【告知】The Typewriters 第二号 寄稿者募集
みなさま、こんにちはThe Typewriters編集長のロナルド始澤です。
The Typewriters(不定期刊行)では 、第二号発行にあたり小説やエッセイ、詩、インタビュー、創作ノウハウなどの文章作品、あるいは、この本を彩るイラストや漫画の原稿を募集しています。
まとまった文章やコンテンツを作ったけれど発表する場所がない、個人誌では物足りない、自分の作品を掲載してほしい。という方は、まずはご連絡を。詳細についてご説明させていただきます。The Typewritersにあなたの足跡を残していきませんか?
(※テーマや作品の方向性、特集の兼ね合いによっては掲載をお断りする場合もございますご了承ください)
第二号のテーマは『シティポップにあこがれて』。
シティポップが近年流行していますが、それをどう解釈して表現するか、はたまた「あこがれ」の部分に注目するもよし、それぞれの感じるシティポップな感覚を表現していただければと思います。
もちろん、テーマにこだわらず、自分の作品を投稿するのも大歓迎です。
募集は2/26まで行っております。
以下に、概要含め企画書がありますので、一度ご一読の上ご参加をご検討ください。
企画書
(PDFはこちらから)
* * *
概要
同人総合文芸誌『The Typewriters(ザ・タイプライターズ)』の第二号
発行予定
・5月5日(COMITIA 140合わせ)
ゴールデンウィークの即売会メインに頒布(COMITIA、文学フリマ)。
その後、コミックマーケットにおいても準新刊として頒布予定。
※スケジュールが厳しそうであれば5/29文学フリマ東京に変更。ゴールデンウィークの見通しが厳しい場合は、コミックマーケット100も考える。
フォーマット
・オフセット印刷(表紙CMYK4色フルカラー、本文モノクロ)
・サイズ: B5(前号から引き続き)
・ページ: 100-128pp.程度
・発行部数: 150部(予定)
・基本段組文字数
2段組(小説)一段30x26行=780文字 780x2=1560文字
3段組(小説、コラム・エッセイ等)一段19x26行=494文字 494x3=1482文字
4段組(読み物性の強いコラム、特集記事)一段14x26行=364文字 364x4=1456文字
※版面は原稿が来てから調整する。
基本書体
明朝:リュウミン+リュウミンオールドがな (モリサワ), Palatino(Linotype)
ゴシック:ゴシックMB101(モリサワ), Neue Haas Grotesque[Monotype (注:Helveticaのプロトタイプ)]
本文サイズ13Q(≒9.25 pt)/ 行間8.5H(≒6 pt)
・使用予定用紙
表紙:アートポスト170㎏+クリアPP
本文:コミックルンバホワイト84㎏
・印刷費:すべてMOZA MOZAが負担
・頒価:1,500円(予定)→印刷費によっては2,000円にする可能性もあり。
The Typewriters全体のビジョン
・なるべく広範囲の読者に文芸の楽しさを発見してもらう。
・The Typewriterという同人誌の存在を認知させ、同人誌として商業誌に負けないレベルのもの(本の内容、取り扱うジャンルの広さ、デザインなど本屋で売っているものと見間違うくらい)を将来的に目指していきたい
・親しみのあるデザイン、カジュアルな同人総合文芸誌として一目置かれる存在を目指す。
・海外のオシャレな雑誌風のデザインや雰囲気をもたせて文芸を身近なものにする。
・雑誌のイメージとしてThe New Yorker, The LIFTED BROWなど海外の小洒落た文芸誌を日本風にアレンジしたものが作りたい。
第二号のビジョン・目的
・読んで楽しいものを作る。
・前号がシックにまとまり過ぎた面があり、小説関係も文学寄りだったので、エンタメ色のある作品を追加したい。(この雑誌の作品の幅の広さの提示としても)
掲載方針
・粗削りでも個性が強かったり面白かったら編集・校閲の修正を通した上で載せる。
・創作支援な内容も充実させていきたい。
第二号テーマ
『シティポップにあこがれて』
<何故シティポップというテーマなのか>
第一に楽しいものを作りたい!
また、2020年から続いている感染症の影響による鬱屈とした気分を80-90年代の明るく豊かな時代の表現を再解釈して未来への希望として提示できればと考えている。
2010年の終わりから現在にかけてシティポップ・リバイバルが続いているという点からも一過性のムーブメントではないように思う。編集長である私個人がYouTubeでおすすめされた楽曲をよく聴くようになった。つまり現在の流行も含め人々への吸引力が考えられる。
シティポップは明確な定義がなく、ムードや雰囲気などが先行しているという意味でも創作のテーマとして魅力を感じている。イラストや昭和レトロテイストという意味で音楽以外のものにも波及しているので、文芸を巻き込めると考えている。
編集長・スタッフ含めた20代後半から30代後半の世代にかけては、多感な時期にシティポップに影響を受けなかった空白地帯の世代。つまり、この世代は先入観のないシティポップの再解釈ができる可能性がある。空白地帯を埋めたことをアピールできれば、広い世代にアプローチができると考えている。
40-60代(直撃世代)
20-30代(空白)☜ここを埋めることで全世代の対象になるのでは?
10-20代(リバイバル世代)
だからこそ、広い層にアピールできる「シティポップ」を第二号のテーマにとした。
音楽のムーブメントとしてのいわゆるシティポップは竹内まりや『Plastic Love』や『真夜中のドア~Stay with Me~』中原めいこ『Dance in the Memories』、菊池桃子、山下達郎、大滝詠一……etc.「シティ」における、お洒落なライフスタイルや都会の風景、時には都市生活者ならではの孤独感や哀愁を良いメロディと洒落たコードに乗せて歌い上げたものが多い。
編集長個人は、そういった曲のノリやムードや雰囲気をなんとなくシティポップ的と理解している。寄稿者たちがどう解釈するかは未知数だが。「シティポップにあこがれて」というテーマの『あこがれ』という意味をよく考え自分なりに解釈してみたり、あえて表層だけを利用するだけでもいい。寄稿者各々が自分なりに「シティポップ」をかみ砕いたり、皮肉ったり、自分なりに解釈して表現していただければと思う。
解釈例)
・都市のムード=近未来SF
・都市生活者のアンニュイな人間関係
・皮肉って都市ではなく田舎のルサンチマンの発露……etc.
想定読者
基本的には30-40代の創作や同人イベントに興味がある層がメインターゲットとする。
サブターゲットとして文字に描く夢講座受講者含む10-20代の文芸に興味がある層。
※購買層には5,60代も少なくなかったため、なるべく幅広い層にアピールできるようにしたい。
原稿について
文章原稿
※原稿はテキストデータ、Word、InDesignなどデジタルデータでご提出ください。
・テーマは第二号テーマ『シティポップにあこがれて』もしくは『自由』
・原稿は400字詰原稿用紙換算で5枚以上80枚以内を規定とする。(規定を超える場合は応相談)
・旧字・正かな・カナモジ文、アルファベット以外の外国語書体などを常用外の表現を使用したい場合は応相談。
・レイアウト、使用書体はフォーマットに準ずるが、特殊なレイアウトにしたい場合応相談。
小説
・形式は自由(文学、SF, ミステリ等ジャンル小説やライトノベルなど表現は問わない)。
・既に同人誌等で発表している短編小説の転載、長編小説の抜粋も可。
・ジャンルは不問
・性表現・暴力表現等については柔軟に対応するが、中高生も読む可能性があることを留意していただきたい。
エッセイ・コラム
・連載形式にしたい場合は応相談。
詩
・形式は問わない
・表現によっては作者解説も可
・レイアウトは応相談
マンガ・イラスト共通
・テーマは第二号テーマ『シティポップにあこがれて』もしくは『自由』
・フォーマットはB5サイズに3mm塗り足しで、モノクロ1200dpi グレースケールの場合600dpiで作成してください。トンボ(断ち切り線)はつけてもつけなくても結構です。
マンガ
・ストーリーマンガ、4コママンガ、風刺漫画ジャンルは問わない。
見開きページの都合もありますので、右ページ始まりか、左ページ始まりかを提出時にお伝えください。
・一コマ漫画など形式が特殊な場合は応相談。
イラスト
・掲載作の挿絵という形での参加も可。
・見開き作品も可
※現在編集スタッフも募集しています。特に文章原稿での参加者でお手伝いできる方はご参加ください。
編集及び編集スタッフの作業内容
・編集長との情報共有
・原稿の進捗管理
・編集作業全般
・校閲、誤字脱字チェック etc...
役割
・編集長: 進捗確認・リマインド、原稿受け取り、編集方針・校閲基準と照らし合わせ内容チェック、原稿管理、全体統括、校閲基準策定、最終確認、本誌デザイン・レイアウト、ページ制作、進捗管理、進捗確認、効率の良い編集環境づくり、編集に関わる業務全般。
・スタッフ: 校閲、誤字脱字チェック、進捗管理・スケジュール管理表作成、宣伝素材製作や紙面づくりのサポート、遅れてる編集業務のサポート等(適宜得意分野を加味しながら振り分け)。
・チーフスタッフ: スタッフの業務に加え、初稿と照らし合わせ修正内容確認、修正漏れがないかの確認。編集長のサポート。校閲基準に合わせて修正出来ているかの確認(誤字脱字・意見出し)。
・アドバイザー: 編集開始時のレクチャー、相談役、緊急時のサポート。
編集やデータのやりとりはSLACKでやり取りをする。
(執筆者も編集スタッフもメールアドレスの用意をお願いします。)
※基本的な編集作業の大半は編集長が行いますが、スタッフはそのサポートをしていただきます。慣れないことへの戸惑い、得手不得手、個人差もあるので、出来る範囲でお願いします。
校閲について
提出原稿(特に文章)は編集スタッフの校閲が入ります。平均2, 3回程度、修正や意見出しなどの原稿のやり取りが発生します。ご納得の上ご参加ください。
※具体的なことは、別途、参加時に校閲方針としてまとめる予定です。
■校閲時の同人サークルMOZA MOZAハウスルール(別紙作成予定)
・赤字=文章、言葉の明確な間違い。要修正
・青字=疑問出しや補足の指示。
・蛍光ペン=再度戻ってきた原稿修正確認。チェック済み
主な頒布先
・同人誌即売会
・メロンブックス(委託)
・文字に描く夢講座(いわき市で行われている中高生向けの文章講座 ※受講生希望者に無料配布)
確認事項
・原稿提出終了後、確認リストへの同意をお願いします。
(宣伝用素材としての利用および、掲載時の契約事項、著作権の扱い、宣伝のため別メディアの転載許可)
・謝礼: 一律3000円(寄稿者・スタッフ共に)
・献本: 寄稿者・スタッフ各二冊まで(サークル委託等追加部数は有料)。
スケジュール
■1月
1月15日頃
・参加者募集(2/26まで受け付け)
・執筆開始(参加決定者は2月から毎週日曜日午前0時に進捗確認を編集長が個別にメッセージ送信し当日中に返事をいただく形式)
1月中
・進捗表等準備(前回の反省を活かし作成)
・校閲手順草案作成
・第二号編集部Slack立ち上げ
■2月
・インタビュー(相手が見つかった場合)
・編集メンバー参加人数確認(2月26日までを目途に寄稿者の中で自作の校閲原稿のやり取りのみか、本誌編集にも関わるかの確認)
・2/26 第1回オンラインミーティング
(編集メンバー限定。編集についての打合せ、編集方針の共有、担当決め、校閲手順、スケジュール管理の方法、すでに提出済み原稿をどうするか等)
■3月13日
・原稿締切(前もって連絡があった場合のみ19日まで。寄稿者にはギリギリにならないようなるべく余裕のある提出をお願いする)
・第2回オンラインミーティング
(原稿の回収状況及び校閲・誤字脱字チェックスケジュール)
・編集開始(校閲、誤字脱字チェック)
■4月
4月2日
・テキストの追加訂正締め切り。
(以後原稿差し替え、追記は受け付けない。以降の修正は致命的なもの以外校閲時に出た誤字脱字修正の確認のみに留める)
4月9日
・第3回オンラインミーティング
(ページ確定、印刷部数、現時点での校閲進捗など、懸念事項の確認)
4月23日
・第4回オンラインミーティング
(ゲラチェックの状況、最終稿の確認)
4月25日頃
・入稿
コンテンツ(予定)
・小説(5・6作+編集長の夏コミ新刊の抜粋)・エッセイ(2,3作程度)
・インタビュー(未定、相手が見つからなければ省略、1名予定)
・イラスト(1, 2作)
・マンガ(1, 2作)
・MOZA MOZA式小説の書き方講座(連載 全5回予定)
・タイプライター特集(メンテナンスについて? 内容未定)
デザイン面での方針
・前号よりカジュアルに舵を切る(毎号テーマごとに硬軟を使い分けるという意味で)
・第二号はイラスト表紙(予定)
・デザインは国際タイポグラフィー様式(スイススタイル、フラットデザイン、グリッドレイアウト)を意識したものにする。
・表紙のロゴ・レイアウトは80-90年代の雑誌類を思わせるような感じにする。
以上のことをご確認いただいた上でThe Typewriters第二号の参加希望者は、編集部のメールアドレス(thetypewriters.magazine@gmail.com)に参加希望の旨をご一報ください。
編集部SLACKの案内をさせていただきます。また、ご不明な点ございましたら編集部Eメール、Twitter等で、ご相談等をお受けしております。
何卒よろしくお願いいたします。
The Typewriters(ザ・タイプライターズ)
編集長 ロナルド 始澤
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