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冬の風邪のひき始めに効く薬膳茶

朝、ちょっと薄着で過ごし寒いと思ったら、水のような鼻水、そして鼻づまり。夕方には寒気がして、頭痛までしてきたら、完全に風邪のひき始めです。薬膳では、晩秋から冬・早春の風邪と春や夏、梅雨時の風邪では、対処法が異なります。

晩秋から冬・早春の風邪は、寒邪気によって、鼻水、鼻づまり、寒気、頭痛、発熱、のどの痛み、身体の痛みなど、風邪の症状を引き起こします。

この時、まだ病気は発生したばかりなので、邪気は身体の奥まで侵入していません。このような時は、体表を巡る食薬によって、発汗作用により邪気を皮膚から発散させ、取り除きます。

【冬の風邪のひき始めに効く薬膳茶の作り方】

板藍根
心と胃に作用し清熱、解毒作用によって、発熱、頭痛、のどの痛み効きく他、抗菌性免疫調整作用が強くインフルエンザ予防にも使用されます。

薄荷
乾燥させたミント。
肺と肝に作用し、体表の気の巡りを良くし、発熱、頭痛、目の充血に効きます。

陳皮
乾燥させたミカンの皮
脾と肺に作用し、気の巡りを良くし、臓器の働きを調整します。

甘草
心、肺、脾、胃に作用し、虚弱を改善、体質を増強し、疾病への抵抗能力を高め、痛みを緩和します。

これらの生薬を小鍋に水と入れて20~30分煎じて、薬膳茶を作ります。熱いお茶をふぅーふぅーしながら湯気を吸うと鼻づまりはスッキリ治り、温かいお茶を飲むと、身体の表面に気が巡るのを感じます。

その他、発汗作用としては、生姜風呂も身体がポカポカに温まりオススメです。生姜は、身体を温める作用があるので、すりおろして、濾し袋に入れて口を縛って、湯船に入れます。お湯の中で絞り、生姜の香りを嗅ぐことでも気の巡りが良くなります。お風呂上がりは、早めに就寝しましょう。

これで翌日はすっかり風邪は治ります。

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