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現代アートが価値創造をもたらす ~渋谷東急文化村 「交差点-いま、ここからの-」 展覧会の開催事例~

THE ARTがアート界活性化を願う活動の一環として、渋谷文化村にて「交差点-いま、ここからの-」を2021年8月から9月にかけて開催いたしました。

本展覧会は2部制となっており、Part1は8月26日~9月5日に「伝統×現代アート」をテーマに、Part2は9月8日~9月15日に「Z世代」をテーマにしていました。

今回、THE ARTの広報担当がこのイベントに関して代表の岩崎にインタビューをしました!

人と人が交わり新しい化学反応を生み出すため、現代アート作家の展覧会を開催

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―今回の展覧会は「交差点-いま、ここからの-」というタイトルですが、ここにはどういった意味が込められていますか?

今では「密」や「ディスタンス」という言葉が根付くようになり、人と人が交わることはネガティブな意味合いになる場合があります。しかし人が交わってこそ化学反応が起こり、新しいものが生まれます。この閉塞感のある時代に、新しい価値観が生まれる場所にしたい、新たなスタートという意味をこめて「交差点」というタイトルにしました。

また、場所が渋谷ということで、交差点という言葉が馴染みやすいと思ったこともあります。

―渋谷の文化村さんで開催されましたが、どういった経緯があったのでしょうか?

文化村さんとは、以前より個人的に顧客として接点がありました。その関係で、文化村さんは近代絵画や伝統的な作品の展示が多い中、これからは時代も変わり新たな取り組みを検討されていることを知りました。それなら現代アートを取り入れ、THE ARTが何かお手伝いできるのではと思い、話が広がっていったという経緯です。

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―具体的にどのように進められましたか?

文化村さんの想いやこれからやっていきたいことを丁寧にコミュニケーションを取り、それをどういった形で実現するか、タイトルやテーマを弊社内で考えました。いくつかの案をご提案し、調整し「交差点-いま、ここからの-」というテーマが決定しました。

続いて、このテーマに沿ったアーティストを選定し、調整作業を丁寧に行いました。将来性がありこれからサポートを得て大きく成長するアーティストとお仕事をすることがTHE ARTの思いでもあり、その点についても加味して選定しています。

初めてアートに触れるきっかけを生み出すことができた

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―展覧会には、どのような方が来場されましたか?

年齢は30代~40代の方が比較的多かったのですが、10代や20代、60代以上の方もバランスよくいらっしゃいました。企業の代表や役員の方が多い一方で、学生の方もいらしていたのが特徴的です。また、半数以上の方がPart1とPart2のどちらもお越しくださいました。

とても嬉しく感じたのが、「今までアートを間近で見たことがなかった」という方もたくさんいらしたことです。当日、「初めて アートを買いました」と言って購入された方もいて、現代アートというものを広く認知してもらい、まずはアート自体に興味を持って頂くという、弊社のヴィジョンにも則ったイベントにすることができたと思います。

また、来場者の約4割が「文化村に初めてきた」という方で、現代アートを通じて文化村という場所の認知度向上や、アートを通じて多方面の産業の方々が訪れる、コミュニケーションが起こるといった場の価値向上にもなりました。お客様からの反響が良く、THE ARTとしても、文化村としても、非常に意味のある展覧会が実現できたのではないかと思います。

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―期間中は岩崎さんも会場にいらっしゃいましたが、実際の現場を目にされていかがでしたか?

起業家や役員クラスの方以外にも、若いカップルの方や家族連れの方まで、幅広い層に楽しんでいただけたと思います。また、作品紹介やアーティストのプロフィールにも真剣に目を通していただき、滞在時間が長かった点も嬉しかったです。

アーティストの方には会場にもきていただきましたが、来場者の方と「どんなコンセプトなのか」「なぜこの作品を作ろうと思ったのか」など、作品について話していたのが印象的でした。お客様も作品を見ただけではわからないことを知れて、驚きや感動があったようです。

―これまで現代アートに触れてこなかった来場者もいらした一方で、アートに造詣が深い方もいらしていたようですね。

はい。そういった方からは、アーティストの選定につい「こんなにたくさんの作品が一度に見られるのはすごく貴重で、充実した時間でした」「ぜひ、また開催してほしい!」と沢山の来場者からコメントをいただきました。アートに初めて触れた方から詳しい方まで、広く満足いただけ、お客様からリピートで開催して欲しいという多数の声から来年度も開催のお話がでてきております。

現代アートを通して新しい出会いや人々の交わりを生み出す


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―今回の展覧会は来場者の方や文化村さん、参加アーティストにとって価値のあるものとなったと思います。では、THE ARTにおいてはどのような位置づけになったのでしょうか?

私たちは「若手のアーティストのサポートをしたい、そのためにも国内のアートを活性化したい」という思いがあります。今回のイベントはまだアートに触れたことがない新しい層にアートという文化を楽しんでもらえたので、非常に価値がありました。

また、文化村さんには「人が来る仕組み作りにより場所の価値が向上」、アーティストには「認知度も向上や新しいファンとの繋がり」、来場者の方には「現代アートとの出会い、感動体験」と、関わる方々全方向にポジティブな効果を出せたと思います。

また、アーティストの方が来場者の方をお繋ぎし、そこで会話が始まり、ビジネスの話に発展している姿も見られました。展覧会をきっかけに、アートだけにとどまらない新しい広がりが生まれたことは展覧会のテーマ "交差点" の思いそのもので、社会に対しても少しは貢献できたのではないかと思います。

―これは、THE ARTが目指している姿そのものですね。

はい、そういった意味で今回の展覧会は成功でした。これからも国内のアート活性化を目指し、人々の思い出や印象に残る体験を創造していきたいと思っています。

アートは遠いものでもなく、難しいものでもなく、輪を広げ、フレンドシップを大事に明るい日本の社会作りを実現していきます。

イベントの開催は、まだまだ他にもたくさんの魅力があり、今回のイベントで例えると文化村さんの場としての価値向上に繋がったように、クライアントに付加価値をもたらしたり、今まで訴求できてなかった層へのアプローチやクライアントの認知度向上に繋げ、関わる方々がwin winの形を作っていくことができます。

これからご縁があり、ご一緒させて頂く方には「現代アートをどうビジネスに活かすか?」という視点で、一緒に盛り上がていければ幸いと思っています。

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