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【だいすきなドラマシリーズ②】

こんばんは🌙
日曜日の夜は大河ドラマを見ることが楽しみです。
大河ドラマもだいすきなドラマなのですが
この作品はまた追ってね。

今日のふたつめのだいすきなドラマシリーズです。
今回わたくしが紹介するのは…
「大豆田とわ子と三人の元夫」👨👨👨👓👓👓
三年前のちょうどこの時期に放送されていたドラマです。
もうね、ご覧になったことある方は分かると思いますが
めっちゃくっちゃおもしろいですよね!
ニヤニヤしながら見てしまいます(・∀・)

大豆田とわ子と三人の元夫のあらすじ

しろくまハウジング社長の大豆田とわ子は三回離婚している。

一人目の夫は田中八作
奥渋でレストランを営んでいる。
イケメンでとにかくモテるが人間関係をサービスとしか考えていない。
何もしなくてもモテるため、オーガニックなホストと言われる。

二人目の夫は佐藤鹿太郎
カメラマン。
とにかく器が小さい。
英字新聞のシャツをいつも着ている。

三人目の夫は中村慎森
弁護士。
理屈っぽくてめんどくさくてとわ子に未練たっらたら。
パンダと焼き肉が好き。

パソコンのパスワードを忘れたことがきっかけで三人の元夫と再開する。

このドラマの魅力

う〜ん…難しい。なぜなら魅力がありすぎて伝えきれないから。
しいて言うとしたら、言葉遊びの絶妙さと、たまにくるとんでもない展開。
このドラマの脚本家の坂元裕二さんはどの作品でもそうだけど
とんでもないことをしてくる。
また記事にする予定ですが「カルテット」ではまきさんのとんでもない過去をぶち込んできたり。
いつ恋」ではこなっちゃんの情緒不安定。
いつもいつもこの方の作品に驚かされる。
このドラマは、特に大きな事件があるとかそういうものではないけれど
固定観念を自分のなかからスッと抜いてくれたり
「こいつ、スカしてんな」「こいつ、器ちいさいな」「こいつ、めんどくせぇ〜」っていう元夫たちの中にも人間らしく愛おしい部分があって丸ごと愛せてしまう。
病んでいるときや、苦しいときに見るとなんだか心がふわっと🎈軽くなる。
大好きなセリフが何個もあって、笑えるだけじゃなくて少しうるっとしてしまう。
もうね、全部が好きなんですこのドラマの。


いいんだよ、はみ出したって。

「いいんだよ、はみ出したって。嫌なものは嫌って言っておかないと、好きな人から見つけてもらえなくなるもん」
(第二話 大豆田とわ子のセリフ)

ああ、素敵だなって思ってこの言葉を手帳に書いています。
生きていれば色んな人がいて、自分も相手も人間だから好きになれる人もそうでない人もいる。
だけど、自分が嫌だなと思うことに自分を合わせていたら本当に好きなものがわからなくなってしまう。
だから、好きなものは好き。嫌いなものは嫌い。
会いたいときは会いたい。行きたくないときは行きたくない。
そうやって自分に正直になっていればきっと自分を見失わずにいられるのだろうなと思います。

自分らしくて

自分らしくて好きな人に好きって言えないなら自分らしくなくても好きな人に好きって言いたい。そうやって続けていけばそれも僕らしくなっていくと思うし。
(第七話 中村慎森のセリフ)

このセリフの背景には慎森がとわ子に
「らしくない」と言われていて。
いつも卑屈でめんどくさくて斜めに構えている慎森のストレートな
「好き」の言葉。
いつも皮肉や嫌味ばかり言う慎森。
ストレートな好きは慎森らしくないととわ子が思うのは当たり前。

✤自分らしさ
って何なんでしょうね。
周りの人が思う自分像。
例えば私だったら周りの人に「真面目」とか「しっかりしている」とか「優等生」とか「物静か」って言われるんです。
だけど、もしその私が急に踊りだしたら?急にお笑いのネタを披露しだしたら?不真面目な態度を取ったら?
きっと周りの人は言うでしょう。
「らしくない」と。
でも私だってふざけたいし不真面目なときもある。
だから思ったんです。
らしくないって
「この人はこういう人だ」
誰かが自分の価値を勝手に決めていて
自分が期待している行為から逸脱したときにこういう言葉が出るのだと。
でも、自分は自分で好きな人に好きって言いたいし
嫌なものは嫌って言いたい
たまにはふざけたいし酔っ払っちゃうことだってある。
だから、思うんです。
「らしさ」とか「らしくなさ」って言葉はフル無視して生きていっていいんだって。
人に評価された「らしさ」を一朝一夕で変えることは不可能だけれど
言葉や行動で1ミリずつ自分をシフトさせていって
自分が好きな自分を自分でつくっていく。
そうじゃなくって、つくるんじゃなくて
自分になっていく。
私も好きな人には素直に好きって言える自分でありたいなと思います。

器をさ、小さくすればいいんだよ

「器をさ、小さくすればいいんだよ。誰だってさ、苦しいときはあるよ。思ってたのと違うな。やってらんないなって時はある。そういう時にさ、我慢することないんだよ。ひとりで乗り越えることないんだよ。愚痴、こぼしていこうよ。泣き言、言っていこうよ。器が小さかろうと何だろうと、愚痴ぐらいこぼしてなきゃ、やってらんないしょ」
(第三話 佐藤鹿太郎のセリフ)

このセリフで救われるひとは多いと思います。
「器の小さな人は良くない人」「愚痴は良くない」「我慢強いことが美徳」
そんな考え、ありますよね。
誰がとかではなく、世間的な美徳として。
でもそんなこと、だれが決めたのだろう。
「苦しまないと成長できない」とか「嘘はいけない」とか。
そうなんです。
だけど実際のところ私達は
日々、ストレスや理不尽にさらされていて
弱音はいたり愚痴言ってなきゃやってられないんです。
それと、器を小さくって鹿太郎さんが言ってくれたのは
「全部全部背負ったりする必要ないよ」ってことなんですね。
器が大きいと必要のないものも背負って自分がしんどくなってしまうから。だから、器を小さくして自分が背負えるものだけ背負って
たまには弱音も愚痴もこぼしながら生きていけたらなって思った。

見れば見るほど学ぶことが多い。
その上、自分が置かれている状況によって感じ方や見えてくるものも
ぜんぜん違う。
コメディっぽいけれどどんなドラマより哲学的で自分と向き合える
バイブルのようなものだと思います。
私は一生このドラマとお付き合いしていくことになりそうです💐


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