人はヒトになっていく。
僕は"人間は今後、動物的になっていく"と考えています。
そう考え始めたきっかけは、初めてAIで画像を生成したときです。
最近は画像生成AIというものがあって、こちらが好きな言葉を入力すると、AIがその言葉をもとに全く新しい画像を生み出してくれます。
上の画像を生成するのにかかった時間は、わずか10秒。
僕は驚きを隠せませんでした。
もし仮に人間が描こうと思ったら、一体どれほどの時間がかかるのだろう。
興奮冷めやらぬまま、次に手を出したのが楽曲生成AIです。
好みの曲調やジャンル、曲の長さや使用したい楽器などを選択してEnterキーを押すと、全く新しい楽曲がずらっと15曲作られる。
1分の楽曲を15曲作るのにかかる時間はわずか7秒ほど。
もし仮に人間が1分の楽曲を15曲作ろうと思ったら、一体どれほどの時間がかかるのだろう。
ここで考えられる意見として、"そりゃAIは速いだろうけどクオリティーはまだまだ人間の方が上でしょ"という意見がありそうです。
しかし上の画像を見ていただけると分かる通り、AIはもはや本物と遜色ない画像を生成できるようになっていますし、楽曲に関しても僕が聞いた限りでは全くもって違和感のない非常に良質なものを生成できています。
ここ1ヶ月の間これらの技術をいじり倒し、AIについて色々と勉強して出た結論が、冒頭の"人間は今後、動物的になっていく"です。
人間は論理的に解を見つけるという分野において、スピードも質も機械には勝てない。
それだけではなくクリエイティブな分野ですら、少なくともスピードにおいてはAIに追い越されてしまっている。
つまり2045年に起こると言われていたシンギュラリティ(人間の脳と同レベルのAIが誕生すること)は、2045年などという未来ではなく極めて近い将来に起こるでしょうし、なんならすでに部分的には起こっていると思います。
このままいくと近い将来、世の中の仕事の大半である"論理的に解を見つける"という営みやクリエイティブな営みは、そのほとんどが機械に取って代わられることになります。
つまり従来の仕事というものに割く時間は減少し、人間に残された営みは、3大欲求に基づく行為や趣味といった原始的な営みになります。
つまり原始的な欲求や趣味を重視して生きる人が増えていくと思います。
ヒトの群れ全体としてその方向に向かっていくかどうかは分かりませんし、向かっていくとしても僕が生きてるうちにはあまり変化はないのかもしれません。
しかし僕自身はこの考えに確信を持っていますし、ヒトとしてのキャパシティを大きく超えた今の社会に対して生きづらさを感じています。
なので動物としての性質を大事にして、3大欲求を綺麗に満たすことに重きを置いたり、それ以外にも自分のうちから湧き出てくる欲求を満たすことを心がけていきたいと思います。
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