見出し画像

チヤホヤされた美術部の思い出

中学生時代、美術部に入っていたのだが、入部したとき、部員は3年生4人と2年生1人、そして私の他に1年生は0人(!)だった。

だからとってもチヤホヤされた!!!やめたら存続の危機だからね!!

絶対入るなら美術部

小学6年生のときから中学生になったら美術部に入ろうと思っていた。
そう言うと珍しいねと言われることが多かった。いいだろ別に!と毎回思っていた。

しかし実際珍しかったようで、この年は私しか新入部員がいなかった。
美術部入ろうかなーと言っていた子も仲の良い子と一緒の運動部に入っていった。

部員が少なかったから

部員6名に対して顧問の先生は2人いたので色々な細かい指導を受けた。
2人いたがゆえ、好みによって意見が違うこともあったが、美術に関すること・そうでないことどちらも、教えてもらったことで今でも大切にしていることもある。

部活の内容としては基本的なデッサンの方法を教えてもらったり、ステンシルを型から作ったり、皆で画集を囲んで見たり、キャンドルを作ったりした。

部員が少ないので美術室も広々と使えるし、道具も気兼ねなく自由に使える。先生の車に乗って写真を撮りに行ったり、現地集合で美術館に行ったりその帰りにアイスを食べたりした。これも楽しかった。

もちろん部員が少ないことで辛いこともあった。

3年生の先輩たちが部活に来ない時期になると1人の日が圧倒的に増えた。

いくら1人が好きな私でも外から聞こえる運動部の声出しや吹奏楽部の練習の音を聞きながら毎日孤独に絵を描くのはかなり堪えた。
しかし部活をやめたいと思ったことはなかった。

2年生になると

私が2年生になると1年生が6〜8人くらい入ってきた(覚えてなくてごめん)!

存続の危機はなくなり、今までより部活の時間が賑やかになった。
と同時に「あぁ、部員が少なかった頃のような活動はできないのだなぁ」と少し寂しくもなった。

部員が増えたことにより、人物クロッキーを行うようになった。マーブリングなんかもやった。後輩たちの希望により備品にコピックが入り、初めてコピックを触った。

私の学年は私しかいなかったので3年生が引退すると私は自動的に部長になった。
リーダーシップ皆無の私が部長になったのが未だにちょっと面白い。

なぜかこの年はどんどん部員が増え、最終的に後輩が数人、先輩も一人増えた。これはこれでわちゃわちゃして楽しかった。

3年生になると

そして3年生になるとさらに部員が増えた。
具体的に何人いたのか覚えていないくらいには増えた。

卒業間近に顧問の先生に「なにか作品をくれませんか」とダメ元でお願いしたらB1サイズくらいの大きい作品をくれた。未だに部屋の壁に飾っている。
なんだか応援されているような気になるのだ。

卒業後

4つ下の妹も同じ中学校の美術部に入ったので、どんな感じになってるんだろうと見にいくと部員が1クラス弱くらいいた。笑った。

この光景を見たら1人孤独に耐えたのもまぁよかったかな、と思えるので不思議である。

以上、中学生で美術部に入ってよかったなという話でした。

#部活の思い出

この記事が参加している募集

部活の思い出

読んでくださっただけで嬉しいのに……!?まさかサポートまで……!?