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オリオンビールでなんくるないさー

東京は世田谷区、三軒茶屋。

世田谷区といえば、高級住宅街のイメージです。明らかな豪邸は見つからなかったものの、街にはきれいな犬がいっぱい歩いていました。飼い主の皆さんも、心なしかお上品な方が多いような。衣食住に不自由なく、家族に愛されて豊かな暮らしをするペットは、ちょっと羨ましいですね。ちょっと自堕落すぎるでしょうか……。

三軒茶屋の駅前からちょっと足を運ぶと、飲み屋さんがいっぱい。いわゆる大衆居酒屋、海鮮、焼鳥、立ち飲み、チェーン店、バルまで多種多様。飲み屋街に行くと、テーマパークのような気持ちが味わえていいんですよね。「次はあのアトラクションに行こー!」って感じで、ハシゴ酒を楽しんでいるわけです。

飲み屋街に着いたのは18時とかで、各店舗すでに相当にぎわっていました。満席になっていたお店も多く、イケてる居酒屋さんに入れなかったのが残念……。三軒茶屋、今度は昼からリベンジします。

土地勘もないし、どうしようかなぁ。とあちこちフラフラしていると、
「おひとりでもどうぞ!!」
と、まさに今の私に呼びかけるような張り紙が。

外観からもすぐにわかるように、思いっきり沖縄料理のお店です。
店内ではカウンターの常連さん(ムキムキ)とバイトさんが、バスケの話で盛り上がっていました。後から入店されてきたグループも、常連さんのようで、つい通いたくなる居心地の良いお店なんでしょうね~。

チャンプルー、島らっきょ、沖縄そばなど、王道沖縄料理の数々。味が濃くて、ちょっとクセのある料理が多いのでおつまみには困りませんね。

まずは海ぶどうから。プチっと食感かと思いきや、噛むとねばりが出てくる不思議な食べ物。沖縄料理のお店に行くと、必ず頼んでしまいますね。値段は600円ですが、量がそこそこあるので想像以上の満足感。

そんでもって、飲むしかないでしょ、オリオンビール! 気分があがりますね~。普段は瓶より生ビールが好きだけど、沖縄料理の時は別ですよ。え? 私、もう中瓶飲み終わっちゃったの? ってくらい自然と身体に入っていきます。濃い味にはすっきりビールが合うんです。

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よんなー酒場さんは、どのメニューも結構ボリュームがあります。本当はメインメニューの「よんなーチキン」が食べたかったんですけど、1人だったので今回はやめておきました。お楽しみは次の機会に取っておきましょう。

この「よんなーチキン」もすごくて、お店のグリルで鶏をグルグル回転させながら焼いているロティサリーチキンなんです。考えただけでよだれが出る。

ビールはすっかり飲んでしまったので、メニューで目を引いていた「ハブ酒サワー」を注文。なんかすごいお酒なのかな……とドキドキしていたのですが、味はエナジードリンクのようなちょっと甘くて元気が出る味でした。アルコール度数は普通のサワーより高そう。

ししとうが嬉しい

サワーに合わせて頼んだのが、こちらの「ラフテー(ハーフ)」。見えますか、このツヤ感。加工してません。

お箸でほろっと崩れる柔らかいお肉に、砂糖醤油がしみ込んでいる~。脂の部分はまだしも、肉の部分もかなり柔らかいですよ。これは家じゃ作れないなぁ。味が濃いからお酒も進む進む。ハブ酒サワーはすっかり飲み切ってしまったので、泡盛「残波」のソーダ割を頼みます。ロックだとクセが強くて飲みづらいけど、ソーダ割にすると美味しいんですよね。

ここでちょっと豆知識。
豚の角煮とラフテーの違いを知ってますか?味付けが違うっていうのもあるんですが、ラフテーでは皮付きの豚肉を使うんですって。皮を落とさないから、角煮よりコラーゲンと脂がマシマシらしい。お酒に合うから、私はどっちも愛しています。

汗もかくし、ぐったりするし、暑い季節は苦手なんですが、沖縄料理を楽しむのには持ってこいですね。

家に帰ってから知ったのですが、はるな愛さんが経営されているお店だったようです。出身地は大阪、両親のご実家は愛媛ですが、沖縄料理はお好きなようなので経営に至っているんでしょうかね? (ご本人のブログ参照

少し謎は残りましたが、味は間違いなく美味しいのでイメージ通りの沖縄料理を楽しみたければぜひ。