飲食店経営をなめるな
「キャッシュポイントを多角化したい」という考えを持っていることから、新たなビジネスへのチャレンジということで、とりあえず始めてみることになりました。
飲食店を収入源の多角化の一つとして組み込んだ人の話。
投資の一つとしての飲食店経営。
読んでもらえば分かると思うのですが、多分なめている。
心の底からただの投資としてしか考えていないのだろう。
いかに収益化するか。
いかにリスクを抑えるか。
そんな話しか出てきません。
こんなお客さんに来てほしい。
こんな価値を提供したい。
お客さんに満足してもらいたい。
一切無いです。
ただの投資ですから。
お金さえ稼げればいいんです。
でも、稼げてない。
それでは、現在のBARの運営状況はどうでしょうか。結論から申し上げると、現状では惨敗です。
具体的な金額の開示は生々しいため避けさせていただきますが、2020年3月からのオープンということで、コロナの影響をガッツリ受ける形となってしまいました。国や自治体の支援金があるおかげで大幅赤字とはなっておりませんが、初期費用はもちろんかさんでいますし、時期が悪かったと諦めております。
コロナの影響と書いていますが、それだけじゃないんじゃないかな。
何も魅力を感じないビジネスモデルだもん。
ただの箱貸し。
”借りてくださるお客様側の責任者を仮店長として仕立てさせていただくことで、お酒の提供自体もほぼお客さんに任せることができました。”
スタッフを少人数にするには?
そうか、お客さんにやってもらえばいいのか。
文化祭かよ。
恥ずかしくないのかよ。
それで金取ってんのかよ。
この記事では、オーナー業に専念する為に以下の4つを得意げに書いています。
・凝った料理の提供は行わないBARに
・売上の柱は、スペース貸しと飲み物メインに
・スタッフを少人数にする
・無駄な時間を作らない(24時間に近い高稼働な店舗)でした。
オーナーとしては最高かもしれない。
良いマネーマシンを作るには無駄な時間と経費を使わない。
これは当然の考え方です。
でもね、現場で働く人、お客さんの事を少しでも考えたのかな。
フードロス、シェフの人件費を削る為に料理の提供を行わない。
スペース貸しでお金を生まない時間を無くす。
スタッフの代わりにお客さんにドリンクを作ってもらう。
こんなBarに誰が行きたいんだろう。
こんな箱を誰が借りたいんだろう。
こんな所で働きたい人って誰がいるんだろう。
僕にはこの店が上手くいく絵が全く見えない。
というか、これって飲食店経営なのか?
ただのスペース貸しでしょ?
カッコつけてBarを経営してるって言いたいだけなんじゃないかな。
この記事を読んで、サラリーマンでも飲食店経営出来るんだ。
って思う人はいないと思うけど、止めとくべきです。
飲食店がどうしてもやりたいって人以外は。
この人みたいにキャッシュポイントの多角化ってだけの理由なら絶対にやめたほうがいい。
断言する。
リスクとリターンの割合がおかしいのが飲食店経営です。
ほぼ潰れます。
お金が欲しいだけなら他の事に投資しましょう。
株、投資信託、ETF、REIT、コモディティ…
いっぱいあるから。
飲食店への投資は一番の悪手なんじゃないかな。
あんまり飲食店経営を軽く見ない方がいい。
なめるな。
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