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閉会しない螺旋階段の海で
ただひとつの音を探す

耳を澄まして
耳を澄まして

冷たくなった願いを
焚火にかざす

閉ざされた扉と囲われた塀
茂みの隙間から漏れる灯
あなたの内なる傷痕と
わたしの見せかけの矜持が
視線を交わす

色褪せた溜め息が
開かない扉を叩き続けて
擦り減った靴底から
溢れ出す嗚咽が
涙の谷を満たすまで

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