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常連さんの不安を無くす為に

コーヒーを淹れるだけなら誰でも出来るようになりますが、常連様が求めているのはコーヒーだけではない。

人を雇わない事の1つ目の理由です。


一年間noteを書いていて、何回も同じことを書いているなと思った事があります。

その一つが、「差別化は人でしか出来ない」

ただ、なんとなくぼんやりと書いていても、これについて書いていたという事が多々あります。

っで、早くもそれが出てきました。

noteを書き始めて4日目の事です。

自分で書いておきながらですが、こんなに昔から考えていたのかと驚いています。

今でもこの時の気持ちは一切変わっていません。

常連さんを裏切りたくない。

2020年はそれを強く思わせてくれました。

ますます人を雇う事はないだろうなと思いました。

こんな時だからコミュニケーションを求める人が多かった年だと思います。

誰とも会わずに1日が終わる。

コミュニケーションも画面越し。

そんな日が続くと病みますよね。

不安になりますよね。

そんな人達の拠り所として機能していたと思います。

テイクアウトのお店ではありますが、一言二言話す場として。

温度のある関わりが持てる場として。

そうなると、やっぱりアルバイトに任せようとは思えない。

僕が常連さんの立場だったら嫌だ。

今日はあの人いるのかな?

みたいな不安を抱えながらお店に行くのは気持ちよくない。

っで、いなくてもきっとドリンクは買ってくれると思う。

でも、それが全く同じ味だとしても、がっかりはする。

だって、味だけが好きでうちの常連さんになってる人は極少数だと思うから。


お店を休まない理由の時に書きましたが、

「いつ来てもやっていて、いつでも飲める」

振られたときのショックの大きさを知っているから、休まずに営業しようと決めました。

これにさらに付け加えると、

「いつ来てもやっていて、いつでも飲めて、いつもと同じ人がいる」

これが常連さんの不安を無くす為には一番いいのかなと思ってます。

人でしか差別化出来ない。

これには特別なスキルや、バックボーンは必ずしも必要ではなく、

当たり前の事を日々続けていく。

それを愚直にやっていくのが今の時代は大切なんじゃないかと思うのでした。



ただ、めっちゃ大変だからね!

これからお店をやろうと考えている人。

もし万が一この文章を読んで参考にしようと思っても真似しないように。

ちゃんと休みは取るべきです。

お店を健全に運営するには、店主が健全であるのが必要条件なので。




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