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子供が親から消えてゆく

要約

明確なビジョン、理解、目的のない厳しさは、家族関係の崩壊をもたらすことがあります。さらに結果として、子供は親から消えてゆきます。家族関係の負のサイクルを自ら作り出しています。

内容

子供が社会に出てから、連絡を親ととらなくなることがあります。親は育ててやったのに、親孝行をしない子だと感じるかもしれません。しかし、子供が親に連絡をしなくなるのは理由があります。その可能性のいくつかについて言及しています。

思い

力も経済力もない子供は、親から言われたことに従うでしょう。それでも子供は、自分に厳しくしてくる親に対して、できる限りの抵抗をしながら生きることになります。例えば、反抗的な態度をとるや、悪事をするなど。そして、親元から離れる機会が来た時、開放された気持ちと共に姿を消してゆきます。

多くの親が行っている言動は、もしかしたら負のサイクルを構築し、そこに自分の子供を、自身と一緒に入れ込んでしまっているかもしれません。

子供の為にと思っていることが、実際には逆効果の可能性があります。そして、それは家族の一生に影響を与えることかもしれません。

多くのことを知って、多角的な視点から子供を育てられる雰囲気ができることを願っています。

本文

18歳辺りは、個人として自立することが多くなる段階かと思います。

大学に通う人もいれば、働く人もいるでしょう。

親元から離れて、自分で生活を設計し、実行に移してゆきます。

新しい環境に身を置くことで、今まで出会ったことのない価値観を持つ人と触れ合う機会も増えます。

そんな中、親元、又は家族を離れて以降、連絡を全く取らなくなる人、さらには音信不通になる人がでてくることがあります。

親は心配になったり、文句を言うこともあるかもしれません。

"うちの子は一体何をしているのか"

"親には連絡くらい入れろ"

"誰が育ててやったと思ってるんだ、感謝をみせろ"

などなど。

子供はなぜ親と連絡を取らなくなるのか。

あらゆる可能性の中のいくつかを紹介します。

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