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読書#8 「トカトントン」 太宰治

読書#8 「トカトントン」 太宰治(新書2:名著2:その他4)
虚無感に襲われる瞬間が私にもある。必死でやっている作業を否定された時などが、それだ。
「トカトントン」という、建設的なキーワードの象徴ともいえる音を聞いて虚無感に襲われる。
これは、今まで作り上げてきたものが戦争で破壊され、再構築する。同じことを繰り返しているのではないかという感覚がそうさせているのではないか。
震災などの天災や事故など人災の復旧には活力、精力が必要で、手を動かしている最中は必死だが、
ふと、復旧の目的を考えてしまったとき、今やっていることの意味を考えたときには、虚無感に襲われるんだと思う。
ニーチェにも通じるんじゃないかと考えた。

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