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ウェストサイドストーリー

 いきなり見る気になってみました。課金199円。

 いや………。途中寝ました。大昔の「ウエストサイド物語」は昔映画館でリバイバル上映を見た覚えがあるんですけど、あっちのほうが面白かったかなあ…。

 とはいえ、さすがに当時ですらか古~~~い映画だったので、それほどには面白いとは思わなかったですが。ただ、うちの母親がこの映画のものすごいファンで、この映画のことを凄い熱量で絶賛してたのでわざわざ映画館まで見に行ったわけです。

 道理で、映画の最後に「FOR DAD」とか出てきました。スピルバーグですらお父さんの時代の映画だったようです。

 以前にスピルバーグ制作で、ミュージカルのテレビシリーズ「SMASH」ってのを見たんですけど、スタッフが全員トニー賞受賞者で、めちゃくちゃ力の入ったテレビシリーズだったことを思い出しました。
 ま、おそらく今回のこの「ウェストサイドストーリー」もそうなんだろうとは思います。(知らんけど)

 うう~~ん。

 あれじゃないですかね、ミュージカルなのに「ドラマ」にしようとしたせいで、ちょっと眠くなっちゃったんじゃないですかね?
 そもそも「ミュージカル」の物語って単純なのが多いじゃないですか。今回の「ウェストサイド物語」だって、ロミオとジュリエットで、会っていきなり恋に落ちて最後死ぬ話ですからね。
 そんなん掘り下げてもしょうがないっていうか~~。

 もっとも、感心したことがありました。それは、元の「ウェストサイド物語」の曲とピッチが全く一緒だったことです。
 もちろん、バーンスタイン作曲で、そもそもの楽譜にオーケストラ演奏の音のすべてを記載されててそれを演奏するんだから、当たり前と言えば当たり前なんですけど。
 
 しかし、普通、ピッチあげたりとか、ビートとか入れて現代風にアレンジするってあるんじゃないのかな?
 いや、ひょっとすると逆に、これはもう、オペラとかと同じ扱いにしてるってことなのかしら。

 そんなわけで、曲がすごく古い感じがします。以前に批評で「なんで舞台が1960年代なんだ、現代にしろ」とか言うを見たことがあるんですけど、こんな風に「そのまんま」のバーンスタインだと、もし舞台を現代にすると曲と合わないんじゃないかな…

 そんなわけで、この「ウェストサイドストーリー」ってミュージカルってより歌劇であって、しかもそれをドラマチックに仕上げた映画だったようです。

 あ~~。そういえば昔フランコ・ゼフィレッリ監督の「ラ・トラヴィアータ(椿姫)」って映画を見たことがあったんですけど、もしかしたらあれをオマージュしてるんじゃないのかな?
 おそらくそうだと思います。いや、きっとそうに違いない。

 

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