メカ

思ったことをつらつらと書きます。死ぬまでの備忘録、あるいは足跡のように。ためになる話はありません。

メカ

思ったことをつらつらと書きます。死ぬまでの備忘録、あるいは足跡のように。ためになる話はありません。

最近の記事

12歳の私へ。

12歳の私。小学校6年生の頃の私。 色々言いたいことはあるが、人生ってのは本当に思い通りにいかないものだよ。 私は26歳の、未来の自分。来年27歳になる。 12歳の私は今、とっても悩んでいるよね。 いじめられて、誰も理解してくれなくて、本当に孤独な気持ちだよね。いっそ死んでしまおうって、何度も何度も思ってきたよね。 親が嫌いで嫌いで仕方ないよね。毎日口うるさくて、気分で怒鳴ったりするのが本当に嫌だよね。 ずっと、20歳になったら死のうって思ってたよね。でもさ、私がここにい

    • K先生の優しさ

      以前noteで「変人教師」として紹介した、私の中学時代の担任・K先生。 当時の私は、K先生のことが好きだった。もちろん恋愛的な意味で好きだった。 K先生は当時30歳、私は14歳。その年の差16歳。 言うまでもなく、この恋が実ったら先生が犯罪者だ。 当時の私も理解していたので、「絶対言わない」と決意をした。 …だが、私は幸か不幸か嘘がつけない人間だった。 誰から見ても分かるほどに好意ダダ漏れだった。 そりゃあそうだ。放課後も教室に居残って、先生にベタベタに付き纏い…勉強を

      • 万年筆推しの文具屋店員

        私は万年筆が好きだ! …失礼。つい想いが先走ってしまいました。 私は万年筆が好きが高じて、某文房具屋でバイトをしていた。 何かしら新商品が来るのを楽しみにしているが、いかんせん入荷が遅い。あと毎日そういう環境にいるせいか、情報が遅い。 何なら以前、三菱鉛筆さんから「ジェットストリーム」というボールペンの新色「くすみカラー」(2020年の流行色らしい)が入荷したとき。 お客様から問い合わせがあって、初めてメーカーに確認したら「什器(※商品を綺麗に見せて売るための、いわば飾り

        • ペンネームを占ってみた

          私はペンネームとして 【赤碕 棗(あかさき なつめ)】 という名前を使っている。 中学時代から長いこと使っている、私のもう一つの名前だ。 正直これといった理由はなく、「あかさたな…」と言った順で携帯の文字を打っていたら「赤崎」と出てきたものの、山の方じゃ面白くないから!という理由で【赤碕】の方を採用した。 【棗】に関しても、響きだけでは男女どちらか分からないようにしたかった、というだけで、あまり深い意味は無かった。 無かったが、今になって理由を後付けしたくなった。

          万年筆の沼。

          万年筆。 達筆な人が持つ文房具。 めちゃくちゃ高い文房具。 一生ものの文房具。 私が万年筆に対し、最初に思っていたことだ。 ところが2013年。PILOT社が「カクノ」という万年筆を発売した。 (画像はPILOT社公式サイトのカクノ製品ページから引用しています) この万年筆らしくない可愛い見た目、そして何より値段が¥1000〜。 衝撃だった。 欲しいと思いながらも、当時高校生の私はすぐには買えなかった。 「万年筆って、文字が上手い人しか使っちゃいけないんだろう

          万年筆の沼。

          変人教師に救われた話

          人生の中で『恩師』として名を挙げるなら、私はK先生の名前を挙げるだろう。 私にとって、それぐらいK先生は思い出深い先生だ。何なら、毎年その話をするぐらい印象深い、話のネタに事欠かない人だ。 K先生は、私が中学2年生だった頃の担任教師だ。K先生は当時30代の男の先生で、数学教師だった。イケメンだったので女生徒から人気があった。 が、それと同時に変人でもあった。 これは別のクラスだった友人Sの談なのだが、ある時の放課後、K先生が友人Sのクラスにハサミを借りに来た。たまたま

          変人教師に救われた話

          自傷行為

          ※これはあくまでも、私個人の事例です。他の人がどうかは分かりません。 自傷行為 と聞いて、皆さんはどんな気持ちになるでしょうか。 不安な気持ちになる人、嫌な気持ちになる人、怒りたくなる人…色々な気持ちになる人がいると思います。 阿江ら(2012)によると、『回答を得られた1540人のうち約7.1%(男性3.9%,女性9.5%)には少なくとも1回以上の自傷経験があり、男女ともに自傷経験者の約半数が反復自傷経験者であった』という調査結果が出ています。 自傷行為とひとこと

          自傷行為

          +3

          【短編小説】「STATION」(全3P)

          【短編小説】「STATION」(全3P)

          +3

          優しさは見た人の記憶に残る

          あれは4年前。春もうららかな…とは言いがたい、若干汗ばむ陽気の5月の真っ昼間。所用で出かけたときのこと。 私がバス停に着くと、ベンチには1人の白髪の老人が座っていた。 その時は「先にベンチ座ってる人がいるなー」ぐらいの関心しかなかったのだが、パッと彼と目が合った時、ニコッと笑って「こんにちわ」と挨拶してきた。 まさか挨拶されるとは思ってなかったコミュ障の私は「あっ、こ、コンニチワ」と、挙動不審な挨拶を返して、ベンチからやや離れた大木の日陰でバス待ちを始めることに。 そ

          優しさは見た人の記憶に残る

          人生はクソゲーなので、終わらせたっていいじゃない

          これをここに書いて良いものかどうか、私には分かりません。愚痴です。嘆きです。そしてあくまでも私個人の考えであり、それの正解不正解も、善悪も論じる気はありません。それを分かった上でお読みください。 私は常々考えてきました。 「自分の人生を通して得られたものって、一体何なんだろうか」と。 凡人なので、凡庸に生きてきました。 小・中学校ではいじめられました。学校に行きたくないと駄々をこねたら、親に人格全否定されました。 それでも登校して、卒業しました。 勉強はできないけ

          人生はクソゲーなので、終わらせたっていいじゃない

          ガチ恋オタクと地雷 【誰かの萌えは誰かの萎え】

          古今東西、数多のオタクが存在する昨今。 そんなオタクのなかでも、とびきり難しいオタクがいる。 『ガチ恋オタク』である。 そもそもガチ恋オタクとは?な人に向けて説明すると、いわゆる『実在の芸能人や、二次元のキャラクター等と付き合いたい』という人のことである。ガチ恋ではなくリアコ(リアルに恋しているの略)、夢女子(男子)と呼ばれることもある。 かくいう私も、とあるキャラにガチ恋をしている。私の頭の中では付き合っているということになっている。この時点で頭がおかしいと言われて

          ガチ恋オタクと地雷 【誰かの萌えは誰かの萎え】

          コミュ障と雑談と心的距離感

          私が大学生の頃、企業が求めている能力は『コミュニケーション能力』だと言われました。 同時に、企業が求めている『コミュニケーション能力』と、君ら学生の思う『コミュニケーション能力』は違うんだよとも教わりました。 今回は、後者の方の『コミュニケーション能力』のお話です。 私は極度の人見知りで、知らない相手と会話するのが大の苦手です。特に雑談が苦手です。 幼い頃から『初対面の人と会話するときは敬語を使う』というのが身体に馴染んでしまった私には、大学の同期とのコミュニケーショ

          コミュ障と雑談と心的距離感

          自己紹介。

          初めまして。メカと申します。 noteを使ってみようと思ったまでは良かったものの、さて何を書こうかと迷い、とりあえず自己紹介をすることにしました。 最初に、私は何者でもありません。 モノを作るのは好きだけど、何かを成し遂げたり、賞を取ったりして公に評価されたことはありません。 世間ではそれを『凡人』と呼びます。 ちょっと悲しいですね。 才能が無くても何かを作っていないと、書いていないと、吐き出していないと、私は生きていけません。 そんな凡人の言葉が、何かになれば

          自己紹介。