポップ・パンク、エモでも変化がありました。

パラモアですよね。ただ人気があるだけでなく、マイ・ケミカル・ロマンス、フォール・アウト・ボーイ、パニック・アット・ザ・ディスコと人気を分け合うシーンの顔的存在にもなってました。

ちょうど熟れ始めた頃、20歳になるかならないかだったヘイリー・ウィリアムズはキュートなルックスからアヴリル・ラヴィーンと比較されたりアイドル的に見られることも少なくなかったんですけど、その後に音楽的に成長を重ね、エモの域を超える存在になっていきます。

⑤2000s後半以降に、日本が突如ガールズ・バンド大国に

 世界も日本もガールズ・ロックの消費が低年齢化した。①ではそのように書きました。ただ、このまま若年層に向けたまま消費されていくことになるのかといえば、そんなことはありませんでした。

 ゲームチェンジャートなったのは、このバンドでした。

チャットモンチーですね。彼女たちが2006年くらいから人気に火がついて最速で武道館をやったとか、そういうのが話題になって、アルバムも1位は無いんですけど、そこに迫る人気を一定期間続けたり。

 ちょっと不思議な現象ではあったんですけどね。男性目線に媚びてることも、小中学校の女の子にウケるような子供っぽさがあるわけじゃなし。すごく地味に思えたものです。

ただ、そうした自分達に素直で、難しいことを言ったりせずに真面目に自分達たちのやれる音楽を普段着のまま追求する感じ。そういうところがウケたのかなとは思います。

そして、それこそがロールモデルになりやすかったんでしょう。

2010年代の前半までにnegoto、SHISHAMO、tricot、赤い公園、こうしたガールズ・バンドがヒット・チャートの上位に入るくらいはやっていくこととなりました。

女性フロントのバンドでも、相対性理論やきのこ帝国も台頭して。

2010年代なんて、まず世界的にロックそのものがもうシングル・ヒット出すような状況にもなかったから、日本でこんなにガールズ・バンドがウケるなんてことは世界規模で見ても極めて異例だったんですよね。

 この当時、もう僕は日本を離れてましたけど、これは本当に不思議な現象だと思っていまして。本当に特殊な事情が日本で動いていたんだなと思います。

背後のカルチャー的にいえば

映画「リンダ リンダ リンダ」とかアニメの「けいおん!!」とか、女の子をカジュアルにバンドに向かわせる外側からのインフラは確かにあるにはあったわけなんですけどね。「リンダ リンダ リンダ」が2005年で、チャットモンチーが2006〜10年代初頭くらいにウケて、「けいおん!!」が2009年くらいから始まって、チャットモンチーのフォロワーが売れ出したのが2010年代入ってくらいからなので、連鎖反応はすごく考えられることだとは思います。

⑥オルタナティヴな女性の個人が注目され始めた00s後半〜00s前半の欧米

 日本でガールズ・バンド・ブームとなった00s〜10s前半、欧米でそのようなバンドブームというのはありません。そうしたもので人気というと、パラモアが目立つくらいで、ブームと言えるほどのものはありませんでした。

 ただ、ソロで強烈なキャラクターで注目を集める、ちょっと変わったオルタナティヴな女性キャラクターは出てき始める時期ではありました。

 そのきっかけとなったのは

2005年にリリー・アレンが出てきた時ですね。ロックというとまた微妙なところではありますが、かといってアメリカのセレブがやってたようなダンス・ポップでは、もっとない。レゲエやトロピカル・ミュージックの要素を備えた、この人、独自のもので、そこに毒舌を撒き散らすという、この当時だと唯一無二なものでしたね。

 リリーの後に、これもロックというよりソウルやジャズですけど、エイミー・ワインハウスがジャンキーなレトロ・ディーヴァとして、リリー以上の現象を世界で巻き起こして。

その後に

2008年から09年にかけてフローレンス&ザ・マシーンが登場します。イギリスの田園風景が似合う神秘的なサウンドに乗せ、フローレンス・ウェルチがスティーヴィー・ニックスを彷彿とさせるロングのケープ・ドレスをなびかせステージで華麗に舞う。ソロのプロジェクトという形ではありましたが、彼女は待望久しい、ロック・フェスティバルでのヘッドライナーになりました。

https://www.youtube.com/watch?v=Bag1gUxuU0g


そうしたイギリスからのオルタナティヴな女性の新星たちへのアメリカからの回答こそラナ・デル・レイでした。古のアメリカへの憧憬と退廃を、ロマンティシズムと時に悪辣な毒をもって、エレガントなバロック・サウンドと流麗な言葉で歌い紡ぐ。ミステリー・サスペンスのファム・ファタールを地で行く彼女は、華やかなセレブたちで沸くアメリカ最大の裏のカリスマとなり、以降、10年、大きな影響力を持つに至ります。

こうした才能の連鎖反応は次々と起き

アート系天才女性ギタリストのセイント・ヴィンセント、10s以降最大のダイナマイト・ヴォーカリスト、ブリタニー・ハワードを擁したアラバマ・シェイクス、カリフォルニアが生んだ自然児三姉妹バンドHAIM、そしてニュージーランドから突如登場した当時10代の神童Lorde。

とりわけHAIMとLordeは脱カントリーを図り、ポップ・ミュージック界を代表するクイーンになりつつあったテイラー・スウィフトに目をかけられ、勢力化もします。

⑦国際フェスやサブスクでさらに活性化の日本のガールズ・ロック

2010年代の前半に世界でも稀なガールズ・バンド大国になった日本ですが、その勢いはさらに加速します。

BABYMETAL、おとぼけビーバー、Chaiと、90年代の後半以来ぶりに、国際的なフェスに呼ばれて参加するガールズ・バンド、出始めてますね。Chaiは惜しくもその矢先の解散となりますけど。

あと、2010年代後半にストリーミング文化に日本が突入しますが、世界でも稀に見る未だにフィジカルでの音源購入が強い日本では、ストリーミングがオルタナティヴなアーティストを見つける場所としても機能しまして、そこでガールズ・ロックが恩恵を受けます。

あいみょんやカネコアヤノなどの女性ロックシンガーが注目され


バンドも羊文学やリーガルリリーが牽引する感じになってますね。ギターバンドとしてさらに発展している過程だと思います。

そして、ロックなのかどうなのか、ジャンル的にはかなり名状しがたい感じではありますが、ATARASHII GAKKO!が国際的なフェスへの出演を経た後に、アメリカで本格デビューして、全米のラジオチャートでトップ40に入っている状況でもあります。この曲はロックっぽい曲ですけどね。


⑧サッド・ガールとアイドルがロックを支える欧米

 2015年の終わりに、ロックに大打撃が起こります。ビルボードの
チャート改正によって、これまでフィジカルの売り上げメインだったものが、ストリーミング・サービスでの再生回数に応じたものに変わったからです。

 いわゆるシングル・ヒットというものが少なく、リスナーの高齢化が進んでいたロックにこれは大きな痛手でした。生活上、聞く時間の有無やリピートして聞く熱意の量。これは明らかに、利用機会が最も多い子供に比べて不利なものでした。

 ただ、どんなにチャートの主導権を決める子供たちの中においても「その、流行ってるポップはありきたりで退屈だ」という気持ちや、音楽のこととは直接関係なしに「どうも自分は世に同調できないかもしれない」と、日常生活から疎外感を感じたり。そんな時に、そういうタイプの人に寄り添ってきたのがロックの伝統でもあります。

そのポジションに飛び込んできたのは、間違いなくこの人でしょう。

ビリー・アイリッシュですね。彼女が2019年にデビュー・アルバムを出した際、デイヴ・グロールが「ニルヴァーナが売れ始めた時のことを思い出す」と発言して話題になったことがあるんですけど、「ヒットチャートの中に他と明らかに異質なものがあって、それが悩めるキッズを惹きつけるタイプの音楽という意味においてなら、正しい」と僕は思います。

それは90sの時代におけるフィオナ・アップルもそうだったし、ビリーの7年前に世に登場したラナ・デル・レイも同様。

そうしていたら

https://www.youtube.com/watch?v=9sfYpolGCu8

Spotifyの世界で「サッド・ガール」としてコンパイルされたプレイリストが大人気で、それに伴ってフィービー・ブリッジャーズやミツキといったインディ・ロックの女性アーティストが人気者になる現象が起きたんですね。この波はtik tokでのヒットにも繋がりやすいものです。

フィービーもミツキも、それ以前から批評的に絶賛はされていました。ただ、アメリカのチャートを決めるポップ系のラジオ・フォーマットにインディ・ロックのアーティストの受け皿がなく、「今後どうするのかな」と思っていたんですけど、こういう突破口が出るとは意外でした。

このほかにもこうしたアーティストがサッド・ガール・プレイリストでは人気です。アーロ・パークスはこの文脈以外でも、黒人の音楽表現者が今後、「R&B」と言う枠では納まりきれず、ロックやインディに拡大していく過程においての先駆け的にもなりうる存在です。

彼女たちのような存在は、80年代にザ・スミスやキュアー、デベッシュ・モードと言ったバンドたちが果たしていた役割の女の子ヴァージョンの趣も感じます。

さらに、これまでアイドルと見なされてきた人たちが、予想外な形でロックとして注目されるパターンも出てきました。

マイリー・サイラスは00年代末にデビューした頃はバリバリのディズニー・アイドルで、ロックへの転身を主張し始めた頃はからかわれもしました。しかし、本人の努力と歌唱力の飛躍的な向上で見返すことに成功しました。

この傾向は女性に限ったことではなく、男性でもワン・ダイレクションのハリー・スタイルズが同様に成功しロックスターになっている最中です。

そして

オリヴィア・ロドリゴの登場も象徴的ですね。彼女もデビューの最初の触れ込みは「ディズニーのアイドルが歌手デビュー」だったのに、自作曲で繰り出す曲は旧来のアイドルからはかけ離れた90sや00sのインディ・ロック。彼女は現象的な人気者となりましたが、低年齢のファンたちが「自分達が聴いてる音楽がマニアックのロック」と気がつかずに聴いてる現象を今まさに引き起こしている最中です。

⑨世界的なガールズ・バンドブームは起きるか?

そして2024年の今年。僕が気になっているのは「もしかして世界的なガールズ・バンド・ブームが起こるのか、否か」ということです。

既にそれを予兆することが起きています。

今年のグラミー賞の最優秀ロックアルバムをパラモア、最優秀オルタナティヴ・アルバムをフィービー・ブリッジャーズ、ジュリアン・ベイカー、ルーシー・デイカスのトリオ、ボーイジーニアスが受賞。いずれも女性フロント、ガールズ・バンドが受賞するという史上初の快挙が起きました。

それ以前からも

ウルフ・アリス、ビッグ・シーフ、Wet Legと、女性主導のバンドがサック品を出しては絶賛されてきましたけど、いわばこれまでは「点」のような存在。それが果たして「線」に変わるのかが注目されるところです。
 
 例えばアメリカでは一昨年くらいからその兆しはあって

ALVVAYS、ウェンズデー、ラットボーイズと言ったバンドが批評的にかなり注目されています。ラットボーイズに至っては、地元のシカゴのシーン自体が女性のインディ・ロック・アーティストの宝庫でもあります。

そんな矢先

イギリスでThe Last Dinner Partyがデビュー・アルバムで全英初登場1位、デビュー曲「Nothing Mattters」が全英トップ20入りでロング・ヒットとなりました。

このTLDPの動向には要注目です。これ、彼女たちだけの話でなく、イギリスでのガールズ・バンド増殖傾向の氷山の一角にすぎないとも思うので。

こうした期待のバンドたちがデビュー・アルバムを出した、あるいはこれから出してくる状態にあります。これだけでもまだ一部にすぎません。

アメリカでも今年に入って、デストロイ・ボーイズやマネキン・プッシーといったガールズ・バンドへの注目が高まっているところです。

 これで世界的なガールズ・バンドのブームが仮に起こったとしたら、一足先に充実したブームを迎えている日本のアーティストの海外進出もより見込みやすくなるような気もしています。

 これからどうなっていくか、見守りたいと思っています。

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