今日も一人でコツコツと

「手を気をつけてくださいね」

昨日、ピスタチオフラッペを提供した後、去り際に言われました。

（最近ピスタチオの事ばかり書いてるな）

嬉しいな。

心配される事よりも、読んでくれてるのが。

剥くのが大変だ。

何回も書いたり、店頭で愚痴ってます。

仲の良い人には「注文するな」と言ってます。

すると奇特な人も現れるようになり、

「私が剥きます、無給でいいです」

そんな人が一人じゃない。

これは予想外だ。

世の中にはこんなにも母性に溢れた人が多いのか。

いやはや、本当にありがたい。

でも、一人で剥くんですけどね。

当たり前だけど。

これは人を信用してないとかじゃなく、その人が嫌いな訳でもなく、なんか苦手なんです。

みんなでわいわいってのが。

あと、手伝ってもらうのに申し訳無さを感じてしまう。

自分が頑張れば出来る事をやってもらう罪悪感も。

少し嫌らしい事を書くと、今回みたいな場合、

営業終了後に『ピスタチオ剥き大会』やります！参加したい方はDMください！ドリンク振る舞います！店主の指を守ろう！

みたいなのをやったら少し盛り上がると思うんです。

（名前が致命的にダサい）

（なんだピスタチオ剥き大会って）

（最後の指を守ろうってのも鼻につくな）

SNSでも拡散してくれるだろうし、来てくれたお客さんとの距離も縮まる。

普段はゆっくり話せない分、こういう時だからこそ話せる事とかもあるだろう。

きっと、ノリの良いコーヒー屋だったらやってるんだろうな。

農園ツアーみたいなのをやってる所もあるし。

それで、なんかあのコーヒー屋は雰囲気良いよね。

みたいな認知をされるんだろうな。

でも、それは無理だ。

陰か陽で言ったら間違いなく陰の僕には。

皆を巻き込んで火を大きくする。

これよりも、

コソッとやって静かに小さく燃え続ける。

こっちの方が性に合っている。

ここだよー！見つけてくれー！面白いことしてますー！

って、人よりも、

好きな人だけが来てくださいね、誰しもが楽しめる訳じゃないんで。

こっちが好き。

って事で、今日もコツコツと剥くのでした。

手伝いますよって言ってくれる方、本当に嬉しいです。

気持ちだけ有り難く受け取りますね。

あと、遠慮なく注文して大丈夫なんで。

店の人が大変そうだから他のを注文しよう。

これも気持ちだけ受け取っておきます。

是非飲んでほしい商品なので。

では、今日は雨。

こういう日にまとめて剥くんです。

何を観ながら剥こうか。

意外と楽しみながらやってるのでした。