お代わりと英語
今朝、外国人のお客さんが来てくれた。
日本語はあまり話せない様子。
僕も英語が話せない。
でも、そんなに困る事は無い。
メニューには英語表記があるし、カフェラテはどこの国でも飲まれてるからドリンクの説明をしなくても大丈夫。
アイスかホット、エスプレッソのシングル・ダブルの確認をするだけで滞りなく提供出来る。
逆に日本人のほうが時間がかかる事が多いな。
「エスプレッソ?」
「シングルとダブル?」
「何が違うの?」
想像出来ないか。
エスプレッソ=コーヒーかな?
シングル、ダブル=量が違うのかな?
みたいな想像力。
聞いた事ないか。
まあいいや。
上手く会話が出来ない分、笑顔と挨拶はいつも以上にしっかりして、退店された。
ちなみにアイスラテのダブルを注文。
5分後。
帰ってきた。
one more ・・・
もう一杯。
これほど嬉しい事はないけど、悔しい事もない。
接客とか、写真とか、作業したいとか。
カフェの使われ方は様々で、純粋にドリンクだけを欲する人のほうが少ないと思う。
そこに救われる部分と、割り切れない部分があって、その曖昧さが良い所だとも思ってる。
でも、この外国人は純粋にドリンクを求めてきた。
会話が出来ないから最高の接客ではなかっただろうし、5分で帰ってきてるから写真は撮ってないだろうし、うちはテイクアウトのお店だから作業は出来ない。
この、純度の高いお代わりにぐっときてしまったのです。
ちゃんとやれてるんだな、自分。
疎かにしてなかったな、自分。
みたいな。
ただ、だからこそ話したかった。
ここに悔しさがある。
もっと満足してもらえただろうし、どこがそんなに気に入ってもらえたか聞けたのに。
英語な。
やりたい事、やらなきゃいけない事の上位に常にある。
1年ぐらい店を閉めて外国に行くか。
とか、たまに考える。
常連さんに怒られそうだ。
でも、これから先、長い長い目でみると日本人を相手にした商売は厳しくなる。
英語が話せるなんて最低限のレベルだろう。
毎日営業だ!
なんて言ってる場合じゃないんだろうな。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?