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無償の愛

「メッシが無償でプレーすると言ってくれることを期待していた。しかし我々には彼のようなレベルの選手にそれをお願いすることはできない」

バルセロナ会長の発言。

言わない方が良かったと思う発言。

素直で正直だとは思うけど。

無償の愛。

これを仕事に持ち込んでくる管理者がいたら離れたほうがいい。

おかしいから。

その先の見返りを期待出来るならいいかもしれないけど。

僕が前にいた会社でもよくあった。

今は改善されたみたいで本当に羨ましいんだけど、とんでもない時間サービス残業をしていた。

9時間現場に立ち、終わってから事務作業。

それが当たり前になっていた。

サービス残業=無償の愛

いや、ちょっと違うか。


でも、これは必要な事だとも思っていた。

おかしいのは分かっていたけど。

働く姿を見せる事によって周りに協力してもらう。

それを狙っていた。

その先の出世も目に見えてたし。

結局辞めるんだけど、、、


沢山の不満が溜まっていた店舗で働いていたから、それをどうにかしないとと考えた。

時給を上げるとかが出来れば簡単なんだけど、それは僕の一存では無理なので、どうするか。

話を聞いて、誰よりも働く。

若いスタッフが多いからこれで結構どうにかなる。

あの人の為に頑張ろう。

そう思ってもらうには、誰よりも働く姿を見せなきゃいけない。

大変そう。

同情を誘ってでも働いてもらうにはと考えていた。

でも、それも気持ちの良いものではない。

しんどいし、申し訳無さがある。

でも、飲食店は結構こういう所が多そうだ。

誰かの無理によって成り立っている。

それを良しとする文化も何故かある。

ただ、これはやっぱり良くない。

誰かの無理が周りのプレッシャーになる。

仕事の線引が分からなくなる。

その人は良いかもしれないけど、他の人がついていけない。

ついていけない人はサボってると見えてしまう。

居心地の悪い空間の出来上がり。

全員が意識高く、モチベーションが高ければ問題ないけど、いつまでもその熱量を保つ事は難しい。

(モチベーションという言葉を日本で初めて歌詞に書いたのは小室哲哉)

(急にトリビア)

だから管理者は無償の愛を求めてはいけない。

適切な仕事量と見合った報酬。

これを徹底するだけでも気持ちよく働ける場所は作れると思う。

こんな事を書いている僕は人を雇わないんだけど。

それはきっと無償の愛を求めてしまいそうだから。

管理者には向いてない。

きっとこのバルセロナの会長も。

メッシが無償で働いたらチームメイトの誰もが給料を貰う事に申し訳無さを感じてしまうだろう。

給料を受け取ってる人はチーム愛が無いと見られる。

サポーターにも嫌われ、内からも外からもチームは崩壊する。

それを見越してメッシは移籍したのかもな。

まあ一番の原因は前会長にあるんだけど。

これを読んでる人は興味ないか。

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