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THE LATTE TOKYOがタピオカを入れない理由
今日はタピオカについて。というのも、
https://president.jp/articles/-/32108
先日、PRESIDENT Onlineの記事タイトルがこんなのだったので、中身を読むと「流行やおいしさだけを追求したプロモーションは行わず、スターバックスの価値観に合うかどうかで判断している」などなどドリンク開発担当の方が語っていました。
わらび餅は価値観に合うんかいとか、単純にキッチンにスペースがないからだろ、とは思ったのですが、まあこの辺にしておきます。
当店も2019年は沢山の方に「タピオカやらないんですか?」と聞かれました。
タピオカはやりません。今の所。
都内ではタピオカ屋が乱立し、異業種からの参入、ファストフード、コンビニ、業務用スーパー、しまいにはタピオカランドなんかも出来たりと空前のブームでした。
それを見てか、タピオカは簡単に作る事が出来ると勘違いしている人がいますが、それは間違いです。
確かにクオリティを下げれば簡単に出来ます。レンジでチンで出来る物もあるので。
でも、これは圧倒的に美味しくない。
こんな商品を提供して恥ずかしくないのかなと思うほど美味しくない。
じゃあ品質の良い物を作ればいいと考えると思いますが、それが意外と難しいんです。
お客様がひっきりなしにやってくる一等地の路面店なら可能でしょうが、当店みたいにポツポツとお客様が来る程度だと品質の管理が非常に難しい。
さらに専門店ではないので、お客様全員がタピオカを頼む訳でもなく、ロスが多くなる事も容易に想像できます。
なので、当店はタピオカをやりません。
お客様にお金を払ってもらう程の品質を担保出来ないからです。
あとは、思い入れがない商品を提供したくないってのもあります。
喜んでくれるお客様がいたとしても、当店でやる意味、僕が作りたい理由がなければやりません。
儲かればいいだけなら、そもそも原価の高いカフェ・ラテのお店にしていませんし。
どこか本当に美味しいタピオカを作るお店があって、その商品に感動して、相手も当店を好きになってくれて、是非一緒にやりましょうとなったら話は別ですけどね。
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