マガジンのカバー画像

デザイニウム TECHブログ

95
デザイニウムのテックブログをまとめたマガジンです。
運営しているクリエイター

2020年4月の記事一覧

【試してみた】Adobe AEROで楽ができぬか

はじめにこんにちは、デザイナーのハセガワ(@hassegawa)です。 最近AR(MR)系のデザインが少なくないのですが、私はこれに関して重大な問題を抱えております。 AR案件のほとんどは、開発チームも機材も東京五反田オフィスなのですが、私は会津若松勤務なので、ほいほいプレビューしたり開発中の感じをしょっちゅう観たりすることができません(ついでに言えばリモート組なのでデスクもない)。 VR・AR・MRでそれ、致命的だろ……。 以前はAppleのデベロッパに登録して、アプ

【企画&技術解説】 Kandu「ちきゅうまもり隊」

はじめに今回の記事は、デザイナーのハセガワ(@hassegawa)とエンジニアのサクマ(@djsackman)2人で執筆した2部構成の記事になっています。 ※AzureKinect登場以前の2018年11月〜2019年3月頃に制作したものです。 1. 企画〜デザインについて (@hassegawa)1-1. 企画について「ちきゅうまもり隊」は、親子で職業体験的なコンテンツを楽しんでもらうテーマパークKanduの企画のひとつとして、再生可能エネルギーを扱うクライアント様にいた

【技術紹介】平成一桁的3DCG量産の日々

はじめまして、デザイナー的なことをやっております、ハセガワ(@hassegawa)です。今回は、自社開発のコンテンツ用に作った軽いCGアセットを、FBXで配布したらどうだろう、ということでnoteを書かせていただきます。 「え、このCGどんな経緯で作ったの」という感じのものばかりなので、その紹介がてらになります。 最初に。弊社デザイニウムは、新しい技術、センサー系の新製品、話題のデバイスなどを使って、「とにかくオモシロイものを作ろうぜ! すぐ! NOW!」という感じの会社で

【技術解説】Running Game ~走って走って走りまくれ〜

インタラクションデザイナーのMIZUTANI KIRIN (@mizutanikirin)です!普段はデザイニウムでKinectを中心にいろいろなセンサーを使ったインタラクションアプリ、体験型ゲームを作っています。今回は「Running Game」の実装方法について話していきます。 1. Runningアプリとは? Nintendo SwitchのJoyConを足に装着し、その場走りをすると足の動きに応じて画面上のキャラクタが走る体感型Running Gameです。2020

KirinUtil - インタラクション・体験型アプリ制作に便利なAssetの紹介

インタラクションデザイナーのMIZUTANIKIRIN (@mizutanikirin)です!普段はデザイニウムでKinectを中心にいろいろなセンサーを使ったインタラクションアプリ、体験型ゲームを作っています。今回は自分が作成した「KirinUtil」をご紹介します。 1. KirinUtilとは?KirinUtilはインスタレーション、Kinectやwebカメラなどを使用した体験型ゲームアプリを作成するときにコードを簡易化できる様々な機能が入ったユーティリティAsset

クリーンコード / Clean Code (日本語 / English)

こんにちは、The DesigniumのGeraldです。 今日はクリーンコードを紹介して、色々なアドバイスを示します。 コーディング例では、Unity / C#で作成されたコードを使用していますが、クリーンコード原則は他のプログラミング言語に適用されます。 The English version is below the Japanese Version. 「クリーンコード」って何?「Clean Codeはシンプルで直接的なもの。 Clean Codeは散文のようなコー

【技術解説】MR Tracking System for Live Show

Hi, I’m Matt (@mechpil0t) at the Designium Tokyo Office. In 2019 I worked with Mao (@rainage) to prototype a system to add AR content to a live performance by the idol group ZOC. IntroductionThe main aim of the system was to track the posi

【技術解説】Digital pottery with Azure Kinect & pix2pix

Hi, I am an interaction engineer/designer MAO (@rainage) of The Designium. In this article, I would introduce an interesting project, "Digital pottery". IntroductionThe digital pottery project is an R&D prototype during I tried the Azure

インタラクション・体験型アプリ開発に必要な知識まとめ

はじめにインタラクションデザイナーのMIZUTANI KIRIN(@mizutanikirin)です!普段はKinectを中心にいろいろなセンサーを使ったインタラクションアプリ、体験型ゲームをデザイニウムで作っています。今回Unityでそれらのアプリを作成するときに開発で必要になる基本的な知識をまとめました。 デザイニウムでは様々なインタラクション・体験型アプリを作っており、その開発時のノウハウがこの記事の内容になります。アプリ一覧は「インタラクティブ開発 TheDesi

【技術解説】tf-pose-estimationを用いたオーディオコントローラーを作ってみた

こんにちは!デザイニウムのBBOY/エンジニアの平澤(@eatora22)です。今回は機械学習による骨格検出技術を用いたオーディオコントローラーのご紹介をしようと思います。 はじめにまずは以下のデモ動画をご覧ください。 骨格検出用の機械学習モデルから得られた座標情報をもとにオーディオの再生速度や周波数特性をコントロールしています。これらは単眼カメラのみを用いて動かすことが可能です。 技術紹介骨格検出にはtf-pose-estimationという機械学習モデルを使用してい

【体験型】「絵を作るシリーズ」アプリの技術紹介

どうも、インタラクションデザイナーのMIZUTANI KIRIN(@mizutanikirin)です!普段Kinectを中心にいろいろなセンサーを使い体験型ゲーム、インタラクションアプリを作っています。今回は「絵を作るシリーズ」について技術的な話を中心に紹介していきます。 1. 「絵を作るシリーズ」ってどんなもの?簡単に説明すると体を動かして頭上に絵を作っていくアプリ群です。イオンモール津南でのアプリが好評だったため横展開し、今までに「イオンモール津南」「KOBOSHI-K

【端末比較】iPad Pro ARFoundation Evaluation

Hi, I am a VR/AR engineer Matt (@mechpil0t) working in The Designium’s Tokyo office. Auto PlacementOne problem we often have when showing users our demos, either in the office or at exhibitions, is that we need to explain to users how to s

xR系開発プロジェクトのディレクションtips

こんにちは、お酒大好き秦です。 実は私、xR系の開発会社でもある株式会社ホロラボの取締役も兼務しております。それもあって、デザイニウムではホロラボと一緒にプロジェクトに取り組むことが多く、これまでプレスリリース出した範囲でも下記のようなプロジェクトをやってきました。 はじめに今回は、これまでのプロジェクトを通してたくさん失敗を繰り返してきたので、これらxR系の開発プロジェクトにおいて気を付けておくべきことを整理してみました。殆どのプロジェクトが我々としては新しい試みでしたの

子供向け知育体験型イベント「遊んで学んで」

はじめまして、とにかくお酒が大好きな秦です。一応デザイニウムの取締役で東京オフィスを取り締まってます。 はじめにデザイニウム東京オフィスでは、「体験」をテーマに様々なインタラクティブコンテンツを開発しています。ショッピングセンターの大型ビジョンで家族で遊べるコンテンツ、展示会などのイベントで来場者に楽しんでもらうコンテンツ、先進テクノロジーを使った新しく斬新な体験ができるコンテンツなど、その幅は大変広いです。詳しくはこちらをご覧頂けると嬉しいです。 さて、体験型コンテンツ