愛知県瀬戸市を歩く[後編]
前編はこちら。
招き猫ミュージアム
喫茶店を出た私の目的地は招き猫ミュージアムである。
Googleマップを見ながら少し歩くと着いた。
▼招き猫ミュージアム
扉を開けると猫グッズがお出迎えしてくれた。
猫好きの私はそわそわと辺りをキョロキョロ見渡した。どれをお土産にしようか数分眺めていたが、ここに来た目的は招き猫ミュージアム。とりあえずミュージアムを先に見ることにした。
チケットは300円。小さなミュージアムだろうと思って階段を上がるとスペースは広くないものの、棚に並べられた夥しい数の招き猫が!
(諸事情によりここからしばらくイラストでお届けします)
お出迎えしてくれた階段のような棚に並んだ招き猫たち。
これは招き猫ミュージアムのオリジナル招き猫だそう。
鳩に乗った招き猫かわいい。絶対これのスタンプ彫りたい。
土鈴の招き猫。狸かと思った。かわいくないところがかわいい。
両面に顔がついた招き猫。千と千尋の神隠しに出てくる石像を思い出した。
たまに猫じゃないのもいる。
よく見るオーソドックスなこの招き猫は常滑系と呼ばれているらしい。
愛知県常滑市は招き猫の産地で有名だ。
常滑系がたくさん並んでいて、それぞれに違いがあって面白い。
ドル猫!目は青いのに三毛猫なんだ。
五円を持った猫も。
五円とご縁をかけているから人招きかな?と思ったら上げているのは右手。福招き(要するにお金を招いている)であった。ちなみに左手を上げているのが人招きである。
両手とも下げてしまって招く気のない招き猫。
でも猫ってこういうものな気もする。かわいいねぇ。
札束を携えた猫。
現代を生きる我々にしてみると小判よりも直接的な表現でなんだかウッとなる気がする。
首から巾着袋下げた猫。
巾着の中から小判が溢れている。
シャカ猫。いいな。ちょっとほしい。
ば、化け物だぁー!
こちらは滋賀の小幡土人形の土鈴らしい。これは招き猫なの???
横座りした猫。招き猫に横座りのイメージがなかったけどいいね。
猫???
とまあこんな感じで楽しくなって2周した。
招き猫と言ってもいろいろな産地や種類があって、そしてそこには作った人がいて。おそらくこれからも招き猫は新たな進化を遂げるのだろう。
これから旅行先で招き猫を探してしまうようになりそうだ。絶対また来たい場所になった。とっても面白かった。
お土産にオリジナル手拭いと豆大福のような猫の置物を購入した。
自分用には猫の顔の形のクッションを買った。記念に新生活で使おうと思う。
涅槃大招き猫
外に出て周りを見る。名物がこの辺りにもう一つあるというのだが、どこか分からない。近くにあった地図を見ると柵で囲まれていて外からはあまり見えないようになっているようだった。目的地まで30秒ほど歩くと
でっかい猫ちゃん!!
涅槃大招き猫というそうだ。
足とお尻にハートが。
そこからは駅に戻り帰路についた。
帰りの電車に揺られ今日のことを思い返す。なんだか久しぶりに歩いていて楽しかった日だった。見る物全てネタにしたくなるくらい濃い1日だった。
結局帰りに買ってしまった藤井聡太さんの初手お茶ポチ袋にも思いを馳せた。
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