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戦略的無休

「なんか気分が乗らなくてさぼりました」

出社先とは逆方向の電車に乗り、朝からお店に来てくれた子がいまして。

ちょうどそのタイミングでツイッターにトレンド入りしてたのが、このニュース。

「さぼる時もありますよね」と、同意を求めてきたので、

「俺はさぼった事ない」と無下に突き返しました。

ええ、優しくないんです。

この子には。

お昼まで仲良く話してたけど。

そんな話を書きたいんじゃなくて。

この記事には4割近い人がさぼった事(ズル休み)があり、7割近くがそれに肯定的だそうです。

特に違和感がない数字だと思います。

まあそんなもんだろう。

だから休みが無いんですよ。

僕は。

ずばり、戦略的無休。

7割の人が休んでいいと思ってくれている。

そこで、じゃあ休もうってなったら裏切りが無い。

普通なんです。

感想は無。

そんなのだと、運営の事、強いて言うなら僕の事に興味を持つ事は無い。

でも、休みが無いとなるとどうでしょうか。

それが、7年続いてたらどうでしょうか。

ちょっと興味を持ちませんか。

通ってくれてる人ほど心配になるでしょ。

本当にいつもいるんですね。と。

これが戦略的無休です。

どのコンサルタントも提案してこないでしょう。

どの経営者の本にも載っていません。

僕もこんな事を書いてるけど、おすすめしません。

絶対にやめるべき。

でも、カフェの差別化って考えた時に他になかったんです。

この前、これからカフェを開く友人と話した時にもこの話になりました。

もう差別化は出来ないと。

たまに無理した差別化を見つけるけど、寒いしな。

本質からはぶれちゃいけないのに。

戦略的無休は、そこに需要があるからなんです。

差別化の為の無休だけど、それを喜んでくれる人がいる。

「さぼりました」

この子は、そのまま家に帰らずお店に寄ってくれました。

なぜなら、その気持ちをどこかで解消したかったから。

もし、うちが定休日だったら。

もし、僕がさぼっていたら。

ぞっとする。

他人事だけど、他人事ではない。

あそこならいつも開いていて、いつもの人がいる。

この安心感がお店に足を向けさせたんだと思います。

今の時代、猛烈に働くのは称賛されないし、仕事よりもプライベートを優先する人が増えている。

良い事だと思う。

仕事の為に生きてる訳ではない。

もっとこの事実に気づくべきだと思う。

だからこそ、休まない。

そんな人が増えれば増えるほど、僕の希少性が増すから。

という事で、戦略的無休についてでした。

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