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[遠くの記録]20181207-長野・小布施

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20181207
小布施に初めて行った。東京駅から北陸新幹線に乗って長野駅、長野電鉄で乗り換えて小布施駅に降りる(昔の地下鉄日比谷線車輌だった)。数年前、仕事で県南の茅野に行った時はスーパーあずさだったけど、小布施は県北だから北陸新幹線。午前中の仕事から連続で来たからしんどいと思いつつ、東海道新幹線に乗る時にいつも隣に停まっていて眺めるばかりだった北陸新幹線に乗れたからプラマイゼロ。長野電鉄にも初めて乗れたし。

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少し早く着いたので小布施でごはんを食べた。長野に来たらそばだなと思ってそば屋に行き、小布施なら栗だなと思って栗のお菓子の老舗でお抹茶と栗のお菓子も食べた。
景観をとても大事にしているらしく、確かに伝統的な建築物が多くてきれいな町並みだった。歩道も広くて歩きやすく、短時間で町の雰囲気をだいたい知ることができる小ぢんまりとした規模感もいい。何度も観光に訪れる人が多いのもわかる気がする。
ごはんを食べた後、仕事まで少し時間があったので、作業をしようと公共のコワーキングスペースになっている図書館に行った。地元の小学校が隣にあり、運動場とぐるりを囲む針葉樹の感じと地図に載っていない畑のあぜ道から入れる感じがどことなく懐かしい。陽が陰りつつある夕方の風は冷たくなってきていて、その冷えた空気と町の枯れた色あいが東北に住んでいた頃の町に似ていた。

仕事はいつものように面白くためになり、滞りなく。

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帰りはスノーモンキーという急行に乗ることになったが、電車を見たら赤と黒の旧式NEX車輌で驚き、思わず「ひさしぶり!」と言ってしまった。乗れなかったけど、駅にはかつてのロマンスカーも停まっていた。行きの日比谷線車輌といい、長野電鉄には第2の人生を歩む車輌がたくさん存在していると知った。これくらいの時代の車輌のほうが、この地域ののんびりした空気には合っていると思う。なんとなく。
長野からの最新鋭の北陸新幹線はなぜかものすごく混んでいて、3列の真ん中できゅうきゅうになって1時間半を過ごした。ゆったりした観光地の代表みたいな小布施に来たのに朝から晩まで忙しない日だった。

※先日の洪水で北陸新幹線の車両基地が埋まった様子を見て驚き、なんとも言えない気持ちになってしまった。一日も早く復旧しますように。

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