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ニューヨークのベニュー、max's Kansas cityを題材にしたスゴいドキュメンタリー映画"NIGHT CLUBBING"を見た


"NIGHT CLUBBING"ポスター

実は今、というか、「中央線は今日もまっすぐか?~オレと遠藤ミチロウのザ・スターリン生活40年」を書き終えた2020年からずっと新しい本を書いている。タイトルは未定だけど「パンクって結局なんだ?」という根本から「パンクロック」を問い直す問題作だ(爆糞)。しかし、書き始めたのはコロナ蔓延後、続いてウクライナ戦争に安倍暗殺、挙句、YMOがふたり死ぬという悲劇か喜劇かわからんような事件が多発。都度書き換えていくもんだからいつまで経っても完成しない。
さて、「パンクとは?」を紐解くにはその発祥のシーンをつぶさに見ないといけないと思い、みんな大好きイギーポップ&ストゥジズだのをずいぶん研究した。そこで浮上したのが1965年、ニューヨーク、ロワーイーストに開業したレストラン、「Max's kansas City」だ。開店当初のアンディ・ウォーホルやウィリアム・バローズが夜な夜な出入りしたスノッブなレストランから1969年にダニー・フィールズがイギーポップ&ストゥジズを連れてきて以来、「過激なパンク小屋」に超変貌するのだった。
その「Max's kansas City」に焦点を絞って撮られた映画「ナイト クラビング」が4/29から新宿K'Sシネマで上映されているのだけど、その封切り日になんと監督のダニー・ガルシアが舞台挨拶をするという!
「中央線は今日もまっすぐか?」をディレクションしてくれた音楽評論家、藤田正さんの口利きでなんと、ガルシア監督のインタビューをすることに成功!で、当日K'Sシネマに向かったワケだが!

ビックリしたー


なんとゲスト・オレ(爆糞)

配給会社さんの言うには、2回上映後のお客さんとのQ&Aの際に答えられるかどうかガルシア監督が不安がっておられる、とのことで、まあ、ええか、と登壇したはいいけど、ガルシア監督とオレだけじゃなくってなんと3人の大御所が登壇。

これが登壇状態。舞台に直接腰掛けるのがDJ Uncle Mike。後ろ左からMAD George、akabane Sadaaki、通訳を挟んでDanny Garcia監督、そしてオレ


まずはDJ Uncle Mike! ニューヨーク在住のマイクはスペイン・バルセロナに住むガルシア監督のエージェントとして現地取材を担当。オレよりひとつかふたつ年下だから当時の詳細な年代とかはぴったり話が合う!元Epicのプロデューサーだからそりゃ詳しい!オレも大いに影響を受けたB52's、DEVO、Pretendersなんかをマクシズで見てたというから殺したろかと思うぐらいだ!
そしてオレと同郷、兵庫県は西宮市出身のScreaming MAD GEORGE!
オレよりふたつ年長だが、オレがザ・スターリンなんかやってる間にニューヨークへ渡り、現在のご活躍はご存じの通りだが、78年頃マクシズにも出演を繰り返し、なんとこの映画にも出演!
さらにAkabane Sadaakiさんが恐ろしい。なんと78年、ロードムービーを撮影しがてら終着のニューヨークにたどりついた夜、マクシズでの出し物がシド・ビシャス(爆糞)!それを難なくフィルムに収めた数日後、シドが死ぬ。
すなわちこのフィルムは最後の最後のシドのライブを収めた唯一無二のフィルムなワケ。それを映画化したのが今日5/6から「ナイト クラビング」と同時併映される「シド:ザ・ファイナル・カーテン」だ!

というワケでこのQ&Aコーナー、オレの立場がなかったことがお判りいただけよう(大糞核爆)!

アフターパーティーの様子
アフターパーティーの様子


そしてアフターパーティーは新宿から場所を映して下北沢のロックバー、ぷあかう。ここへ移動してもたくさんのファンが待ち伏せしていてえらいことに。
まあ、ともかく楽しく、そして70年代のニューヨークのパンクシーンについてずいぶんな知見を得た夜ではあった。

これが今日から併映されるAkabane Sadaakiの映画、SID:THE FINAL CURTAIN"
ガルシア監督の次回作はすでに決まっていて、なんとシドとナンシーがえらいことになったチェルシーホテルがテーマだ!

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