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【ボロ戸建て再生法】古びた和室をモダンな和室へ大変身させる3つの方法★

近年、築数の経過した戸建て住宅が 
売りに出されているのをよく見かけます。 
それもそのはずで2022年現在での
国内の空き家は 848万9千戸、
なんとこれは総住宅数に占める 
13.6%が空き家となり、過去最高となっています。
(引用 平成30年住宅・土地統計調査)

今回はそんな古くなったお家を購入して
住宅を再生させたい人向けに
なるべくコストを抑えて
古くなった和室をモダンで趣のある和室に
大変身させる方法をご紹介します。

①柱は隠さず塗装してしまう

築古の和室の場合、ほとんどの場合が
真壁(しんかべ)と呼ばれる
柱が露出した壁です。
この柱を隠そうとすると
壁全体をベニヤ板で
下地する必要がある為、
費用がかさんでしまいます。

ご覧の通り、真壁は柱が露出しています。
この柱は隠すより塗るのが賢明です。
まずは表面の汚れ落とす為、
濡れ雑巾で拭き取り
サンドペーパー(160-240番あたり)で
磨いた後、微量の水で薄めた
水性塗料を塗布してすぐに
乾いたタオルで拭き取ればいい感じなります。

柱が塗料を吸って木目の風合いもいい感じになりました。

②天井、壁紙、床の下地工事をする

柱の塗装が完了したら次は壁、天井です。
最近ではDIYの流行りも相まって
自分で塗れる珪藻土や漆喰など
壁、天井の仕上げは多岐にわたりますが
今回は「モダンな和室」
というコンセプトを元に
クロス仕上げにしました。(天井共)
柱を残した状態なので柱を隠すよりも
安価で下地工事ができます。
天井は桟がありましたが
桟の下でベニヤを張り
すっきりした仕上げにしました。
また床はよりフローリングの風合いに近い
フロアタイルを張りますので
壁天井同様にベニヤを用いて
下地工事をしていきます。

フロアタイルとは??
フロアタイルは、ポリ塩化ビニル製を用いた
薄いタイル状の床材です。
メリットとしては
表面が固い為、傷や凹みに強く
部分的に張り替える事ができます。
逆にデメリットとしては
風合いは木ですが素材は塩ビなので
素足で歩くと冷たく、固い踏み心地です。
一見するとフローリングに見えるフロアタイル(サンゲツ/WD-1095より)


③クロス、フロアタイルの施工

ここまで下地工事が終われば
天井、壁のクロス、
床のフロアタイルを張って完成です。
ここでみんな大好き
ポイントクロスを導入する事にで
より「それらしく」なりますね。

ポイントクロスかわいい♪
押し入れの中は普通♪

あとは襖もこの機会に
張替えする方が良いですね。
襖の張替えは片面であれば
~5,000円程度が相場だと思います。

④まとめ

今回は和室再生法の実例を
ご紹介させて頂きました。
無理に洋間にするよりも
従来の和室の構造や良さを残して
リノベーションするのも
非常に趣があり良いのではないでしょうか?
少しでも皆様のお役に立てれば幸いです
それではまた~

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