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豊かになれない人の共通点

FROM ボブ・バーグ

拙著『THE GO-GIVER』の中には、5つ目…つまり最後の法則として『受容の法則』を紹介させていただいた。この『受容の法則』とは、効果的に与える秘訣は、心を開いて受け取ることにあるというものだ。そう、与える人…GIVERになるための重要な鍵は、心を開いて受け取ることにある。

書籍の物語の中では、ピンダーという名のメンターが、主人公であるジョーに対して「息を吐いた後、さらに30秒間、息を吐き続けてみてください」と言う。ジョーはそれに従うが、すぐに息がもたなくなってしまう。

するとピンダーは、ジョーにこう言った。「どうしました?なぜできないのです?」と。ジョーはそれに対し…

「息を吸わなきゃ、息を吐き続けることなんてできません」


と答えた。そう、息を吐くには、息を吸わなければいけない。ご存知のように、二酸化炭素を吐くには、酸素を吸わなければならないだろう。ここで言う、息を吐くとは与えること。息を吸うとは受け取ることになる。つまり、「与えること」と「受け取ること」は、コインの表と裏のように表裏一体なのだ。

このように、与えることばかりを考えることは、受け取ることを考えるのと、同じで上手くいかない。なぜなら、片方を抑えようとすれば、あなたが与えようとするものも、与えられるものも、結果として少なくなってしまうからだ。

だとすると、私たちはどちらに何にフォーカスすればいいのだろうか?

私たちは何にフォーカスすべき?


やはり、まずは与えることに集中することになる。あなたが出会う人の人生に価値を与えることに集中することだ。ただ、ポイントはあくまで集中するという点なる。

そして、もう1つポイントになるのが、自分が「受け取る側」になることを恐れずに許可を出してあげることだ。価値を与えるということは、たしかに素晴らしいことだ。しかし、それが一方通行で相手がお返しにと…与えてくれたその価値を受け取れず拒むとすれば、それは本来あるべき状態ではないはずだ。

また、ここで注意して欲しいのは「与えることで受け取ることが当然になる」ということではないことだ。あくまで、受け取る権利がもたらされるということであり、この権利を得たということは、「自分は何かを受け取っても良い」と自分に許可を出しても大丈夫になったということでもある。

豊かになれない人の共通点


ちなみ、もしもあなたが、「自分には受け取る資格がない」と感じるなら、それはなぜかと自問することも大切だ。大抵の場合、その原因は無意識のうちに刷り込まれた「裕福になること」に対する罪悪感や「自分にはそれに値する価値がない」と勝手に思い込んでしまっている自己肯定感の低さにある。

そして、このうちどちらが原因になっているかを自分で理解できれば、その原因に対して前向きかつ現実的に対応することができるようになるはずだ。「豊かさ」とは、他人に価値を与えることで生じる。それは、他者の問題を手助けしたり、他者の他人の問題を解決する手助けをし 相手のニーズに応えることで得られるものだ。

これは実は素晴らしいことではないだろうか?もしもあなたがたくさんの収入が欲しいと思うなら、第1〜4の法則を取り入れた後に 最後の5つ目の法則を取り入れ、実際に豊かさを受け取ろう。得るか与えるかではない。奪うか奪われるかでもない。そう ”与えて、受け取る”なのだから。

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