豊かになるための3つヒント

FROM ボブ・バーグ

ご存知のように私たちは「お金」に関してあらゆるメッセージを受け取っている。それは意識、無意識に関わらず、生まれ育ちや環境、学校教育、テレビ、SNS、映画といったあらゆるものからだ。しかし、中でも注意すべきはネガティブなメッセージになる。

厄介なのはこうしたネガティブなメッセージが潜在意識にまで浸透し、本来なら手にしている富や繁栄が得られなくなることだ。実際、私の友人で富や繁栄に関する専門家であるランディ・ケージはこうした問題を「マインド・ウイルス」と呼び、警鐘を鳴らしている。

ところで、私の考えでは、この恐ろしい脳のプログラミングを克服するには主に3つある。

自分を貧困にする考え方を取り除くには？

１番目。問題に自覚することだ。自分が豊かで繁栄することを阻んでしまう心理的なウイルスに感染していないか。注意を払おう。なぜなら、自覚しなければ改善することもできない。だからこそ、まずは気づくこと。それこそが全ての始まりだ。

些細なことでは、他者からの褒め言葉を拒んでしまうこと。重大なことでは、大きな商談を成約を自ら台無ししてしまうことになる。もしもあなたがこうしたことに覚えがあるなら実際に問題を抱えているかもしれない。そして、それは富や繁栄についてについて間違った前提がある。

では、どうすればいいのか？提案としてはそれを自覚しても落ち込むのではなく、自分自身を祝福してあげよう。なぜなら、このことに気づかず、生涯を終える人も多いものだ。しかし、自分はそれに気づくことができた。それだけでも大きな進歩だ。

気づいた後、富や繁栄を実現するためには？

２番目は「富や繁栄することの学びを深める」ことになる。既に世の中にはこうしたテーマに関する素晴らしい学びがある。ぜひ、積極的にそうした英知を活用しよう。ちなみに、こうした学びで私が最初に勧めるのは…

ウォレス・ワトルズ『富を「引き寄せる」科学的法則』、キャサリン・ポンダー『「宇宙の力」を使いこなす方法』、マックスウェル・モルツ著自分を動かす (あなたを成功型人間に変える)

になる。日本で言えば、本田健氏だろうか。ところで、こうした富に関する専門家たちが共通して指摘するのは私たちの「考え方」になる。意識的、無意識的に関わらず、豊かさや繁栄には私たちの「思考」が深く関わっている。ぜひ、大いに学びを深めよう。

彼らから得た学びを育てていこう

３番目。小さな成功体験を大切にしよう。もしもあなたが200ポンドのバーベルを持ち上げたいのであれば、いきなり200ポンドではなく10ポンドから始めるべきだ。このように小さな成功体験は富や繁栄を実現していくうえで大切な概念だ。

例えば、誰かがあなたを褒めたとしよう。それを否定したり、謙遜するのではなく「ありがとう」と受け入れよう。あるいは、誰かがコーヒーを注ぐのを申し出てくれたとする。「大丈夫だよ。自分できるから」ではなく「ありがとう。とても嬉しいよ」と言おう。

場合によっては、誰かに夕食をごちそうになることもあるだろう。当初、私も受け取ることが難しかったものだ。それでも、「ありがとう。そしたら、お言葉に甘えようかな」と好意を受け取ろう。些細な言葉や行為かもしれない。けれども、こうした小さな成功から築いていこう。

快く受け取ることを習慣にし、自然にしよう

また、少額のお金が入ってくることもあるだろう。それも感謝して受け取ることが大切になる。あるいは、多くのお金をあなたに支払いたいという人もいるだろう。それについても感謝して受け取ろう。最初は小さい金額からしか受け取れないかもしれない。けれども、快く受け取ることを習慣にし、自然にしよう。

そう、あなたはより多くの豊かさを受け取っていいのだ。本来、あなたはそれに値する価値を持っているのだから。ぜひ、小さなことから快く受け取ろう。そうすることで、いずれ大きな豊かさも受け取ることができるだろう。ぜひ、この3つのことを意識してみて欲しい。

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