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我が家のカフェごっこ

弱冠23歳の私が呑兵衛なのは、家族の影響が大きい。私を含め、誰一人としてアルコールには強くないのだけど、とにかくお酒を飲むのが好きなのである。ビール、ワイン、日本酒、ウイスキー、ラム酒、梅酒など常備酒が多い。いや、ちょっと多すぎだな? でも本当の話だ。

あと少し言い訳をすると、我が家はお酒だけじゃなく「飲み物」が好きな家だ。私に至っては、ちびちびゆっくり飲むのが苦手で、喉や食道に液体が通っていくことそのものに快感を感じるので、お茶や水を1日に3L程度は飲んでいる。

父は埼玉の出身で、美味しい緑茶に囲まれて育った。父の古い友人は、狭山茶という品種のお茶屋さんだ。安酒だらけの我が家だが、緑茶だけはスーパーのお茶に比べて、ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ高い物を買っている。

あまりこだわりが無い物で言えば、ちょっと探しただけでも麦茶、紅茶、玄米茶、ウーロン茶、プーアル茶、黒豆茶……6種類のお茶が見つかった。我が家のお茶ボックスは、いつもぎゅうぎゅう詰めだ。

おまけに、母は道具好きだ。

広げてみたら、思っていた以上にあった

そんなわけで、我が家では定期的にカフェごっこが開催されている。

本日のコーヒーは、職場の帰り道に買った深煎りのブレンド。

面倒だけど、豆を挽く時の感触は結構すき。そこまで力もいらないし。

なぜか家にあるサイフォンでコポコポやっていく。ズブの素人なので味の違いはよくわからない。同時に、電動のミルクホイッパ―でミルクを泡立ておく。市販の甘いミルクコーヒーは、ちょっと苦手なんだけど、たまに飲む無糖のミルクコーヒーはスッキリで美味しい。たぶん挽き立てだから余計に美味しい。

そんなに高級な物じゃなくても、自分の手で飲み物を淹れるのが肝だ。ティーパックとか、インスタントコーヒーが悪いとは言わないけれど、あともうちょっと頑張るだけでだいぶ充実感が変わる。

たくさんの飲み物に囲まれて育ってきた私が、お酒を好きになったのもごく自然と言えよう。




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