見出し画像

調子のいいときこそ気をつけて

スポーツクラブのコンサル、ヨーロッパのシーズンがスタートすると海外クラブのブランディングサポート、エンタメ企業でのサッカー大会の企画、スポンサー営業など、「やりたいこと」が毎日を埋め尽くす理想の状態に今、私はいさせていただいています。戦略をたて、戦略にブレない戦術を考えてディレクション。通訳業務なんかもあって刺激が尽きることはありません。

体力的、精神的にも自分のレベル以上の負荷があり、楽しいことばかりでもなければ、もちろんラクなんてことも決してありません。結果を出せなければ淘汰されるのは必然の理。やりたいことに囲まれていてうれしい、楽しい、大好き!とのんきに過ごせることばかりではないのです。

ですが今の状態を心から感謝して、心の底から楽しむことができるのは「不遇の時」があったからです。いまに至るまで人知れず苦しい毎日がありました。あらたな道を開拓するのは自分次第。幸運にも相談できる人が数名いたので彼らの力を借りながら、それでも最後は自分自身が頼りです。つまり、最後の最後は自分でケリをつけなければならず、そういう意味では誰も助けてくれない、人生は「孤独」だということです。

そして、孤独に押しつぶされそうになり、不安でいっぱいという「不遇の時」を、たくさんの本を読み、自らの状態を分析して、客観視することで精神を安定させて乗り越えてきました。「不遇の時こそ、チャンス」 毎日毎日そう唱えながらいつくるとも知れないチャンスを逃すまいと必死に生きてきました。数日、数週間ならまだしも、年単位という長期の不遇があったからこそ、「いま、この時」を愛でることができ、毎日が楽しい、と心から思えるわけです。

禍福は糾える縄の如し
人間万事塞翁が馬

なんて言葉の力も借りました。そのときの心構え、心の持ちようで禍を福に転ずることもできるし、逆に福が禍になってしまうこともあるでしょう。目下の状況に一喜一憂せず、「いま、この時」を懸命に生きることが一番大事。「不遇のときこそ、チャンス」ですが「調子のいいときほど、やばい(好事魔多し)」ことも真実。謙虚に、今に感謝して、目の前の「やりたいこと」に全力を尽くすこと。意識すべきは自分であり、周囲ではありません。越えるべきは自分。他人の仕事、状態、レベルを気にして自滅するくらいなら、昨日の自分を0.1%でも越える努力をしたいものです。

楽しいからこそ、調子がいいいまだからこそ。周囲に生かされていることに感謝して。がんばります。

久保大輔




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?