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コミュ障と雑談と心的距離感

私が大学生の頃、企業が求めている能力は『コミュニケーション能力』だと言われました。

同時に、企業が求めている『コミュニケーション能力』と、君ら学生の思う『コミュニケーション能力』は違うんだよとも教わりました。

今回は、後者の方の『コミュニケーション能力』のお話です。



私は極度の人見知りで、知らない相手と会話するのが大の苦手です。特に雑談が苦手です。

幼い頃から『初対面の人と会話するときは敬語を使う』というのが身体に馴染んでしまった私には、大学の同期とのコミュニケーションがとても苦でした。

何故なら、超絶フランクに絡んでくるから。フランクに返して良いものか考えて、考えすぎて、一度ありのままに振る舞ってみました。あまりのマイペースっぷりに、周囲を唖然とさせてしまいました。

そこから私は、それなりに猫をかぶることにしています。


知らない人と会話をするって、一体全体何をどうしたらいいのか分からない。共通の話題が無いと何も喋れない。逆を言えば、共通の話題さえあれば、大体の人とは仲良くなれるということ。

そう思ってる人は、私以外にもいると思います。というかいてくれ。



そういう時、私は決まって、相手に好きなものの話題を振ることにしています。

好きなものの話題を振れば、大抵の人は饒舌に語り出します。そこから自分なりに、会話のとっかかりを見つけるようにしています。

それと、『人間は、自分の話をよく聞いてくれる人に好感を抱く』というのに基づいてます。事実かどうかは分かりませんが、まあ嫌な気分にはさせないだろう、ということで実践しています。




コミュ障で、雑談が苦手な私ですが、日々なんとか生きています。今まで生きてきました。

コミュニケーションは大事だと万年叫ばれていますけれど、心的距離感の詰め方には皆さんも気をつけてほしいなと、私は思います。

なんとか知らない人と会話するの、怖くなくなりたいですね。

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