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今日一日、一時間でも仕事をしたかどうか?


皆さんは日々遊んでいますでしょうか?私はできるかぎり遊ぶよう努めていますが、なかなか思うようにいかず「作業」に追われる日が多い。「遊び」とは、自分のやりたいことをやりたいように行う、という意味。決して、心身ともに堕落するということではありません。

堀江貴文さんの書籍やYouTubeを拝見していると、いつもとても楽しそう。通勤するビジネスパーソンに対して「ゾンビ」と称したり、いつも胸が締め付けられるような思いをする私ですが、一生懸命学び、一生懸命遊び、一生懸命管理して、一生懸命教え、一生懸命調整する。堀江さんは決して「作業」をしていません。

キンコンの西野さんしかり、オリラジの中田さんもそうかもしれません。吉本興業を退社してしまったのは本当に残念ですが、それもこれも「自分のやりたいことをやりたいように」という強い信念があるからこそ、ではないでしょうか?いつも遊んでいる。それでいて一般的な人の何倍もお金を稼ぎ、稼いだお金をまた「遊び」に投資する。メンタリストDaiGoさんも同様だと思います。

一生懸命「遊ぶ」ことによって、リラックスした、ストレスのない状態に自分を置き、ひらめいたアイデアを仕事へフィードバックさせる。フラッと海外にいったり、移住してしまったり、パン屋さんを経営したり、ロケットに投資したり。それでいてお金に困ることのない状態は、しかるべきシステムが成せる業です。遊ぶために、遊ばせてもらえるための仕組みを持っているはずです。

優秀な方はすべからく、自分にしかできないこと、つまり「考える」ことや「マネジメント」することのみに取り組んでいるように思います。西野さんは絵本づくりに「分業制」を採り入れて批判された過去がありますが、分業を可能にする資金源(芸人としての稼ぎ)を有効活用して、ハイクオリティな作品を仕上げました。一般的にひとりでつくりあげるものだった絵本に、マネジメントを導入して大きな成果をあげました。

スタッフに任せられるものは任せていかないと、自分の成長、未来へとつながる投資がおろそかになり、いずれ立ち行かなくなるでしょう。積極的に権限を委譲し、本来取り組むべきことのみに注力すべき。忙しくしてさえいればいいというものではありません。この文章を書きながら猛省しているのはほかでもない私。作業は仕事ではないことを今一度心に刻みたいと思います。

仕事したつもり」は大きな間違い。元・トヨタ副社長の大野さんはこんな言葉を残しました。

「一日に一時間でいい。仕事をしてくれ」

付加価値を生み、付加価値を実現すること。これが仕事であり、付加価値に関係のない時間はムダであると諭しました。一生懸命働いて、苦労して労働して、その結果、短期であれ長期であれ「価値」が生まれるかどうか。一見して仕事にみえる営業活動、打ち合わせも、結果がでなければ評価しづらい。そう考えると実質的な仕事の時間は正味1時間程度ということを示唆した言葉だったのかもしれません。

一日を振り返って、「今日は一時間でも仕事をしたかどうか」を自問。反省すべき日も少なくありません。今日はほぼほぼ自分に向けて、備忘として、自戒を込めて。

久保大輔




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