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映画の半券をしおりにするタイプです

「学生時代のうちに沢山映画を見ておけ」

中学時代の担任に言われた言葉です。

当時はその言葉の意味がよく分かりませんでした。というのも当時の自分は映画に差ほどの興味もなく、年に一回コナンの映画を見に行く時くらいしか映画館とは縁がなかったからです。

しかし最近になり一人で過ごす時間が増えてきたことから一人でも気軽に楽しめるエンタメとして映画を享受するようになりました。1500円という価格で2時間近く時間を潰せて、尚且つ0→1の体験が出来るのは素晴らしい。そうこうして映画の魅力に気付いて先月は10本近くの作品を見に行ってしまいました。

そんなとある2月の日に、「素晴らしき世界」という映画を見終わった自分はとある違和感を感じました。エンドロールも流れ終わり帰宅の準備をしながら周りを見渡すしてみると呆然と座り尽くし放心状態の人、ひたすらにむせび泣いている人なが居てこの映画に心を打たれているのことは一目瞭然でした。そんな自分はというといい映画だったなと思う程度でそそくさと残りのポップコーンを口に放り込んでいました。

自分は人間の心を失ってしまったのか?

ともまあ思いましたが、これは自分の映画の見方に問題があるのかなと思いました。自分は基本的に映画を見るときに「このシーンはあのシーンの伏線なのか?」「次はこういうシーンがくるんじゃないのか?」「このシーンはどういう意味なんだ?」といったように常に考えながら映画を見てしまう癖があります。これをしてしまうと素直に映画を受け取ることが出来なくなってしまうのだと今回気付きました。

まっさらな感情で映画を見ること。映画をそのまま受け取ること。勘ぐって映画を見ることは映画を無駄にしているのだと気付きました。考察というのは終わった後にするものであり見ている最中は映画と向き合う。大事な学びでした。

コナンやるろうに剣心など、楽しみにしていた映画がたくさん控えているので今からもう楽しみでしかたありません。

薄い内容ではありますが、個人的にはちょっとした気付きであったので記事にしました。


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