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中国輸入のアパレルOEMを小ロットから始める方法!OEMのメリット・デメリットも合わせて解説!

中国輸入ビジネスにおいてアパレル商品は、市場規模が大きく「軽くて、小さくて、壊れにくい」という、輸入商品での取扱いに有利な基準を満たしていて非常に人気が高いです。

それだけに競合状況も厳しいですが、商品をOEM化することで同業者と差別化が可能になり、販売拡大のチャンスが広がります。

しかし、OEMについてよくわからず、ハードルの高さを感じている人も多いかも知れません。

今回の記事では、そういった中国輸入でアパレル商品扱う初心者の方のために、小ロットでも自社ブランドとして販売が可能な簡易OEMのやり方を中心に解説します。

OEMとは?

OEMは、「Original Equipment Manufacturer」の略語で「オリジナル製品の製造業者」という意味です。一般的には「他社ブランドの製品を、メーカーが代わりに製造する」ことをいい、対象商品も家電から自動車、衣料品、食品まで多岐にわたります。

量販店などで商品を見て回っていると、まったく同じ商品なのにブランド名が違うものを発見することがあります。そういった商品は、OEM商品であるケースが殆どなのです。

自社ブランド商品の製造に一から取りかかると、大変な手間と作業時間がかかりますが、そういった工程をOEM工場に任せて省略できるのがOEMビジネスの良さです。

中国輸入ビジネスでアパレル商材を扱う場合も、OEM化が盛んに行われています。ただし、初心者の方が最初からOEM商品に取り組むには、資金や時間が少々かかりますので、自社ブランド商品で差別化を図りたい場合は、簡易OEMからスタートするのがいいでしょう。

中国輸入アパレル商品の簡易OEM

アパレル商品での簡易OEMで最も一般的なのは、既存商品のタグを自社ブランド名やロゴに変更する方法です。

アリババなどの中国のECサイトから仕入れた商品のデザインはそのままで、既存のタグを付けかえることによって自社ブランド化するのです。

タグを付け変える具体的な方法としては、自社ブランド名が記載された布タグを縫い付けたり、紙タグを糸やチェーン、タグピンなどを使います。

初めての場合、自社ブランド名を決めるところから始まるわけですが、その際に候補とした商標がすでに他社に取られていないかどうかの確認をしなければなりません。

確認の結果、他に登録したところがなければ、すぐに自社のブランド名として商標権を登録しておきましょう。

商標のダブりを確認する方法として、下記の特許庁が運営する「J-Plat Pat」という特許情報プラットフォームを利用することができます。

参照:J-Plat Pat・特許情報プラットフォーム

ブランド名が決まったら、ブランドロゴを作成します。ロゴの作成はスキルやセンスが必要ですので、自社で困難であれば外注する方法があります。

外注先を探すときに下記のサイトがおススメですので参考にして下さい。

CrowdWorks

参照:CrowdWorksホームページ

クラウドワークスは、業務委託の仕事をインターネット上で発注・受注することができる,
いわばお仕事のマッチングサイトで、仕事の依頼方法として下記の2通りがあります

コンペ   :複数の外注先から提案をしてもらい、その中から選択する方式
プロジェクト:外注先を1つか2つに絞り、業務をお願いする方式

多くの案から選ぶのであれば「コンペ方式」が、コストパフォーマンスの面では「プロジェクト方式」で行うのがいいでしょう。

ココナラ

参照:ココナラ・ホームページ

ココナラはCrowdWorksのプロジェクト方式に似た方法で仕事を依頼できるサイトで、個人のスキルや経験・知識を売り買いができる日本最大級のオンラインスキルマーケットです。

高品質でおしゃれなロゴデザインの作成依頼が5,000以上の出品サービスから選べ、価格も4,000円からと手頃です。フリーソフトでは決してデザインできない本格的なロゴマークの作成が可能です。

ロゴが決まったら、紙タグや布タグを業者へ発注します。

アリババなどの中国ECサイトで検索すれば、最低購入ロットとして100くらいから安く作ってくれる業者もあるので、ご自身の都合に合わせて手配するといいでしょう。

Alibaba.com


参照:Alibaba.comホームページ

また、衣服の包装袋もちょっときれいなものに変える場合は、中国ECサイトで探すと安く仕入れることができます。袋の入れ替えだけでなく、セット商品を作って他社との差別化を図る簡易OEMにも役立つこと間違いありません。


タグが届いたら仕入れたアパレル商品のネームタグなどをはずして、準備したブランド名やロゴが入ったタグ付け替えます。

タグの手配や付け替えを、輸入代行業者へ依頼するのもひとつの手です。弊社「直行便」でも少数からリーゾナブルな価格で対応しておりますので、関心のあるかたは是非ご相談ください。

アパレル商品へ品質表示・洗濯表示タグをつける

アパレル商品を取り扱う場合、品質表示・洗濯表示タグを付けることが消費者庁の家庭用品品質表示法で義務付けられています。

参照:消費者庁・家庭用品品質表示法

輸入時の税関ではチェック対象ではありませんが、国内で販売するときは日本語表記のタグが必要となります。

中国仕入のアパレル商材は、品質表示や洗濯タグが付いていなかったり、付いていても中国語表記のため日本語表示のものに付け替えなければなりません。

日本人の感覚では、アパレル製品に品質表示・洗濯表示タグが付いていて当たり前なので、ついていな商品は店頭販売では敬遠されがちです。

また、ネット販売だから大丈夫ということはなく、届いた商品に品質表示や洗濯タグがなければ、悪評化がついたり、最悪の場合返品されることもあり売上が伸びにくいでしょう。

法的にも不適切な販売とみなされれば、消費者庁表示対策課より指導が入ります。このように、品質表示・洗濯表示タグは、アパレル商品の販売にとっては必要不可欠なものなのです。

中国輸入で品質表示・洗濯表示タグをつけるタイミングは、輸入前か輸入後のどちらかです。つまり中国側で行うか、日本側で行うかの選択になります。

日本でタグをつけると人件費が高いので収益を圧迫する要因になりますので、品質・洗濯表示タグ付けは輸入先の中国で行うことがおススメです。

中国でも日本語の品質・洗濯表示タグ作成に対応している業者もありますが、自力でタグ付け業者を探して手配するのはあまり現実的ではありません。

中国輸入代行業者であれば、弊社も含め品質・洗濯表示タグ付けにも対応しているところが多いです。正確で丁寧な仕上がりが期待できるので、利用を検討される場合はいつでもご相談下さい。

アパレル商品をOEM化するメリット

簡易OEMで事業が波に乗れば、競合との差別化をより鮮明に打ち出すために、本格的に中国のOEM工場を利用してOEMビジネスに取り組むのもいいでしょう。

中国にはアリババなどのECサイト以外にも、広州卸市場や義烏卸市場といった世界中からバイヤーが買い付けに来る大規模マーケットがあります。特に広州のアパレル流通量は、世界一を誇る規模です。

そういった地域の周辺には、長年のノウハウや経験を持つOEM工場が数多くありますので、中国はアパレルのOEMビジネスにはうってつけなのです。

OEM工場を利用して自社ブランド商品を販売するメリットには、下記のようなものがあります。

・自社でオリジナル商品の製造に取り組むよりも、コストや時間を削減できる
・他社との差別化により価格競争に陥ることなく、長期に渡り販売できる
・独占販売により、高めの価格設定をすることで利益率が高くなる
・一旦、ブランドとして認知されると固定客が増えリピート販売が期待できる

アパレル商品のOEM化のデメリット

前述の通り、中国輸入ビジネスにおける商品のOEM化には、いろいろとメリットがあることをお伝えしましたが、下記のようなデメリットも存在しますので、取り組む際には注意が必要です。

・OEM工場の最低受注ロット条件があるので、スタート時にある程度の資金力が必要
・販売開始まで多くの行程を経るため準備期間が最低でも3~4ヵ月かかる
・量産品を販売するため、資金回収までに時間がかかる

まとめ

今回は中国輸入でアパレル商品に取り組む初心者のために、簡易OEMのやり方を中心に解説しました。

OEMビジネスは、資金や時間をかける必要がありますので、本格的に取り組む前に簡易OEMで経験を積むのがいいでしょう。

弊社「THE直行便」では、提携している中国OEM工場も3万社を超え、小ロットの簡易OEMから対応していますので、今回の記事で関心を持たれた方はいつでもご相談下さい。

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