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風に強く、環境に優しい。THE UMBRELLA の張り替え方法


こんにちは、松尾です。


以前、こちらの記事でもお伝えした「THE UMBRELLA」


今回は生地の張り替え方法についてお伝えします。

松尾は、ショップとオフィスの兼任スタッフです。店頭にてお客様と直接お話しながら、noteでも様々な角度から商品についてお伝えしていきます。
趣味は美術館・建築巡り、カメラを持って散歩をすること。最近は料理にも興味が湧いています。
Twitter:https://twitter.com/THE_osamu3



THE UMBRELLA 張り替えに必要なもの

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・THE UMBRELLA
・FABRIC (張り替え用生地)
・手袋

※親骨の素材であるグラスファイバーはガラスの長繊維でできています。
ごく稀ですが、親骨の表面に傷がつくことで、細かいガラス繊維が手指につく場合もありますので、張り替えをする際には手袋をご着用ください。


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THE UMBRELLA 生地の外し方

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①傘の先端のキャップを回転させ取り外す


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②親骨をしならせ、露先を骨から外す

親骨の素材であるグラスファイバーは弾力があり、ある程度曲がっても折れずに元に戻るため、風速15m/sの強風にも耐えられます。
(気象庁によると風速10m/s以上、風速15m/s未満で傘がさせなくなるそうです。)

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釣竿にも使われるような素材なので、傘の生地を外す際にも軽い力でしならせることができます。



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③全ての露先を外し終わったら先端部分から引き抜き、傘の骨から生地を取り外す


これで取り外し完了です。


THE UMBRELLA 生地の付け方

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①新しい交換用の生地を広げ、生地の中央の穴に、傘の骨の先端を差し込む


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②キャップを少し緩めに取り付ける


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③生地を外すときと同様に親骨をしならせ、生地の露先を取り付ける


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④全ての露先を取り付け終えたら、傘を広げ不具合がないか確認する
(張り替え直後は生地が少しつっぱることがありますが、時間の経過とともに馴染みます)


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⑤最後にキャップをしっかりと締める


これで張り替え完了です。
キャップの締めが不十分だと使用中に外れてしまう可能性がありますので、最後にしっかりと締めるのを忘れないようお気をつけください。


生地の廃棄方法

取り外した生地(ポリエチレン)は地域の指定に従い、「可燃ごみ」または「不燃ごみ」として分別してください。
その他リサイクル可能な廃棄方法がありましたら、そちらをご検討いただけると嬉しいです。

製品プラスチック(*1)を回収・リサイクルしている、東京都港区ではTHE UMBRELLAの生地(ポリエチレン)もリサイクル可能なようです。


*1…プラマークのないプラスチックのみでできた製品で、容器包装プラスチック以外のプラスチック類
(例:バケツ、かご、プラスチック製食器・保存容器など)

製品プラスチックを回収・リサイクルしている地域でも、当製品は対象外となる場合もございますので、お住まいの地域の問い合わせ先にご確認ください。


THEでのオススメ廃棄方法は、THE SHOPに持ってきてもらうこと。
引き取ったTHE UMBRELLAの張替え生地は、マテリアルリサイクル(*2)の資源として再利用します。

*2…廃棄物を新しい製品の原料として再利用する手法


またその他にもPLASTICITYというブランドでは、傘のビニールを利用したリサイクル製品をつくるための回収プログラムなどもあるようです。
回収したビニールは洗浄した後、傘の形のまま数枚を重ねて特殊な圧着加工を行い、その素材を利用してバッグなどを作製しています。



一本の傘を長く使い続けることが、私たちにできる環境への負荷を減らす一歩となります。

今回ご紹介したように、簡単に張り替えることができますので、
ビニール生地が傷んでしまった際には、この記事を参考に生地を張り替えていただき、THE UMBRELLAを長くお使い頂けると嬉しいです。


※当製品は株式会社サエラとのコラボレーション製品ですが、
・+TIC プラスチック
・Evereon エバーイオン
とは親骨の長さが異なります。
上記製品の張り替え生地はご利用いただけませんのでご注意ください。

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