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店主の考え

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2024年1月の記事一覧

2割の人が大切な理由

お店を続けるには、この2割の人が大切。 昨日、こんな事を書いて。 SNSを覗いていると、目を疑うような事が書かれてたりします。 「あそこが混んでいたから」 「あそこは休みだったので」 ・・・ これらが理由で、うちの店に来ましたよと。 そんな人の為に、どうしてやる気が出るだろうか。 その言葉を使うという事は、「別に来たくて来たわけではない」という意味に取れ。 でも、多分だけど、こんな事を書く人はそんな事を考えてもなくて。 きっと、悪気がない。 言い方を変え

味だけで、雰囲気だけで

何人の常連さんがいなくなり、何人の常連さんの頻度が減り、何人の常連さんを奪ったか。 昨日、「世はまさに戦国時代」みたいな事を書いて。 常連さんに言われました。 「近くにコーヒー屋が出来ただけで、常連さんも来なくなるんですか?」と。 ええ、来なくなります。結局は利便性なのです。 「人でしか差別化出来ない」 僕は昔からこんな事を書いているのですが、これは事実でありつつも願望に近いものでもあり。 悲しいかな、響くのは2割程度です。 そうでなければ、あのコーヒー屋も、

店が多すぎる

少なくとも店を増やす事だけが正解ではないと思うのです。 他にも理由がありますが、それはまた明日。 という事で、昨日の続き。 店が多すぎる。 以上。 ごめんなさい、ちゃんと書きます。 飲食店全般がオーバーストアと言われてますが、特にカフェ。 参入障壁の低さ、初期投資の低さ、物件取得の容易さ。 うちの店周辺のカフェの多さは散々嘆いてきたのですが、きっと他のエリアでも起きていて。 ふと、この歌詞を思い出しまして。 うおーとなってます。 (どんな感情?) お客

夢がない。とは

夢がない。 昨日書いた、店を増やすなら投資でよくないか。 とてもカフェ経営者が書く事ではないんですが、だからこそあえて。 夢が無いというのは、投資には爆発力がなく、多店舗展開には爆発力あり。 あと、純粋さに欠けるか、投資は。 なんとなくのイメージだけど。 店を増やすと、買収の話が来るかもしれないし、監修だったり、プロデュースの話だったりの確率は上がると思います。 知名度の向上、関係者と接触する確率が上がるので。 そして、店舗以外で収益を上げられるのは、非常に大

一般的な飲食店の成功とは違うけど

店を増やすとなると、考える事も増えれば、お金もかかる。 昨日の続き。 まず、最初に断っておくと、経営者は好きな事をすればよくて。 店を増やすのが好きな人、スタッフを雇うのが好きな人、売上を伸ばすのが好きな人。 経営者の数だけ考え方は違い、そのどれもが正解になる時もあれば、不正解になる時があります。 今日書きたいのは、僕と同じ考えの人が、少しはいるんじゃないかと思っていて。 カフェはやりたい。 プレイヤーでいたい。 一人でのんびりがいい。 でも、貧乏は嫌だ。

何を持って最善なのか

何を持って最善なのか。 それをまず考えるべきではないかと思うのです。 昨日、こんな事を書いて。 お店にとっての最善とは。 一般的に、売上と利益が継続的に成長する事だと思います。 その為の正攻法は、店舗を増やす事で、これが一番分かりやすい。 店舗の最終利益は売上の一割と言われているので、その一割を積み重ねていくイメージです。 業種によってはスケールメリットの恩恵が大きかったり、広告効果の期待も出来る。 だから、飲食店が店舗を増やしていくのは必然なんです。 一店

最善を尽くさなければいけない

伊坂幸太郎さんの新作「777」に出てきた、運の悪い殺し屋のセリフです。 多分、昔のnoteに、「潰れた時に後悔がないように」と、僕は書いていて。 カフェと殺し屋、フィクションとノンフィクションを一緒にするべきではないのかもしれませんが、僕はこのセリフに親近感が湧いたのです。 どんな事であれ、最善は尽くさなければいけない。 お店が潰れる原因は、お金が無くなった時。 そう思ってた当時の僕は、休む事を放棄して、一日も売上を捨てない選択をしました。 数々の先輩経営者に「無

ラーメン、イヤホン、スマホ

先日、とある人気のラーメン屋さんに行きました。 店の外に列、店の中にも列。 そんなお店です。 店内で待つという事は、食べてる人の後ろにずらりと人が並ぶ訳で。 まるで、仮面ライダー「怪奇蜘蛛男」のショッカーの如く。 (長い棒を持ってズラリと) (ベレー帽に顔にペイント) (伝われ) あまり居心地が良いものではないんですが、まあ食べてる時には忘れてるからいいか。 ただ、この「忘れる」が、悪さをする時があって。 ラーメンを食べながらアニメを見てる人がいたんです。

免罪符にはならない

「TikTokをやってて、撮影してもいいですか?」 TikTokに限らず、こんな人はいて。 インスタグラマーでとか、ティックトッカーでとか、ユーチューバーでとか。 (自分で言う事なんだ) 撮影を禁止してる訳ではないので、自由にやってもらって構わないのですが、一つ言う事があって。 「常識の範囲内でお願いしますね」と。 なるべく険がないように、気をつけて。 黙って撮影する人が殆どの中、わざわざ聞いてくる人は常識がある人なので、あえて「常識の範囲内」という言葉を使って

尾を引いてしまうだろうな

放火魔はいつ来るか分からないからさ。 昨日、こんな物騒な事を書いて。 SNSで燃えていた件もありますし、いつ火がつくかは分からないのです。 何よりも怖いのは、こういう事が起きた時に、「もういいや」と思ってしまわないかで。 僕ですら何度も思った事があるので、それが心配なのです。 オーナー兼プレイヤーの悪い所。と、最近よく書いていますが、「もういいや」もそれに当たります。 心無い言葉、心無い行動。 それらを目の当たりにすると、虚しくなるのです。 何の為に、誰の為に

言う必要のない事と、言う必要がある事

意味の無い言葉を吐き、相手を不快にさせる人が嫌いなんです。 一昨日、この事を書くはずが、脱線してしまって。 昨日はその補足に回り、今日こそはという心境であります。 取引先が納品日を間違え、「一日遅れます」と、連絡をしてきた事がありまして。 「僕は全然いいですよー」と、伝えたのです。 結構ギリギリでヒヤヒヤで、営業後に買い出しに行く事になったんだけど。 この時に「なんで?」と、聞いた所で仕様がなく、怒った所で納品日が変わる事もない。 相手も恐縮してるし、悪気があっ

言いたくなる気持ちもわかる時

「早く作って」 昨日、こんな事を言う人に対して怒りをぶつけたのですが、言いたくなる瞬間もありますよね。 と、今日は寄り添おうかと思います。 僕も言いたくなる瞬間があるので。 カジュアルを勘違いして働いてる人がいて。 もちろん、僕がその店のオーナーではないので自由にしてもらっていいんですが、真面目な性格が災いしてるのか、同業だから許せないのか、たまに見かけます。 「早く作ってよ」と、思う現場に。 二種類あって。 一つは、自分に酔っているパターン。 だらしない=

急いでるから早く作って。と、言う人

「寒い中、外で待たなきゃいけないの?」(怒) 昨日、こんな事を言うおっさんについて書いたんですが、何もおっさんが嫌いな訳ではなくてですね。 意味の無い言葉を吐き、相手を不快にさせる人が嫌いなんです。 カフェでよくあるのがこれ。 「急いでるから早く作って」 これを言った事がある人、反省してください。 今のお店でも何度か言われた事があるんですが、その度に思う。 「それを言って早くなると思ってるの?」 お店側はゆっくり作る理由がありません。 早く提供するのにこした

もしかしたら

お昼までは常連さんが多いんですが、日が落ちるとテラスに人がいないどころか、ほとんど人は来ません。 昨日、こんな事を書いて。 12月〜2月までは、例年こんな感じです。 17時に閉めてもいいぐらいで、毎年悩むんですが、営業時間を変える事はなくて。 オーナー兼プレイヤーの悪い所がでているのです。 去年までは、18時代に常連さんが来ていたので開けてました。 週に2度の人が1人、週に1度の人が1人と。 今はそれぞれに理由があって来れなくなってしまったので、開ける理由は無く