いまさら聞けない？リフォームとリノベーションの違い

住まいの改修を考えるとき、よく耳にする
「リフォーム」と「リノベーション」。
この2つの言葉、何となく違いがあるのは分かるけれど、
具体的にどう違うのか説明できない…
そんな経験はありませんか？
今回は、リフォームとリノベーションの違いについて、
分かりやすく解説していきます。

リフォームとは？

リフォームは、英語の「re-form（再形成する）」が語源です。
主に既存の建物の一部を修繕したり、
機能を改善したりする工事を指します。
例えば、以下のような工事がリフォームに該当します：

• キッチンの設備更新

• 浴室やトイレの改装

• 壁紙や床材の張り替え

• 屋根や外壁の塗装

リフォームの特徴は、
建物の基本的な構造や間取りを変えずに、
部分的な改善や修繕を行うことです。
比較的小規模で、短期間で完了することが多いのも特徴です。

リノベーションとは？

一方、リノベーションは
英語の「renovate（刷新する）」が語源です。
建物全体や間取りの大規模な改修を指し、
下のような工事が含まれます：

• 間取りの変更

• 設備の全面的な更新

• 構造壁の移動や撤去

• デザインコンセプトの一新

リノベーションの目的は、
建物の価値を高め、
新しい機能や魅力を付加することです。
単なる修繕や改善にとどまらず、
建物全体の性能やデザインを現代のニーズに合わせて刷新します。

リフォームとリノベーションの主な違い

1. 規模と範囲

   • リフォーム：部分的な改修や修繕

   • リノベーション：建物全体や広範囲の改修

2. 目的

   • リフォーム：既存の機能の修繕や改善

   • リノベーション：建物の価値向上や新しい機能の追加

3. 工期と費用

   • リフォーム：比較的短期間、低コスト

   • リノベーション：長期間、高コスト

4. デザイン性

   • リフォーム：既存のデザインを基本的に維持

   • リノベーション：デザインを大幅に変更可能

5. 構造変更

   • リフォーム：基本的に構造変更なし

   • リノベーション：構造変更を伴うことも多い

どちらを選ぶべき？判断のポイント

リフォームとリノベーション、
どちらを選ぶべきか迷った場合は、
以下のポイントを参考にしてください：

1. 予算
   予算に余裕がない場合は、
   リフォームを検討しましょう。
   部分的な改修で済むため、
   コストを抑えられます。

2. 住まいの年数
   築年数が浅い場合はリフォーム、
   古い場合はリノベーションが適していることが多いです。

3. 生活スタイルの変化
   家族構成や生活スタイルが
   大きく変わる場合は、
   間取りの変更が可能な
   リノベーションがおすすめです。

4. 建物の状態
   建物の劣化が進んでいる場合は
   全体的な改修が必要になるため
   リノベーションを検討しましょう。

5. 将来の計画
   長期的に住み続ける予定なら、
   大規模なリノベーションも検討の価値があります。

まとめ

リフォームとリノベーション、
どちらも住まいを快適にするための手段ですが
その規模や目的に大きな違いがあります。
リフォームは部分的な改善や修繕に適しており
比較的低コストで実施できます。
一方、リノベーションは建物全体の価値を高め
大幅な機能向上やデザイン変更が可能です。

どちらを選ぶかは、予算や住まいの状況、
生活スタイルの変化などを
総合的に判断する必要があります。
ちなみに弊社はリフォーム屋として
お仕事をご依頼頂くことが大半です。

住まいは私たちの生活の基盤です。
リフォームやリノベーションを通じて
より快適で機能的な空間を作り出すことで、
日々の暮らしがより豊かになるはずです。
自分に合った改修方法を選び、
理想の住まいづくりを実現してください☆