マガジンのカバー画像

店主の考え

1,072
運営しているクリエイター

2021年10月の記事一覧

時間が流れるのを助けてくれる場所と物

昨日書いた、ゼロをプラスにするんじゃなくて、マイナスをゼロに。 これは僕の性格を表してます。 気分の話です。 ゼロをプラスにする。 ようするに機嫌が良い状態。 これはあまり難しくない。 僕の場合。 自分の機嫌は自分で取る。 誰かや何かに依存せず、一人でも楽しく生きていける状態。 これが理想だと思っているので、そうなるように生きていけばいい。 取捨選択すれば難しい事ではない。 ただ、厄介なのが不意に訪れるネガティブな時。 誰かや何かが原因の場合もあれば、

特別じゃない

「今日の豆は何ですか?」 最近、新規のお客さんが多いからか立て続けに質問されました。 多分、前にも書いてるんですが、あらためて。 うちは豆を変えません。 2年目にエンデレアコーヒーさんにオリジナルブレンドを作ってもらってから変えてないんです。 これから先、変える気もありません。 どれだけ浅煎りが流行ろうが、ゲイシャみたいな特別なコーヒー豆が出てこようが変えないです。 いつ飲んでも同じ味ってのが好きなんで。 僕がお客さんだったらそういうお店に通うんで。 いつも

誰かに言われてやる事じゃない

今日はこの記事から。 遂にきたか。 借りていたお金を返さなくてはいけない。 当たり前の事だけど、考えたくないだろうな。 多分。 昔の僕はそうでした。 コロナが流行り始めた頃、飲食店経営者がこぞって言っていた事。 「借りられるうちに借りておけ」 これです。 無担保無利子。 こんな好条件で借りないのはアホだ。 そんな風潮もありました。 でも、僕はそんな言葉を無視していました。 借金は楽しくない。 経営者としては間違ってるのかもしれないけど、僕は向いてな

諦める

今朝、お店の前でちょっとしたトラブルが起きました。 テラス席の準備をしていると、店の前の道路に車が一台止まり、運転手はどこかに行ってしまったんです。 困ったのが、道路の真ん中に止めている事と、すぐ後ろに車がいるって事。 それなのに、ハザードランプをつけて車を置いてどこかに。 後ろの車の人は何が起きたのか分からず、少し間を置いた後クラクションを鳴らしました。 するとすぐに先程の運転手が戻ってきて、クラクションを鳴らした人に言ったんです。 「すぐ戻ってくるのが分かんね

独り言じゃない独り言

独り言をわざと聞こえるように呟かないでほしい。 察して欲しい。 汲み取って欲しい。 分からんでもないけど苦手です。 苦手じゃないな、嫌いです。 聞きたい事があれば聞いてほしいし、分からない事は教えます。 優しく丁寧に。 「同じやつにしよっかな」 「カフェ・ラテってなんだろう」 「ブラックコーヒーはないの?」 友達に言ってどうするんだ。 って、分かってる。 それを僕に聞いてほしいんだよな。 友達に言ってる体にして。 それで説明をしてほしい。 昔から

嫌いじゃない日常

昨日は雨だったのでゆっくりしていました。 ユーチューブを眺めていると、有名なコーヒー屋さんの動画が。 コーヒー屋もユーチューブをやる時代なのか。 確かに広告収入を得られたら大きいな。 見てみると、それを狙ってというよりも、コーヒーの魅力を純粋に拡げたい。 そんな中身だったので、すぐにお金に結びつけてしまう自分の思考を反省しました。 そんな話じゃなくて。 幾つかの動画の中に、『コーヒー屋は儲かるのか?』というタイトルがありました。 原価がこれぐらいで、家賃がこれ

機械化

今日はこの記事から。 “接客上のオペレーションで発生する一つ一つを全てデジタル化していること。” 人がやっていた事を機械がやる。 そうする事により、従業員もお客さんもストレスフリーになる。 昔の飲食店に求められていた事が変わったのかな。 お客さんとの繋がりだったりが。 大手チェーン店だったらそうかもしれない。 お客さんも求めてないし、スタッフもそれが楽しみで働く人は少ないだろう。 機械のように働いていた人が機械になっただけで、確かに違和感がない。 でも、これ

まだまだ

先日、伊坂幸太郎さんの新作を買いました。 『ペッパーズ・ゴースト』 1年半ぶりの新作。 全ての作品を読んでいる唯一の作家さんなので、毎度楽しみにしているんですが、まだ買って置いてある。 買ったのは1週間程前なのに、まだ1ページも読んでいない。 あらすじも知らない。 どんな小説かも分からない。 このドキドキ感を楽しんでる節がある。 いや、贅沢感かもしれない。 僕にはこういう癖がある。 (癖なのか?) ワンピースの100巻は買った事を忘れていて、実家に帰る時

無償の愛

「メッシが無償でプレーすると言ってくれることを期待していた。しかし我々には彼のようなレベルの選手にそれをお願いすることはできない」 バルセロナ会長の発言。 言わない方が良かったと思う発言。 素直で正直だとは思うけど。 無償の愛。 これを仕事に持ち込んでくる管理者がいたら離れたほうがいい。 おかしいから。 その先の見返りを期待出来るならいいかもしれないけど。 僕が前にいた会社でもよくあった。 今は改善されたみたいで本当に羨ましいんだけど、とんでもない時間サービ

非効率

これを改善したいって思えない。 昨日、飲食店の過酷な労働環境や、様々な無駄を無くす為に、新しい技術や仕組みが開発されてる一例を紹介しました。 それを紹介しといて、最後の結びが冒頭の一文です 改善したいって思えない。 コーヒーを売るってだけを考えると、こんな企業もでてきてる。 AIコーヒーロボット。 凄いなー。 そんな発想なかった。 この機会を作った社長はコーヒーロボットの作成と並行して、飲食店の現状をリサーチする為に大手チェーンのハンバーガー店でアルバイトをし

思考停止か哲学か

今日はこの記事から。 焼き立てパンを販売しないお店。 面白い。 パン屋さんの常識を疑い、解決する為に考えたのが冷凍。 破棄コストを無くし、職人はブラックな労働環境から開放される。 素晴らしい取り組み。 興味深かったのが、この部分。 “通常のパン屋のピークタイムは朝だが、こちらは昼と帰宅ラッシュの午後6時ごろで、むしろ朝の来店客は多くないという。” 普通のパン屋さんとはターゲットが違う所。 当たり前か。 朝、冷凍パンを買ってもオフィスで食べれないもんな。