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Faniconメンバーズコラム

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Fanicon運営チームによる、お役立ち情報などをご紹介します。
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#ファンコミュニティ

エンタメコンテンツにおける可処分時間の奪い合いは幻想?鍵は「共存」かもしれないという話。

皆さんこんにちは。Faniconマーケティング部の石浦です。 今回の記事でお話したいことは、概ね以下の内容になります。 ・当たり前のことではありますが、人間に与えられた時間は1日につき24時間です ・エンタメコンテンツの増加に伴い、1日の中で個人が自由に使える「可処分時間」の奪い合いについての議論が高まっています ・ただ、この状況を時間の奪い合いと見ることについては懐疑的な意見もあります ・なぜなら、コンテンツの増加に伴いそれに割く時間も増加しているからです ・この傾向を見

ラーメン屋と私と3つのファン心理

こんにちは。Fanicon運営の石浦です。 先日、とある記事で以下のような見出しを目にしました。 「70%の飲食店は3年で閉店する」 「え?そんなに?!」 と私は驚きました。 この記事を読んだ際に私の頭に思い浮かんだのは、とあるラーメン屋でした。 そこは、私が週2回の出社のうち1回は必ず通っている、いわば行きつけのお店です。 記事を読んだあの日、 「もしこのお店が潰れたらどうしよう…」 と不安げに背脂醤油ラーメンを食べたのを思い出します。 それほど私はそのラーメン屋

VTuberの投げ銭事情から、きっかけ作りの大切さに気づいた話。

皆さんこんにちは。Fanicon運営の石浦です。 今回の記事のポイントは以下になります。 以上です。 配信における投げ銭事情について気になった方は、早速本文へ行ってみましょう! 先日、大手VTuber事務所「にじさんじ」を運営するANYCOLOR株式会社様の決算資料が発表されました。 そのなかで私の目を引いたのは次の数字でした。 一般的に営業利益率は11%を超えると優良水準と言われています。 それを踏まえると、上記の30%近くの利益率がいかに驚異的なものかがわかるかと

「人を集める」だけだと危険?!コミュニティ作りで本当にやるべきこととは?

皆さんこんにちは。Fanicon運営の石浦です。 今回の記事のポイントを大まかにまとめると、以下のようになります。 以上です。気になった方は、早速本文へ行ってみましょう。 人を集めるだけでは成り立たない?! 唐突ですが、皆さんに質問です。 あなたは「コミュニティ」と聞いて思い当たるものはいくつありますか? パッと思いつくものとして、家族、会社、日本という国も挙げられそうです。 かく言う我々Faniconも、「ファンコミュニティ」のプラットフォームとして運営されて

【 エンタメ ファンテック カオスマップ 2022】を作ってみた。

こんにちは。THECOO広報のかおりです。 前回の記事『 【 エンタメ業界 ファンテック カオスマップ 】を作ってみた。 』から約2年が経ち、カオスマップをリニューアルいたしました。 今回は、コロナ禍という特殊な状況で大きく変化したファンテック、エンタメ業界のプラットフォームを分類してみました。 カオスマップのダウンロードURL : https://news.thecoo.co.jp/wp-content/uploads/2022/01/2022-.jpg ■ファンテ

「オンラインライブの未来を考える」事例に見る今後の発展へのヒント

こんにちは、Fanicon運営チームの石浦です。 最近では様々なオンライン、リモート化が進んでいますね! かくいう私も完全にリモートで出勤しておりますが、「案外快適に仕事できるもんだなぁ」なんて思ったりしています。 そんなオンライン化の波は着々とエンタメ業界にも来ております。 今回はオンライン化の進むエンタメを象徴する"オンラインライブ"の未来について皆さんと考えていきたいと思います! オンラインライブの地位は確固たるものに新型コロナウイルス蔓延により、現場でのライブ活動

アニメでもファンクラブ作れる!〜どんな手段がマッチするか考えてみた。

みなさんこんにちは!Fanicon運営の小野です。 なぜ、アニメのファンクラブは少ないのか私自身はめちゃくちゃアニメが好き!!ってわけでもないのですが、私にもこれまでにハマったアニメはいくつかあります。そんな時に思うのですが、 ー何故アニメにはファンクラブが少ないんでしょう? アニメの主人公に恋をしてしまう時代なのに何故アニメのファンクラブがあまり存在してないんでしょう?探してみたところ全くないわけでは無さそうですが、どちらかと言うとファン自身がコミュニティを作って運営

コロナ禍で考える。音楽活動を維持するためにアーティストができること。

こんにちは、Fanicon運営の小野です。 今日はアーティストが長く音楽活動を続けるために欠かせない「活動資金」をどう確保していくのか真剣に考えたいと思います! 世の中を取り巻く状況改めてにはなりますが、緊急事態宣言が解除されて、私たちも徐々に普段の生活を取り戻せてきたなというところでしたが、最近になってまた新型コロナウイルス感染症の感染者数が増え始めており、まだまだ気の抜けない日々が続きますね。。 私も大のフェス好きですが、このフェスシーズンに次々と大型フェスやアーテ

30歳過ぎると新しい音楽を聴かなくなる?!~年齢から見るファンとの向き合い方~

こんにちは、Fanicon運営の小野恵美です。 今回は年齢と音楽の関係から、アーティストがどうやってファンと向き合うべきか考えてみました! 年齢と音楽の関係突然ですがみなさんは年齢と音楽に大きな関係があるのをご存知ですか?正確には年齢が脳に与える影響が大きいようなので、音楽と脳の関係と考えるのが正しいでしょうか。 個人的な話ですが今年の春に30歳になりました!どんな30代を送ろうか胸を弾ませていたところに衝撃の事実が目の前に飛び込んできました。 「30歳を過ぎると人は新

5分でわかる「ファンベース」 ~後篇~

こんにちはfanicon運営チームの西村です。 本日は前回に引き続き「ファンベース」ついて開設していきたいと思います! 前回の記事をまだご覧になっていない方は是非以下から! さて前回の記事で「今のファンを大切にしていこうということは分かった」ということで、今回は「じゃあどうやってやるの?」という部分にお話を進めていきます。 本日の3つのキーワードは「共感」「愛着」「信頼」です! それでは、それぞれ解説していきます。 「共感」を強めるにはまずは「ファンの言葉を傾聴するこ

5分でわかる「ファンベース」  ~前篇~

こんにちはfanicon運営チームの西村です。 本日は「ファンベース」ついて改めて理解を深めたいと思い筆を執りました。 ファンベースという考え方は 元電通のコミュニケーションディレクター 佐藤尚之さん ( 通称さとなおさん ) が著書で発信された考え方になります。 さとなおさんの Twitter で最近拝見したんですが、この本は今でもじわじわと売れているらしく直近で増刷がかかったそうです。それだけ良書であり、示唆に富んだ内容だということですよね。 さて、このファンベース

無観客ライブの利益を最大化するためには? 後篇:売上の最大化

こんにちは、fanicon運営チームの西村です。 本記事は「無観客ライブの利益を最大化するためには? 」の後篇となります。まだ全篇をご覧になってない方は以下記事も合わせてご一読頂けますと幸いです! 前篇では、弊社における無観客ライブの実施事例を元に、「どんなコストが必要でどれくらいお金がかかるのか?」についてお話しました。 後篇では、利益を上げる為の重要な要素としての売上をどう最大化していくか、について考えていきたいと思います! ※「いい記事だ」と思ったら是非いいねやフ

無観客ライブの利益を最大化するためには?  前篇:無観客ライブのコスト

こんにちは、fanicon運営チームの西村です。 コロナ禍の状況に追いて最も打撃を受けている産業の一つに「ライブエンタメ」市場が挙げられると思います。 以下の記事でも 一般社団法人 日本音楽制作者連盟理事長 野村達矢氏が「3月だけで1550本という相当な数のコンサートの延期や中止が行われた」と試算しており、その被害の大きさが伺えます。 また、先日小池都知事が発表したロードマップの中でもライブハウスはステップ3においても休業要請の対象であることが明示されており、コロナ前の

ファンクラブやファンコミュニティはいつ始めるべきか?

「ファンクラブやファンコミュニティっていつ始めるべきですか?」 こんなご相談をいただくことがよくあります。 確かに、考えてみれば、明確なタイミングが決まっているものではないので判断が難しいですよね。 そこで、今回はファンクラブやファンコミュニティの特性から逆算して、 いつ始めるべきなのか?考えてみたいと思います。 ファンクラブのはじめ時は実は明確!?従来のファンクラブビジネス ( ここでは、「 ファンクラブ 1.0 モデル 」と呼びます ) には、明確なはじめ時がありまし