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ヒーリングタイム

「わたしは主、あなたを癒やす者だからである。」

出エジプト記 15:26b


「ヒーリングタイム」は、聖書に基づく神 (父、イエスキリスト、聖霊)を信じている様々な教会から集められたクリスチャンが主宰している祈りのグループだ。彼らは、医学的治療や薬は一切使わず、また、医学的アドバイスや薬を処方もしない。ただお祈りするだけだ。


私は以前、ヒーリングタイムのメンバーの友人から、癒しの体験事例を聞いていた。

ある日、ヒーリングタイムのチームは、公園で松葉づえをついて、ゆっくりと歩いている男性に出会った。彼らは、その男性に、「祈ってもいいですか」と聞くと、男性は了解してくれた。そして、彼らが祈ると神はその瞬間、彼を癒された。彼は痛みは消え去ったので、完全に驚いて、とても喜んだ。また、彼の足は片方が短いようだったので、もういちど祈ると、その足は伸びて長さが同じになり、彼もその動きを感じ取った。


嘘のような話だが、これは私の友人の体験談だ。私は、乳ガンになって、ふとヒーリングタイムのことを思い出し、私の癌についてもヒーリングタイムで祈ってもらいたいと思い、友人に連絡した。幸い月に一度のヒーリングタイムが、今週の金曜日にあるとのことだった。私は、金曜日、神にすがる思いで、ヒーリングタイムが行われるGrace Cafeに行った。


ヒーリングタイムのメンバーは、私を温かく迎えてくれてお茶を出してくれた。そして、ヒーリングタイムのリーダーのシモーネという女性ともう一人の女性が私のお祈りをしてくれることになった。私が乳ガンの癒しについて、今の状況と1ヶ月後の検査までに癒やされたいことを話すと、リーダーはすぐにお祈りを始めた。もう一人の女性は、私とリーダーの横にいて、ただ私達のために聖霊の働きをお祈りをしていた。


お祈りしていく中で、シモーネは私に乳ガンについて何か思い当たることがあるか聞いてきた。それは、最近起きたことから、幼少期のこと、その時に感じたことまで遡って、私の感情や思いを癒す作業だった。私は聖霊に促されるままに、今まで誰にも話したことがなかったことまで彼女に話し、彼女はそれについて、ひとつひとつ丁寧に祈って行った。癒しの祈りは、私が過去に感じたネガティブな感情や思いのひとつひとつを十字架にはりつけ、イエスキリストの血によって癒やされ、解放されるよう祈るものだった。祈りの中で、気がつくと私も隣で祈っていた女性も泣いていた。そして、最後は癒しについて神に感謝し、祝福を祈ってくれた。一通り祈り終えた後、シモーネは私に、トイレに行って乳ガンを確認してくるように言った。私の場合、まだしこりにもなっていなかったので、正直その変化は分からなかった。しかし、私は体の細胞が急に活性化され、細胞が動いているのを感じた。また、お祈り中もひどかった咳喘息が、ピタリと止まっていた。私は、乳ガンも癒やされたと感じた。

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