中東の和平に向けての日本外交の役割

中東和平こそ日本に課された使命なのではないかと考える。以下、その理由を述べる。

中東和平において、日本は力を発揮できるのではないか。学生時代からずっとこのことを考えていた。

なぜなら、中東の情勢に最も公平な立場で接することができるからである。

アメリカ、ロシア、欧州については、中東問題における直接の利害関係者である、
そもそも、中東を混乱に陥れたのはアメリカとソ連だ。彼らの代理戦争によって政治がめちゃくちゃになっている。確かに中東は地政学上の要所であるけれども。
そして、米ソが台頭する以前から中東を利用してきたのが欧州(主に英仏)。
彼らに、中東を和平に導く資格があるのだろうか。倫理的にはどうかと思う。

日本はどうであろうか。日本が中東情勢に介入して中東を混乱に貶めたという事実はあまり聞かない。もしかしたら潜在的にあるかもしれないけれど。

ここが日本外交の強みではないだろうか。
直接利害関係がない(石油やら何やらがあるので「利害関係がない」などと軽口をたたくことはできないものの)し、中東とのこじれた関係もない。そしてG7の一国である日本こそ、中東和平の足掛かりとして国際社会に貢献してほしい!
G7の中で、イランと友好関係を築いている国がほかにあるだろうか??いやない!

今回の茂木外相の中東歴訪も、大変意義深いものであると感じている。

(そう考えると、日本は国際政治上、大変不思議な位置にいるのではないか?米中ロ、欧州にない「強み」はここにあるのではないだろうか?)

友人とやりとりをする中で、かつての自分の思いが再び甦った。マジありがとう。

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