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セリアのマカロンミックス粉で、手作りマカロン作ってみた!~敗北編~
辛い食べ物が大好きで、甘い物はあまり得意ではない。20歳を越えてから、さらにその傾向は強まっている。そんな私だが、なぜかマカロンは大好物なのである。クッキー部分のサクサク感、ガナッシュのねっちり感。カラフルで可愛い見た目も最高だ。
ただし、小さいくせに高いのが難点。1個あたり300~500円もする贅沢な食べ物だ。あぁ~、飽きるほどマカロンが食べれたらいいのになぁ~~。
マカロンが高ければ、自分で作ればいいじゃない
そんなある日のこと、なんと100円ショップのセリアでこんな物に出会った。
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メレンゲに混ぜて焼くだけで、簡単にマカロンが作れます。お好みの形に作ってバタークリームやガナッシュクリームなどをサンドしてお楽しみください。
マジか。これが100円!マカロン12個が100円!!ウキウキ気分で即購入。
平日の仕事終わり、21時。銀杏ボーイズを爆音で鳴らしながら、もくもくとマカロンを作ったので、その記録を残します。
思ってたよりマカロンって簡単に作れるじゃん!
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生地の材料はこの粉、卵白、グラニュー糖の3つだけ。作り方まで教えてくれる親切設計にBIG LOVE。本当に簡単じゃん。あいにくガナッシュの材料は無さそうだったので、メレンゲ、砂糖、バター、ラム酒を混ぜてバタークリームを作った。
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さぁ、大事なのは生地の方。今までも手作りに挑戦してみようかなぁと思うことはあったが、アーモンドパウダーとかを買ってくるのが面倒なのと、どうやら難しいらしいという話を聞いたことがあったので、長らく敬遠していたのだ。でも簡単に作れるらしいからね。やってみますわよ。
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まずはメレンゲの準備から。Mサイズ卵の白身を半分くらい使う。
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砂糖を入れた後はこんな感じ。我が家はきび砂糖を常用しているので、ちょっと茶色くなっている。まぁ味は変わらないでしょう。
次に、粉を混ぜる。
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ワンポイントアドバイス
メレンゲと本品を混ぜ合わせる時は、メレンゲの空気を潰すように混ぜ、とろとろとなめらかな状態になるまで混ぜてください。
これを巷ではマカロナージュと言うらしい。気持ちしっかりめに混ぜてみると、ゴムベラから帯のように生地が落ちていくようになった。なんか良い調子じゃない?!
たぶん生地ができたので絞っていこう。
ベーシックに丸にしよう。直径3cmが目安らしい。まぁいつも食べているようなサイズと思えば大丈夫だと思う。
ん、生地なめらかすぎて、逆さまにしておかないと垂れてきちゃうな。あ、やば、変な形になっちゃってる。意外と難しいぞ、これ。
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味は変わらないし、初めてなんてこんなものでしょう。
ここで表面を1時間乾燥させるそうです。乾燥させることで、表面にヒビが出来てしまうのを防ぐらしい。
時刻は22時過ぎ。生地を乾燥させている間に、私はお風呂に入ります。
マカロン天国までもうすぐ!あとは焼くだけ
お風呂から上がってくると、明らかに液状だったマカロンの表面に膜が張っている。形が崩れたりしていなくてよかった。ちょんと触っても指に付かない。
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160℃で余熱をしておいたオーブンを130℃に設定して15分。高温で焼くと中が硬くなってしまうかららしい。
焼き始めて2~3分でもう膨らみ始めて、ピエ(生地の下部分のひだ)ができた!めちゃくちゃ調子良いじゃん!
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その後、オーブンに呼ばれて見に行くとなんか真ん中が凹んで割れてる?そのくせに中はまだ焼けてなさそう。なんなんだ。とりあえず5分焼き時間を追加してみるも、焼けているか焼けていないのかわからない。試しに味見してみようと、シートから外そうとするとへばり付いていて剝がれてくれない。いくつかは表面だけ割れてしまった。
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マカロンが高いのにはちゃんと理由があった
相変わらずシートからは剥がれないが、もうこれ以上やっても変わらない気がする。粗熱を取って水分が抜けたらいい感じになるかもしれないし。
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無事にシートから剥がせたのは14/20。そのうち、表面が無傷なのは4/14。余った生地で作ったチビと、歪な形の物だけが生き残ったので、実質1個も成功していない。まぁまぁまぁ、味さえ良ければね!大丈夫だから!
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落ち込みながらバタークリームを挟み、さっそく1個食べてみる。
うん。
表面はカッサカサ、中はカッチカチ。奥歯に詰まって取れない。不愉快をバタークリームで挟んだ、お菓子のような何かの完成である。
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翌日、家族にも食べさせてみた。
母「なんか……ガム……?」
弟「マカロンじゃない」
失敗作を食べさせてすみませんでした。悔しいです。やっぱりマカロンって難しかったんだね……。めちゃくちゃ舐めてかかっていた。
初戦敗北の理由を考えてみる
まず、最大の理由は商品裏面の説明書きしか読まなかったこと。もっと調べろ。
色々と見てみた結果、原因は恐らく次の3つ。
メレンゲの固さが足りなかった
生地を絞った後に空気を抜かなかった
オーブンで焼くのが適当過ぎた
どうやら普通のクッキーと違って、一筋縄ではいかないらしいが、私とてこのまま泣いて市販品に逃げる女ではない。
第二回戦、リベンジマッチで会いましょう。