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アートの面白さを伝えるため、 人生初のクラウドファンディングに挑戦する若きアーティスト

11月3日から、夜の無人島・猿島を舞台にした
アートイベント「Sense Island -感覚の島- 暗闇の美術島」が開催されます。

そこに作品出展するため今回、人生初のクラウドファンディングにチャレンジをして、
アートの面白さを多くの方に伝えたいと考えている一人のアーティストをご紹介いたします。


展覧会での展示をみた遠山から、直接連絡が来たことがきっかけに


彼の名前は、鮫島慧さん。
現在、武蔵野美術大学で建築を学び、作品制作を行なっています。

クラウドファンディングに挑戦するきっかけとなったのは、昨年春に参加した展覧会。
その展示をみた遠山正道本人から、当時の運営スタッフを通して鮫島さんに連絡があったそうです。

画像2

遠山正道との打ち合わせの様子


以下、鮫島さんからのコメント

「その展覧会に出展した作品は例の如く、あくまで私個人の自己満足に近い、
内面的なものだったので他人から見ればどうでもいいようなものだと思っていたのですが、
「感動した」と言って下さり、嬉しかったです。

私が敬愛する作家が以前、インタビュー記事で「僕は無人島にたった一人でいたとしたら、
芸術家にはなってはいないと思う。
しかし、もしもそこに一人の美女でも流れ着いたとしたら、きっとその時から何かを表現し始めるでしょう。」
と答えていました。
この芸術祭は無人島での展覧会ということで、この話を聞いたときに最初に浮かんだのがこの言葉でした。
私は自分のことを芸術家だと思ったことは一度もありませんが、
この展覧会で制作する作品が、猿島という特異な場所の力を借りて、
お客さんにとっての何かのきっかけになればいいなと思っています。」


鮫島さんの作品作りに置ける「軸」とは

作品制作において鮫島さんが大事にしていることは、
「自分の心中に関わりのある工作物や所有している既製品の配置によって、
その場所を占有し空間の攻略を試みる」
こと。
彼の内面から訴えかけるような作品は、遠山の心をとらえて離しませんでした。


遠山正道コメント

昨年の熱海アートウィークで、もう取り壊されようとしているビルの4階まで階段を上がり、部屋に入るやいなや不意にこの作品と出会った。
大きな開口の窓からの西日を映したこの屋外看板のような作品は部屋の中に打ち捨てられているようであり、しかしスケールが明らかに異常であった。
廃墟に打ち捨てられたような不意に出会った異常なサイズの屋外看板はしかし、細やかに呟いていた。そしてそれは、明らかに私に向けられた呟きであり同時に私自身の呟きとなった。突然の出来事に、うっすら目に涙が滲んだような気がした。
無人島の猿島を歩いていて、この作品を思い出した。この廃墟で、またこの作品に不意に出会いたくなった。
皆さんのご支援によって、実現しますように。


クラウドファンディング期間中、鮫島さんの活動報告も

クラウドファンディングの期間中、鮫島さんによる活動報告をご覧いただけます。作品制作における考え方や想いなど、皆さまにお伝えしたいことがたくさん詰まっているので、ぜひチェックしてみてください。

The Chain Museumでは今後、鮫島さんの夢が実現出来るよう、全力でバックアップしていきたいと思います。
皆さまのご支援を、心よりお待ちしています!

ご支援は、下記リンクよりよろしくお願いいたします。
鮫島さんが遠山に出会った経緯やクラウドファンディングを始めるにあたっての想いなど、詳細もご覧いただけます。


鮫島慧さんについて

〜鮫島 慧〜
【略歴】
1993年生まれ
2017年武蔵野美術大学造形学部建築学科卒業
2017年-現在 同大学 建築学科研究室スタッフ
https://sameshimakei.tumblr.com/


「Sense Island -感覚の島- 暗闇の美術島」について

猿島が夜間開放されるのは、今回が初めてです。
主に光を使った作品が並ぶ猿島は「暗闇の美術島」に変化し、
鑑賞者は作品を通して島の気配を体感することができる他では決して味わえないアートイベントです。

会期:2019年11月3日~12月1日
会場:猿島公園
住所:神奈川県横須賀市猿島1
開館時間:17:00〜21:00(日没以降)

▼Sense Island -感覚の島- 暗闇の美術島 公式サイト
https://senseisland.com/

▼猿島について
https://www.tryangle-web.com/sarushima/


TCMは「世の中の体温をあげる」という想いをかかげ、「Soup Stock Tokyo」等を手がけてきた遠山が構想する「新たなアート体験」に、PARTYが得意とする「デジタルでの体験設計」を融合させ、アートと個人の関係をテクノロジーで変革させ、新たな価値の提示を目指しています。