最近ハマってること②

〜前回のあらすじ〜

朝イチからパチンコでバカみたいにハマり速攻金がなくなって、侘しくカップラーメンでその日は凌ごうと100均に寄った時目に飛び込んできた「将棋」

こういうゲームが好きな僕は経験者のN君とやる事に。詰将棋の問題を出されるも、あっさりと解いてしまう僕。圧倒的な才能の片鱗を我ながら感じつつ、いざ対局!…するも惨敗。天才には正に、青天の霹靂であった。。




あらすじが、あらすじとして機能してないけど気にせず続きを書いていきます。




今まで僕はテレビゲームにしても、ボードゲームやカードゲームでもルールを理解すれば大体周りの子の中ではすぐトップクラスになる方だった。

周りにもいるだろう、「俺、地元じゃスマブラ一番強ぇから!!」と豪語するイキリくん。

正に僕のことだ。ただ、イキる程度にはそこそこ腕はあるつもりだし、実際ゲームは強い方だった。




しかし、それが粉々に粉砕された。(いま思うと所詮ただのイキリだし、スト4ちょっとやってたけど常にボッコボコにされてたし、実際そこまで自分はゲーム上手くない気もする)

N君と学生の頃よく麻雀をやっていた。レートは高くないが賭けてやっていた。正直、学生からすると、まあまあ可愛くない額をトータルで彼から受け取っていたと思う。そのイメージもあってなんなら勝てると思っていた。

しかし結果は惨敗。しかも他のゲームでは考えられないレベルのハンデをもらった上で。



N「まあ初心者はこんなもんだって!気にすることないよ!」

僕「くやしいなあ〜!戦術を教えてくれよぉ〜!!」

こんな言い方したかは覚えてないが、黙りこくって感じ悪くても仕方ないので多少おどけて教えを請うた。が、内心穢れが溜まって魔女になる寸前である。



N「タバコうめぇ〜wwwww」

自分んちで勝利の一服されるのがこんなにイライラするとは思わなかった。しかしスト4で負けた時はこんなにイライラしなかった。


この差はなんだろう?


N「将棋って、コンディションとかはあるけど基本的に純粋な実力で勝敗が決まるのよね。そこに運の要素とかほとんど絡まないんだよね〜」

なるほど、だからこんなに悔しいのか…

N「んで、亀山が負けたのも必然。将棋は大きく分けて序盤・中盤・終盤に分けられるけど、何一つ上手くいってなかった(笑)」

この時、完全に(笑)が付いていた。時代が199X年、世界が核の炎で包まれていた時だったら某神拳奥義で内側から破裂させてる。

N「だから、とりあえず囲いをなんか覚えてみそ」

囲い?なんかよく分からん単語が出てきた。

N「とりあえず、四間飛車で美濃囲いが初心者とっつきやすいんじゃない?」

なんかよく分からんが、64スマブラのカービィみたいなもんかな

て、事でその日は解散して将棋アプリをダウンロードした。



Nの言ってた事通り、最初最弱のレベルにも負けてたが、囲いを覚えただけで勝てたし、攻め方も徐々に分かってきた。詰将棋もちょこちょこやって終盤力も多少身につけた。

で、最近はハチワンダイバーにも出てくる鈴木大介九段の四間飛車についての本をN君の解説メモと一緒にもらって勉強中






なんだけど、将棋がめっちゃ面白いんだわ!!!

(やっと言いたいこと言えた)






将棋の魅力は色々あるんだけど、まず好きになった要因の一つに「格言」がある。好きなやつの一例

「と金の遅早(おそはや)」

一見、歩打ち→歩なり→と金

だと攻めとして遅く感じてしまうが、とても強力な攻めだよって格言。言い換えれば急がば回れ的な感じ?あと、単純に語感が好き。

「歩のない将棋は負け将棋」

歩は将棋において一番弱い駒だけど、攻めにも守りにも無きゃ形にならない駒。なんかこの将棋の感覚そのものが好き。カードゲームみたいに強いカードで勝敗が決する訳では決してない感じが。

こんなのがめちゃくちゃある。詳しくはグーグル先生に聞こう!



次に、ロマンを感じる事が多いってのが魅力の一つだなと思う

いま僕は基本戦術として、美濃囲いで王様を守ってる訳だけど、この美濃囲いは豊臣秀吉も愛した囲いらしい。そんな昔からある戦術が未だに使われてるのがロマン過ぎる。

かと思えば、終わったとされた戦法が、研究に研究を重ねて新たな戦法として確立されたり、日進月歩な世界なのがカッコ良すぎる。僕もあんま知らないけど、鈴木九段の新・石田流とか完全にそれだし。




最後にやっぱり思うのが、言い訳出来ないくらい実力の勝負だってのが唆る。

色んなプロの世界があるけど、勝敗に運の要素がほとんど絡まない勝負って中々無いと思う。

スポーツだって運が絡むし、他のボードゲームだと囲碁はそういう意味では将棋に近いけど、チェスって結構引き分けで終わる事多いらしい。将棋は考えうる手が何パターンも一手毎にあるから、引き分けってほぼないんだって。(千日手ってのがあるけど、これになると仕切り直し)

もちろん僕はそんなレベルじゃないけど、縁台将棋ですら必死に頭回して勝ちに行く、この将棋ってゲームにロマンしか感じない今日この頃なのでした。



そしてこんなロマンを追い求め、日々成長が止まらないドラマーが見れるのは…


the Big boots だけ!!!(唐突な宣伝)


2/12

下北沢 Club Que

19:00 Open



待ってます!!!

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